【図解ずかい】コレ１枚まいでわかる共きょう創そうモデルとデジタル産業さんぎょうモデル

2021年とし8月つき31日にち、経済けいざい産業さんぎょう省しょうは、DXレポート2.1（DXレポート2追つい補ほ版ばん）を公開こうかいしました。このレポートの前提ぜんていとなる2020年とし12月つき28日にち公開こうかいの「DXレポート2」では、「レガシー企業きぎょう文化ぶんかからの脱却だっきゃく」や「ユーザー企業きぎょうとベンダー企業きぎょうの共きょう創そうの推進すいしん」の必要ひつよう性せいを示しめしていました。また、企業きぎょうが「ラン・ザ・ビジネス」から「バリューアップ」をめざし、アジャイル開発かいはつなどによる変化へんかへの即応そくおう性せいを追求ついきゅうし、あるべき姿すがたとしてユーザー企業きぎょうとベンダー企業きぎょうの垣根かきねがなくなっていくべきであるとも述のべられています。

しかし、一方いっぽうで「ユーザー企業きぎょうとベンダー企業きぎょうの共きょう創そうの推進すいしん」という言葉ことばが使つかわれ、「ユーザー企業きぎょう」と「ベンダー企業きぎょう」という区別くべつを残のこしていました。こうした背景はいけいを踏ふまえ、この曖昧あいまいさを排除はいじょするために、このレポートが公開こうかいされました。詳細しょうさいは原典げんてんをご覧らん頂いただくとして、特とくに注目ちゅうもくすべきは、「低位ていい安定あんてい」という言葉ことばです。本ほんレポートには次つぎのように述のべられています。

「既存きそん産業さんぎょうの業界ぎょうかい構造こうぞうは、ユーザー企業きぎょうは委託いたくによる「コストの削減さくげん」を、ベンダー企業きぎょうは受託じゅたくによる「低ていリスク・長期ちょうき安定あんていビジネスの享受きょうじゅ」というWin-Winの関係かんけいにも見みえる。

しかし、両者りょうしゃはデジタル時代じだいにおいて必要ひつような能力のうりょくを獲得かくとくできず、デジタル競争きょうそうを勝かち抜ぬいていくことが困難こんなんな「低位ていい安定あんてい」の関係かんけいに固定こていされてしまっている。

この「低位ていい安定あんてい」の関係かんけいこそが、デジタル時代じだいに我わが国くにが、存在そんざい感かんを示しめすことができない原因げんいんであるというわけだ。」

この現状げんじょうを踏ふまえ、ユーザー企業きぎょうとベンダー企業きぎょうという区別くべつを取とり払はらい、デジタル産業さんぎょうへと移行いこうすべきであるとして、次つぎのように述のべています。

「各かく企業きぎょうがそれぞれのデジタルケイパビリティを磨みがき、市場いちばで売買ばいばいしつつ、新あらたな価値かちを創出そうしゅつする中なかで成長せいちょうしていく」

ここに示しめされたことを整理せいりし、組くみ立たて直なおしたのが、このチャートです。

これまでのユーザー企業きぎょうとベンダー企業きぎょうの関係かんけいは、「受発注じゅはっちゅう型がたモデル」が、一般いっぱん的てきでした。これが、DXレポート2.1の指摘してきする「低位ていい安定あんてい」の関係かんけいを作つくり出だす原因げんいんでもあります。

ユーザー企業きぎょうの目的もくてきは、コストの削減さくげんや売上うりあげの拡大かくだいなどの「自分じぶんたちの事業じぎょうに貢献こうけんする」ことを目的もくてきとして、ベンダー企業きぎょうは、委託いたくされた「システムを開発かいはつする」ことを目的もくてきとしています。つまり、両者りょうしゃの目的もくてきが一致いっちしていません。

また、ユーザー企業きぎょうは、ベンダー企業きぎょうを競争きょうそうさせ、少すこしでもコストを削減さくげんし、ベンダー企業きぎょうは、この要請ようせいに応こたえようと、組織そしき力りょくを活いかして低ていコストで労働ろうどう力りょく／工数こうすうを集あつめ、これを増ふやすことで収益しゅうえきの拡大かくだいを目指めざします。

結果けっかとして、「ユーザー企業きぎょうは委託いたくによる「コストの削減さくげん」を、ベンダー企業きぎょうは受託じゅたくによる「低ていリスク・長期ちょうき安定あんていビジネスの享受きょうじゅ」というWin-Winの関係かんけい」を成なりたせているのです。

