オンライン申込もうしこみ→最短さいたん30分ふんで審査しんさ終了しゅうりょう→素早すばやく事業じぎょう資金しきん確保かくほ…起業きぎょう家かの資金繰しきんぐりに朗報ろうほう

　オンライン特とく化か型がたのファクタリングサービス「PAYTODAY（ペイトゥデイ）」は、オンラインで申もうし込こむとAI審査しんさにより最短さいたん30分ふんで資金しきん調達ちょうたつが完了かんりょうする。このサービスを運営うんえいするDual Life Partners（デュアル・ライフ・パートナーズ／東京とうきょう都と港みなと区く）は、米国べいこく本土ほんど、ハワイ、フィリピンなどの不動産ふどうさん物件ぶっけんを仲介ちゅうかいする。新規しんき事業じぎょうとしてファクタリングを開始かいししたのは2021年ねん1月がつ。準備じゅんび段階だんかいから事業じぎょうを統括とうかつする田中たなか取締役とりしまりやくが、ファクタリングの特性とくせいについて盲点もうてんも含ふくめてリアルに語かたる。

ファクタリングとは何なにか

――まずファクタリングの仕組しくみについて教おしえていただけますか。

田中たなか取締役とりしまりやく　ファクタリングとは「請求せいきゅう書しょの買取かいとりサービス」「売掛うりかけ債権さいけんの流動りゅうどう化か」です。事業じぎょうを行おこなっていれば必かならず売掛うりかけ債権さいけんが発生はっせいし、それが現金げんきん化かされるまでは30日にちから45日にちぐらいかかります。それまで待まっていればお客様きゃくさまから入金にゅうきんされますが、その期間きかんに広告こうこく費ひを費ついやしたいとか、人件じんけん費ひを使つかって人ひとを採用さいようしたいとか、先さきに資金しきんが必要ひつようなときにファクタリングが役やくに立たちます。私わたしたちが請求せいきゅう書しょを買かい取とって現金げんきん化かすることで、時間じかんをお金かねに変かえて先さきの売うり上あげを見込みこんでいく。これが利点りてんです。

――いつ頃ごろから普及ふきゅうし出だしたのでしょうか。

田中たなか取締役とりしまりやく　欧米おうべいではかなり前まえに普及ふきゅうしていますが、日本にっぽんでは15年ねんから20年ねんぐらい前まえから徐々じょじょに普及ふきゅうし始はじめました。銀行ぎんこうの融資ゆうしが出でにくくなったことが背景はいけいだと思おもいます。

――一般いっぱんに、起業きぎょうしたときには黒字くろじ化かするまでに赤字あかじが先行せんこうするJカーブを辿たどりますが、この期間きかんを乗のり切きる手段しゅだんとしてファクタリングは有効ゆうこうなのでしょうね。

田中たなか取締役とりしまりやく　そうですね。売掛うりかけ債権さいけんがあれば使つかえるサービスなので、売掛うりかけ債権さいけんが立たてば基本きほん的てきにどなたにも使つかっていただけます。

――下請したうけ法ほうに、納品のうひんや役務えきむをした日ひから60日にち以内いないに代金だいきんを支払しはらわなければならないという「60日にちルール」が定さだめられています。ところが発注はっちゅう側がわも受注じゅちゅう側がわもこのルールを知しらないことが多おおく、発注はっちゅう側がわの事務じむ処理しょりがズサンだったり、資金繰しきんぐりが苦くるしかったりして、60日にちを過すぎても入金にゅうきんされないケースがよくあります。この場合ばあい、ファクタリングで資金しきんを調達ちょうたつしても、御社おんしゃへの支払しはらいが滞とどこおってしまうことはないのでしょうか。

