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太平御覽 : 地部十三 - Chinese Text Project
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じゅうさん

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みなみすわえ諸山しょざん

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1 みなみすわえ諸山しょざん:
しずさん

2 みなみすわえ諸山しょざん:
江夏えなつけい》曰:しずさんざいけん東南とうなんいちひゃくいちじゅう,其山かいそびえ連接れんせつきょく澗清りゅうしげるはやしこうたかし以息しょじんさとし,棲游きゃくしずさん

3 みなみすわえ諸山しょざん:
おどろき磯山いそやま

4 みなみすわえ諸山しょざん:
江夏えなつけい》曰:ざいけんひがしきゅうじゅう,其山連接れんせつ西南せいなん俯臨大江おおえしもゆうせきいそ濤迅きゅうしょうたびおどろき駭,以為めい

5 みなみすわえ諸山しょざん:
鶴山つるやま

6 みなみすわえ諸山しょざん:
江夏えなつけい》曰:ざいけんひがしきゅう,其山斷絕だんぜつ連接れんせつきゅうつてうんむかしゆう仙人せんにんひかえづる於山,以為めいはり湘東おうすすむ安寺あてらうんづるしたがえてん而夜ひびき是也これや

7 みなみすわえ諸山しょざん:
烽火山ほうかざん

8 みなみすわえ諸山しょざん:
江夏えなつけい》曰:烽火山ほうかざんざいけん東北とうほくよんじゅうさと

9 みなみすわえ諸山しょざん:
りょうのり》曰:りょうたけしせいひとしとみぐん於此,舉烽相應そうおうめい烽火山ほうかざん

10 みなみすわえ諸山しょざん:
雞翅やま

11 みなみすわえ諸山しょざん:
江夏えなつけい》曰:雞翅さんざい縣南けんなんはちじゅうむかし有金ありかね雞飛しゅう於此,めい雞翅やま

12 みなみすわえ諸山しょざん:
舊記きゅうきうんきむみず有金ありかね雞,したがえ雞翅やまこうみなみ產金さんきん於此すいきんすい

13 みなみすわえ諸山しょざん:
闔閭やま

14 みなみすわえ諸山しょざん:
たけ昌記まさき》曰:むかし闔閭與胥屯眾於此山ためじょう曰闔閭山。

15 みなみすわえ諸山しょざん:
史記しき》曰:闔閭きゅうねん胥伐すわえ

16 みなみすわえ諸山しょざん:
また春秋しゅんじゅううん胥將へいやぶすわえひらおうはかみなたむろぐん於此やま

17 みなみすわえ諸山しょざん:
しるしやま

18 みなみすわえ諸山しょざん:
たけ昌記まさき》曰:たてまつしんけんゆうなぎさせき臨水,こうさんじゅうたけうえゆう,仿佛しるし曰印やま

19 みなみすわえ諸山しょざん:
輿地よちこころざしうん縣西けんせいゆうせき臨水,こうさんじゅうたけゆうしょためしるしさんそく是也これや

20 みなみすわえ諸山しょざん:
ついたちやま

21 みなみすわえ諸山しょざん:
たけ昌記まさき》曰:ついたちさんゆう竹長たけながいちじゅうあまりたけかこえすうしゃくつねゆうごえてんしょう,此竹焉。こん此竹。

22 みなみすわえ諸山しょざん:
もちおっとやま

23 みなみすわえ諸山しょざん:
輿地よち》曰:もちおっとさんうえ有望ゆみおっとせき石上いしがみ曾生蕪菁かぶらとげ名山めいざんうえゆう石高こくだかさんたけかたち如女じんいいもちおっとせき

24 みなみすわえ諸山しょざん:
またうんたけあきらぐんたてまつしんけんきた山上さんじょう有望ゆうぼうおっとせきじょう若人わこうどりつしゃこん相傳そうでんうんむかしゆう貞婦ていふ,其夫したがえやくどお赴國なん,攜弱はなむけおく於此さんすんで而立じりつもち其夫,乃化為石ためしいん以為めい焉。