この「低位ていい安定あんてい」の関係かんけいこそが、我わが国くににデジタル産業さんぎょうが根付ねつかない理由りゆうであると指摘してきしています。また、この関係かんけいは次つぎのような悪循環あくじゅんかんを生うみだします。

ユーザー企業きぎょう：

• ベンダー任まかせにすることでIT対応たいおう能力のうりょくが育そだたない
• ITシステムがブラックボックス化か。
• ベンダーロックインにより経営けいえいのアジリティが低下ていか
• 顧客こきゃくへの迅速じんそくな価値かち提案ていあんができない

ベンダー企業きぎょう：

• 低ひくい利益りえき水準すいじゅん→多重たじゅう下請したうけ構造こうぞう、売うり上あげ総量そうりょうの確保かくほが必要ひつよう
• 労働ろうどう量りょうが下さがるため生産せいさん性せい向上こうじょうのインセンティブが働はたらかず、低てい利益りえき率りつのため技術ぎじゅつ開発かいはつ投資とうしが困難こんなん
• "デジタル"の提案ていあんができない

この状況じょうきょうから脱だっする方策ほうさくとして、多おおくの企業きぎょうが着目ちゃくもくするのが「共きょう創そう」です。

「共きょう創そう」とは、2004年とし、米べいミシガン大学だいがくビジネススクール教授きょうじゅ、C.K.プラハラードとベンカト・ラマスワミが、共著きょうちょ『The Future of Competition: Co-Creating Unique Value With Customers（邦訳ほうやく：価値かち共ども創そうの未来みらいへ-顧客こきゃくと企業きぎょうのCo-Creation）』で提起ていきした概念がいねんと言いわれています。企業きぎょうが、様々さまざまなステークホルダーと協きょう働はたらかして共ともに新あらたな価値かちを創造そうぞうするという概念がいねん「Co-Creation」の日本語にほんご訳やくです。

複数ふくすうの企業きぎょうが成果せいかを共有きょうゆうし、新あらたな組合くみあわせを、組織そしきを超こえて創つくり出だし、従来じゅうらいにない価値かちを生うみだすことを目指めざす取とり組くみです。

本来ほんらいの意味いみ通どおりに「共きょう創そう」という言葉ことばが使つかわれるかどうかはあやしいのですが、このチャートにある「共きょう創そう型がたモデル」が、この業界ぎょうかいにおける「共きょう創そう」となるでしょう。

「受発注じゅはっちゅう型がたモデル」の対象たいしょうとなるシステムをユーザー企業きぎょうが作つくる目的もくてきは、コストの削減さくげんが中心ちゅうしんになります。一方いっぽう、「共きょう創そう型がたモデル」は、収益しゅうえき機会きかいの拡大かくだいや売上うりあげの増大ぞうだいなどを目的もくてきとし、ユーザー企業きぎょうの事業じぎょう部門ぶもんが主導しゅどうして内うち製せいチームを組織そしきして、システムを開発かいはつすることが増ふえるでしょう。

内うち製せいにするのは、システムの開発かいはつや改善かいぜんが自分じぶんたちの事業じぎょうの業績ぎょうせきに直結ちょっけつするからであり、顧客こきゃくのニーズの変化へんかに迅速じんそくに対応たいおうしなければならないからです。

もちろん、全すべての人材じんざいを内うち製せいで賄まかなうことは容易よういなことではありません。当然とうぜん、ベンダー企業きぎょうの協力きょうりょくを必要ひつようとするユーザー企業きぎょうもあるでしょう。このようなニーズに応こたえるのが、ベンダー企業きぎょうにとっての「共きょう創そう」事業じぎょうとなるわけです。

「共きょう創そう」に組くみするベンダー企業きぎょうは、ユーザー企業きぎょうの「事業じぎょうに貢献こうけんする」こと、あるいは「事業じぎょうを成功せいこうさせること」を目指めざします。注意ちゅういしなければならないのは、「システムを作つくること」を目指めざすのではないということです。内うち製せいチームの一員いちいんとして、一緒いっしょになって「事業じぎょうの成功せいこう」のために仕事しごとをすることが「共きょう創そう」です。つまり、要求ようきゅうに応おうじて「システムを作つくるための工数こうすうを提供ていきょうする」のではなく、何なにをすべきかを一緒いっしょに考かんがえ、「事業じぎょうを成功せいこうさせるために自分じぶんたちのプロフェッショナリティを提供ていきょうする」ことへと変かわるわけです。これは、「工数こうすうを増ふやして収益しゅうえきを拡大かくだいすること」から「できるだけ少すくないコードで事業じぎょう目的もくてきを実現じつげんすること」への転換てんかんを伴ともないます。