田中たなか取締役とりしまりやく　下請したうけ法ほうの影響えいきょうはあると思おもいますが、弊社へいしゃは実際じっさいの入金にゅうきんタイミングに基もとづいて契約けいやくします。法律ほうりつの影響えいきょうで60日にちという入金にゅうきんサイトはひとつの目安めやすですが、実際じっさいに過去かこの履歴りれきを確認かくにんし、実際じっさいは90日にちなら、90日間にちかんのリスクがとれるかどうか、という観点かんてんで審査しんさを行おこないます。

――創業そうぎょう期きの会社かいしゃは立場たちばが弱よわいので、3社しゃ間あいだは使つかいにくいと思おもいます。ファクタリングを使つかったことが売掛うりかけ先さきにわかってしまい、信用しんようが低下ていかしないかと懸念けねんするのではないでしょうか。

田中たなか取締役とりしまりやく　3社しゃ間あいだを希望きぼうされる場合ばあい、売掛うりかけ先さきとの長ながい取引とりひきで融通ゆうずうを効きかせたいという事情じじょうなどがあるかもしれません。あらかじめ売掛うりかけ先さきとファクタリングを使つかうことの同意どういを取とれていれば、関係かんけいが悪化あっかすることはありません。
ただし、売掛うりかけ先さきに知しられたくない、というお客様きゃくさまが多おおく、弊社へいしゃは2社しゃ間あいだファクタリングをスピーディーに行おこなえることが強つよみです。
一方いっぽう、3社しゃ間あいだファクタリングでも全すべてオンラインでの契約けいやく締結ていけつが可能かのうとなっており、かなりスピーディーに送金そうきんできます。

ファクタリングのメリットとデメリット

――ファクタリングのメリットは手数料てすうりょうを支払しはらって資金繰しきんぐりの時間じかんを買かえることですが、デメリットがあるとしたら何なにが挙あげられますか。

田中たなか取締役とりしまりやく　手数料てすうりょうが相応そうおうに高たかいことではないでしょうか。企業きぎょうの経営けいえいを安定あんていさせるためには長期間ちょうきかん借かりられる銀行ぎんこう融資ゆうしは重要じゅうような手段しゅだんで、銀行ぎんこう融資ゆうしを前提ぜんていに考かんがえると、30日にちから45日にちの資金繰しきんぐりのために5～8％の手数料てすうりょうを支払しはらって、ファクタリングを使つかい続つづけることは好このましい手段しゅだんとは言いえません。ファクタリングの役割やくわりは短期たんきのつなぎであり、1年ねん、2年ねんと使つかい続つづけるメリットは少すくないですね。

――ずっと使つかい続つづける利用りよう者しゃもいますか。

田中たなか取締役とりしまりやく　稀まれにいらっしゃいますが、利益りえき率りつが高たかい事業じぎょう者しゃ様さまですね。またリピーターになっている利用りよう者しゃさんには卒業そつぎょうを意識いしきしていただくことも重要じゅうようと考かんがえており、利用りようを始はじめてから半年はんとしとか1年ねんなど区切くぎりのタイミングで「いつ卒業そつぎょうされますか？」「どうされますか？」「順調じゅんちょうですか？」と、確認かくにんしています。
銀行ぎんこう融資ゆうし（デットファイナンス）に移行いこうできるのが美うつくしい姿すがたなので。

――創業そうぎょうして何なん年ねん以内いないには卒業そつぎょうしたほうがよいとか、利用りようするのは年としに何なん回かいまでにとどめたほうがよいとか、目安めやすはあるのですか。

田中たなか取締役とりしまりやく　創業そうぎょう期きだけでなく、10年ねん20年ねんの事業じぎょう継続けいぞくされている事業じぎょう者しゃ様さまのファクタリング利用りようは必要ひつような場面ばめんはございます。

　ポジティブな場面ばめんですが、急きゅうに売上うりあげが増加ぞうかした場合ばあいです。この場合ばあい、売上うりあげの増加ぞうかに伴ともない、運転うんてん資金しきんが増加ぞうかします。この運転うんてん資金しきんの増加ぞうかスピードに、銀行ぎんこう融資ゆうしは間まに合あわず、銀行ぎんこう融資ゆうしまでのつなぎ資金しきん（ブリッジファイナンス）としてファクタリングは有効ゆうこうです。ファクタリングは、別べつの表現ひょうげんをすれば、“売掛うりかけ債権さいけんの流動りゅうどう化か“となります。

