曹操そうそうから司馬しば懿(しばい)へ――

魏ぎの興亡こうぼう、覇権はけんの移うつろいと運命うんめいを共ともにし
篤実とくじつ、賢慮けんりょ、機敏きびん、勇猛ゆうもうをそなえた
７人にんの名将めいしょう・名めい臣しんたち
中国ちゅうごく歴史れきし小説しょうせつの醍醐味だいごみここにあり！
傑作けっさく連作れんさく集しゅう

能力のうりょく重視じゅうしの合理ごうり主義しゅぎ者しゃにして詩人しじんの魂たましいを持もっていた魏ぎの創始そうし者しゃ・曹操そうそう。情じょうに厚あつかった彼かれのもとには才覚さいかくと徳とくを兼かね備そなえた傑物けつぶつが集あつまった。諫言も辞じさず魏ぎの興隆こうりゅうを支ささえた名めい臣しん・程ほど昱（ていいく）から、台頭たいとうしてきた司馬しば氏しに重用じゅうようされ蜀しょくを滅ほろぼした名将めいしょう・鄧艾（とうがい）まで、三さん国こく時代じだいの中心ちゅうしん、魏ぎを彩いろどる七なな人にんの壮烈そうれつな生涯しょうがいを掬すくい上あげた連作れんさく短篇たんぺん集しゅう。解説かいせつ・湯川ゆかわ豊ゆたか

【目次もくじ】
程ほど昱（ていいく）
張ちょう遼（ちょうりょう）
鍾繇（しょうよう）
賈逵（かき）
曹真（そうしん）
蔣済（しょうせい）
鄧艾（とうがい）
解説かいせつ　湯川ゆかわ豊ゆたか