そのためには、アジャイル開発かいはつやDevOps、クラウドやサーバーレス、コンテナやマイクロサービスといった「作つくらない技術ぎじゅつ」が前提ぜんていとなります。そんな技術ぎじゅつ力りょくや専門せんもんスキルを持もつ人材じんざいでなければ、内うち製せいチームで役割やくわりを果はたせません。従来じゅうらいのような企業きぎょうの規模きぼや組織そしき力りょくではなく、個人こじん力りょくつまりバイネームでチーム・メンバーは選別せんべつされることになるでしょう。

「作つくらない技術ぎじゅつ」が、成熟せいじゅくしてきたことで、小規模しょうきぼなIT企業きぎょうや内うち製せいでも、システムを実装じっそうできる時代じだいになりました。従したがって、大手おおてSI事業じぎょう者しゃでなければできなかった「組織そしき力りょくで工数こうすうを集あつめられる能力のうりょく」は、その価値かちを失うしないつつあります。

「共きょう創そう型がたモデル」は、スキルだけではなく、そのカルチャーも「受発注じゅはっちゅう型がたモデル」と大おおきく異ことなります。その違ちがいについては、こちらをご覧らん頂いただきください。

DXレポート2.1が提言ていげんしているのは、「デジタル企業きぎょう型がたモデル」へのシフトです。

ユーザー企業きぎょうとベンダー企業きぎょうという区別くべつを持もたず、「各かく企業きぎょうがそれぞれのデジタルケイパビリティを磨みがき、市場いちばで売買ばいばいしつつ、新あらたな価値かちを創出そうしゅつする中なかで成長せいちょうしていく企業きぎょう」であり、それら企業きぎょうが構成こうせいする産業さんぎょうを「デジタル産業さんぎょう」と呼よんでいます。

社会しゃかい全体ぜんたいでデジタル化かが進すすむ中なかで、企業きぎょうはこの不ふ可逆かぎゃく的てきな変化へんかに適応てきおうし、データとデジタル技術でじたるぎじゅつを駆使くしして新あらたな価値かちを産うみ出だすことが求もとめられている。

デジタル社会しゃかいの実現じつげんに必要ひつようとなる機能きのうを社会しゃかいにもたらすのがデジタル産業さんぎょうである。

これは、IT事業じぎょう者しゃあるいはソリューション・ベンダーと称しょうされる既存きそんのIT事業じぎょう者しゃの範疇はんちゅうではありません。デジタルで自社じしゃの可能かのう性せいを拡大かくだいし、新あらたな事業じぎょう価値かちを創出そうしゅつしようという企業きぎょうということになるでしょう。

2022年とし7月つきに公開こうかいされた「DXレポート2.2」では、さらに踏ふみ込こんだ提言ていげんがなされています。

「受発注じゅはっちゅう型がたモデル」だけで、収益しゅうえきを維持いじ、あるいは拡大かくだいすることには、もはや無理むりがあります。だから「共きょう創そう型がたモデル」だと言いうわけですが、これはスキルだけではなく、カルチャーや事業じぎょう目的もくてきの転換てんかんを求もとめられる取とり組くみであり、これまでの延長えんちょうでは実践じっせんできません。それにもかかわらず、同おなじ事業じぎょう部門ぶもんの中なかで、同おなじ業績ぎょうせき評価ひょうか基準きじゅんで、しかも、同おなじカルチャーの人ひとたちとともに「共きょう創そう事業じぎょう」を生うみだそうとの事業じぎょう目標もくひょうを掲かかげているベンダー企業きぎょうもあり、これはもう無理むり筋すじではないでしょうか。