――ファクタリングに限かぎらず、新規しんき利用りよう者しゃをリピーターとして囲かこい込こむのがビジネスの定石じょうせきなので、卒業そつぎょうを促うながす会社かいしゃは少すくないのではないでしょうか。

田中たなか取締役とりしまりやく　そうかもしれません。弊社へいしゃの収益しゅうえきだけを考かんがえれば、毎月まいつき利用りようするようなリピーターになっていただいたほうがよいのですが、ただ、それをやりたいわけではありません。

　ファクタリング事業じぎょうを始はじめるときに、社内しゃないで議論ぎろんを重かさねて「急きゅうな運転うんてん資金しきんの増加ぞうかを補おぎなうための資金しきん調達ちょうたつの選択肢せんたくしを増ふやしたい」「スタートアップ企業きぎょうやベンチャー企業きぎょうの資金しきん調達ちょうたつの多角たかく化かに貢献こうけんしたい」という趣旨しゅしを固かためました。

　弊社へいしゃの代表だいひょうとも「会社かいしゃ運営うんえいを長ながくすると、売上うりあげは増減ぞうげんあり、資金繰しきんぐりのミスマッチは生しょうじるので、長期ちょうき的てきな視点してんでサポートできる事業じぎょうが望のぞましい」と話はなし合あいました。

　スタートアップ企業きぎょうやベンチャー企業きぎょうの成長せいちょうには3段階だんかいか4段階だんかいがあります。弊社へいしゃを利用りようして卒業そつぎょうしていただいて、次つぎの段階だんかいの成長せいちょうから再ふたたびファクタリングが必要ひつようになったら弊社へいしゃがお手伝てつだいして、また卒業そつぎょうしていただくという関かかわり方かたをしたいと方針ほうしんを立たてました。儲もうけたいとうよりも、資金しきん調達ちょうたつの選択肢せんたくしを増ふやしたい、あくまで資金しきん調達ちょうたつの１ひとつを提示ていじしたい、という一心いっしんです。

――御社おんしゃのファクタリング商品しょうひんである「PAYTODAY」についてお尋たずねしたいのですが、まず買取かいとり価格かかく帯たいはどの範囲はんいが多おおいのでしょうか。

田中たなか取締役とりしまりやく　最小さいしょう買取かいとり価格かかくは10万まん円えん、買取かいとり上限じょうげんは特とくに設もうけておりませんが、多おおいのは500万まん円えんから2000万まん円えんです。

――現在げんざいの実績じっせきはどんな状況じょうきょうですか。

田中たなか取締役とりしまりやく　お蔭様かげさまで買取かいとり申込もうしこみ金額きんがくは100億おく円えんを突破とっぱしております。個人こじん及および法人ほうじんの両方りょうほうをサポートさせて頂いただいている状況じょうきょうです。

――申込もうしこみ者しゃが御社おんしゃに提出ていしゅつする書類しょるいは、本人ほんにん確認かくにん証明しょうめい書しょ、現金げんきん化かの対象たいしょうとする請求せいきゅう書しょ、直近ちょっきん6カ月かげつ間あいだの入にゅう出金しゅっきん記録きろく、それから直近ちょっきんの決算けっさん書しょですが、AIで何なにを審査しんさするのですか。

田中たなか取締役とりしまりやく　データの読よみ取とりと、貸かし倒たおせ率りつの計算けいさんで使用しようしています。

――請求せいきゅう書しょに書かかれている売掛うりかけ先さきの与信よしんは、信用しんよう調査ちょうさ会社かいしゃのデータを基もとに審査しんさするのですか。

田中たなか取締役とりしまりやく　信用しんよう調査ちょうさ会社かいしゃのデータを照合しょうごうすることもあります。そのデータから経営けいえい実態じったいの分析ぶんせきや、あるいは請求せいきゅう書しょの信しんぴょう性せいの識別しきべつなども含ふくめて、この3年間ねんかんにAIに学習がくしゅうしてもらいました。

――商業しょうぎょう登記とうき簿ぼ謄本とうほんの提出ていしゅつは求もとめないのですか。

田中たなか取締役とりしまりやく　必要ひつように応おうじて拝見はいけんしています。

――AIによって30分ふんで審査しんさされることは利用りよう者しゃにとっては便利べんりですが、利用りよう者しゃと対面たいめんしなくても大丈夫だいじょうぶなのですか。オフィスを訪問ほうもんすることで定性的ていせいてきな情報じょうほうも入手にゅうしゅできて、デフォルト率りつを引ひき下さげられるのではないかと思おもいます。

田中たなか取締役とりしまりやく　お客様きゃくさまの声こえを反映はんえいさせると、リスクをとってでもスピード重視じゅうしを求もとめる声こえが多おおく、そちらに対応たいおうする形かたちでサービスを開発かいはつしました。実際じっさいに訪問ほうもんするとデフォルト率りつは下さがりますが、やはり審査しんさに時間じかんを要ようしてしまいます。弊社へいしゃでは“リスクをとりスピード重視じゅうし“という判断はんだんを現在げんざいではしています。

――「PAYTODAY」の手数料てすうりょうは1％から最大さいだいで9.5％ですね。2社しゃ間あいだの手数料てすうりょう相場そうばは10～20％、3社しゃ間あいだは1～9％ですが、なぜそれほど手数料てすうりょうを低ひくく設定せっていできるのですか。

田中たなか取締役とりしまりやく　ひとつはオンライン特とく化か型がたにしたことが大おおきくて、効率こうりつ的てきな審査しんさを行おこない、工数こうすうがあまりかからないようにサービス体制たいせいを組くみ立たてました。

　それから、やりたいことの思おもいを先行せんこうさせて、できるだけ手数料てすうりょうを低ひくく抑おさえました。手数料てすうりょうの表示ひょうじには「1％～」という書かき方かたもありますが、申もうし込こんでみたら10％かかる場合ばあいもあります。そこに安心あんしん感かんを与あたえたいので「最大さいだいで9.5％」と表示ひょうじしているのです。

――ファクタリングを知しらない人ひとは、ファクタリング業ぎょうが許認可きょにんか制せいでないことなどを理由りゆうに、リスクの高たかい取引とりひきという警戒けいかい心しんを持もっていると思おもいます。会社かいしゃの信用しんようを訴求そきゅうするために取とり組くんでいることはありますか。

田中たなか取締役とりしまりやく　ファクタリング会社かいしゃにはゴリゴリの営業えいぎょうをかけるというイメージがあると思おもいますが、弊社へいしゃはオンラインでの申もうし込こみに特とく化かしています。しかも、スタッフの7～8割わりが女性じょせいなので、利用りよう者しゃさんから「女性じょせいが応対おうたいしてくれるので安心あんしんできるよね」と言いわれたことがあります。そういうイメージは大事だいじなのかなと思おもいました。

――利用りよう者しゃに対たいして資金繰しきんぐりの仕方しかたをアドバイスすることもありますか。

田中たなか取締役とりしまりやく　銀行ぎんこう融資ゆうしが利用りよう可能かのうな方ほうに、「銀行ぎんこう融資ゆうしが可能かのうかもしれないので申込もうしこみしてみたらいかがでしょうか？」と促うながすことはございます。ただし弊社へいしゃの本分ほんぶんではないので、あまり深ふかく関与かんよはしないようにしています。
基本きほん的てきにその点てんに関与かんよする意向いこうはないです。

――本日ほんじつはありがとうございました。

（取材しゅざい・文ぶん＝小野おの貴史たかし／経済けいざいジャーナリスト）

※本稿ほんこうはPR記事きじです。