「デジタル企業きぎょう型がたモデル」となると、経営けいえい目的もくてきの転換てんかんでもあり、業績ぎょうせき評価ひょうかのやり方かたや雇用こよう制度せいどの転換てんかんが求もとめられるわけで、経営けいえい者しゃの覚悟かくごが試ためされます。残念ざんねんなことですが、そこまで覚悟かくごを決きめているITベンダーは寡聞かぶんです。多おおくは、「受発注じゅはっちゅう型がたモデル」の延長線えんちょうせん上じょうに、「共きょう創そう事業じぎょう」を据すえているに過すぎず、各社かくしゃの公開こうかいする「共きょう創そう」の事例じれいを見みても、こじつけに感かんじることも少すくなくありません。

昨今さっこん「内うち製せい化か支援しえん」と銘打めいうったサービスを掲かかげるIT事業じぎょう者しゃも増ふえました。しかし大手おおて事業じぎょう者しゃの取とり組くみから感かんじるのは、「本腰ほんごし」というよりも、内うち製せい化かの拡大かくだいにともない「仕方しかたなく」という感かんを否いなめません。一方いっぽうで、技術ぎじゅつ力りょくのある中堅ちゅうけん中小ちゅうしょうのIT事業じぎょう者しゃの中なかには、ここに商機しょうきを見出みいだし、積極せっきょく的てきに仕掛しかけようとしているところも増ふえています。

「受発注じゅはっちゅう型がたモデル」が直ただちになくなることはありません。ならば、ここで稼かせげるうちに、「共きょう創そう型がたモデル」や「デジタル企業きぎょう型がたモデル」へと、事業じぎょうの重心じゅうしんをシフトさせておくべきではないかと想おもいます。

IT事業じぎょう者しゃにとってのDX／Digital Transformationの実践じっせんは、事業じぎょう構造こうぞうの転換てんかんを伴ともないます。これは同時どうじに、前提ぜんていとなるテクノロジーやメソドロジーの転換てんかんが必要ひつようであり、それにふさわしいDX／Developer Experienceを獲得かくとくしなくてはなりません。そうやって体験たいけん的てきに得えられた知識ちしきやノウハウを、実践じっせんを通つうじて模範もはんを示しめすことが、「お客様きゃくさまのDXの実践じっせんを支援しえんする」ための最強さいきょうの武器ぶきになるのだと思おもいます。

改あらためて申もうし上あげるまでもありませんが、DXとは「デジタルを使つかうこと」ではなく、「デジタル前提ぜんていの社会しゃかいに適応てきおうするために会社かいしゃを作つくり変かえる」です。それは、お客様きゃくさまだけのことではなく、IT事業じぎょう者しゃもまた同様どうように、時代じだいの変化へんかに合あわせ、あるいは先取さきどりする変革へんかくが必要ひつようなのだと思おもいます。

【募集ぼしゅう開始かいし】次期じき・ITソリューション塾じゅく・第だい46期き（2024年ねん5月がつ15日にち［水みず］開講かいこう）

ChatGPTをはじめとした生成せいせいAIの登場とうじょうから、わずか1年ねん半はんで、IT界隈かいわいの常識じょうしきが一気いっきに変かわってしまいました。インターネットやスマートフォンの登場とうじょうにより、私わたしたちの日常にちじょうが大おおきく変かわってしまったことに匹敵ひってきする、大おおきな変化へんかです。いま社会しゃかいは大おおきな転換てんかん点てんを迎むかえています。

システムの開発かいはつや運用うんよう、さらには様々さまざまなシスカテム案件あんけんが、「AI前提ぜんてい」となりつつあります。これに対処たいしょできるかどうかが、企業きぎょうや個人こじんを問とわず、格差かくさにつながっていくことは、紛まぎれもない現実げんじつです。ITベンダー／SI事業じぎょう者しゃの皆みなさんにとっては、これまでのビジネスの前提ぜんていが失うしなわれ、既存きそんの延長線えんちょうせん上じょうで事業じぎょうを継続けいぞくすることは、難むずかしくなるでしょう。また、ユーザー企業きぎょうの皆みなさんにとっては、内うち製せい化かを加速かそくさせるチャンスが到来とうらいしたとも言いえるでしょう。

ITに関かかわる仕事しごとをしている人ひとたちは、この変化へんかの背景はいけいにあるテクノロジーの進化しんかを正ただしく理解りかいし、自分じぶんたちのビジネスに、あるいは、お客様きゃくさまへの提案ていあんに、活いかす方法ほうほうを見みつけなくてはなりません。

ITソリューション塾じゅくは、そんなITの最新さいしんトレンドを体系たいけい的てきに分わかりやすくお伝つたえするとともに、ビジネスとの関係かんけいやこれからの戦略せんりゃくを解説かいせつし、どのように実践じっせんにつなげればいいのかを考かんがえます。

次つぎのような皆みなさんには、きっとお役やくに立たつはずです。

• SI事業じぎょう者しゃ／ITベンダー企業きぎょうにお勤つとめの皆みなさん
• ユーザー企業きぎょうでIT活用かつようやデジタル戦略せんりゃくに関かかわる皆みなさん
• デジタルを武器ぶきに事業じぎょうの改革かいかくや新規しんき開発かいはつに取とり組くもうとされている皆みなさん
• IT業界ぎょうかい以外いがいから、SI事業じぎょう者しゃ／ITベンダー企業きぎょうに転職てんしょくされた皆みなさん
• デジタル人材じんざい／DX人材じんざいの育成いくせいに関かかわられる皆みなさん

詳くわしくはこちらをご覧らん下ください。

• 期間きかん：2024年ねん5月がつ15日にち(水)すい〜最終さいしゅう回かい7月がつ24日にち(水)すい　全ぜん10回かい＋特別とくべつ補講ほこう
• 時間じかん：毎週まいしゅう（水曜日すいようび＊原則げんそく＊） 18:30〜20:30　の2時じ間あいだ
• 方法ほうほう：オンライン（Zoom）
• 費用ひよう：90,000円えん（税込ぜいこみ 99,000円えん）
• 詳細しょうさいのご案内あんないとお申もうし込こみはこちら

新入しんにゅう社員しゃいんのための「１日にち研修けんしゅう／1万まん円えん」

今年ことしで8年ねん目めを迎むかえる恒例こうれいの"新入しんにゅう社員しゃいんのための「１日にち研修けんしゅう／1万まん円えん」"の募集ぼしゅうを始はじめました。

社会しゃかい人じんとして必要ひつようなITの常識じょうしきを学まなび、ITに関かかわることのやり甲斐がいを考かんがえる

ChatGPTや生成せいせいAIの登場とうじょうでビジネスの前提ぜんていが大おおきく変かわってしまいました。DXもまた再さい定義ていぎを余儀よぎなくされています。アジャイル開発かいはつはもはや前提ぜんていとなりました。しかし、ChatGPTに代表だいひょうされる生成せいせいAIが何なにか、何なにができるのかも知しらず、DXとデジタル化かを区別くべつできず、なぜアジャイル開発かいはつなのかがわからないままに、現場げんばに放ほうり出だされてしまえば、自信じしんを無なくしてしまいます。

そんな彼かれらに、いまのITの常識じょうしきをわかりやすく、体系たいけい的てきに解説かいせつし、これから取とり組くむ自分じぶんの仕事しごとに自信じしんとやり甲斐がいを持もってもらおうと企画きかくしました。

お客様きゃくさまの話はなしていることが分わかる、社内しゃないの議論ぎろんについてゆける、仕事しごとが楽たのしくなる。そんな自信じしんを手てにして下ください。

【前提ぜんてい知識ちしきは不要ふよう】

ITについての前提ぜんてい知識ちしきは不要ふようです。ITベンダー／SI事業じぎょう者しゃであるかどうかにかかわらず、ユーザー企業きぎょうの皆様みなさまにもご参加さんか頂いただけます。

これからの営業えいぎょうの役割やくわりや仕事しごとの進すすめ方かたを学まなび、磨みがくべきスキルを考かんがえる

ChatGPTの登場とうじょうにより、ビジネス環境かんきょうが大おおきく変かわってしまいました。もはや、お客様きゃくさまからの要望ようぼうや期待きたいに応こたえて、迅速じんそくに対応たいおうするだけでは、営業えいぎょうは務つとまりません。お客様きゃくさまの良よき相談そうだん相手あいて、あるいは教師きょうしとなって、お客様きゃくさまの要望ようぼうや期待きたいを引ひき出だすことが、これからの営業えいぎょうには求もとめられています。

AIやテクノロジーに任まかせるべきことはしっかりと任まかせ、人間にんげんの営業えいぎょうとして何なにをすべきか、そのためにいかなる知識ちしきやスキルを身みにつけるべきなのか。そんな、これからの営業えいぎょうの基本きほんを学まなびます。また、営業えいぎょうという仕事しごとのやり甲斐がいや醍醐味だいごみについても、考かんがえてもらえる機会きかいを提供ていきょう致いたします。