25 みなみすわえ諸山しょざん:
みどり屏山へいざん

26 みなみすわえ諸山しょざん:
輿地よちこころざし》曰:こうみずいれ富池とみいけいちひゃくはちじゅうさととくたてまつしん上流じょうりゅうさんひゃくさと有城あるきさんさん面壁めんぺきりついちめんたかしごくみずたてまつ新大しんおおげん本名ほんみょう石城山いししろやま天寶てんぽう五載改為翠屏山。

27 みなみすわえ諸山しょざん:
きゅう宮山みややま

28 みなみすわえ諸山しょざん:
たけ昌記まさき》曰:きゅう宮山みややま西北せいほく陸路りくろしゅうひゃくはちじゅう,其山すすむ安王やすおう兄弟きょうだい九人造九宮殿於此山,とげ以為めい

29 みなみすわえ諸山しょざん:
角山つのやま

30 みなみすわえ諸山しょざん:
たけ昌記まさき》曰:てんほっ,其山ゆうごえ如吹かく,以此ためめい

31 みなみすわえ諸山しょざん:
かね臺山だいやま

32 みなみすわえ諸山しょざん:
たけ昌記まさき》曰:かね臺山だいやまざいけん東南とうなんいちひゃくうえゆうももはなほらほらがわゆう讀書どくしょこれしょあらはじめのこ石室いしむろ花木はなのきなおざいうえゆういちせきだいだいじょうゆういちかねあるときひびき遠近えんきんみな聞,がね臺山だいやま

33 みなみすわえ諸山しょざん:
たけあきらさん

34 みなみすわえ諸山しょざん:
ぞくさがせかみ》曰:すすむたけせんじょうじんはたきよし常入ときいりたけあきらやまさい茗,ぐういち長毛ながもうじんちょう丈余じょうよ,引精いたりやまきょくしめせ以叢茗而にわか而復かえ,乃探懷中かいちゅうたちばな遺精いせいせいこわ茗而

35 みなみすわえ諸山しょざん:
樊山

36 みなみすわえ諸山しょざん:
江夏えなつけい》曰:樊山,西にし陸路りくろしゅういちひゃくななじゅうさんむらさき石英せきえい山東さんとうすうじゅう有岡ありおか岡上おかがみ甚平じんべいたかしあお松綠しょうろくちくつね蔚然。其下ゆうけい,凜凜しかつねゆう寒氣さむけいいさむけいゆうわだかまりゅうせきしゃもとあきらうん:「樊山ひらけこううたげ是也これや

37 みなみすわえ諸山しょざん:
またたからさがせかみうん:樊山わかてんひでり,以火燒山やけやまそくとく大雨おおあめいま往往おうおうゆうけん

38 みなみすわえ諸山しょざん:
たけ昌記まさき》曰:樊山,まごけんつねりょう於下おしたいちうばもんりょうとくなんぶつこたえ曰:「ただりょうとくいちひょう。」曰:「なに豎其?」げん訖,ゆるがせしかけん於后りつ廟祀びょうし

39 みなみすわえ諸山しょざん:
西にしふさがやま

40 みなみすわえ諸山しょざん:
江夏えなつ風俗ふうぞく》曰:西にしふさがやまこういちひゃくろくじゅうたけ周回しゅうかいさんじゅうななたかし崿橫こう,危峰だんがん長波ちょうはしょ以東いとうちゅう高浪たかなみ為之ためゆき西にしこぼし

41 みなみすわえ諸山しょざん:
袁宏《東征とうせいうん:沿西ふさがこれたかし崿是也これや

42 みなみすわえ諸山しょざん:
またこうひょうでんうんりゅう勛敗於彭さわ走入はしりすわえこう,聞皖やめぼつとげとう西にしふさが

43 みなみすわえ諸山しょざん:
しろ雉山

44 みなみすわえ諸山しょざん:
江夏えなつけい》曰:しろ雉山,其山上やまかみゆう芙蓉峰ふようほうぜんゆう獅子じしみねきさき有金ありかね雞石,西にし出金しゅっきん南出みなみでどう礦,すすむそうりょうひね以來いらい常置じょうちりつ冶烹ねり

45 みなみすわえ諸山しょざん:
おおとり棲山

46 みなみすわえ諸山しょざん:
江夏えなつけい》曰:おおとり棲山,西北せいほく陸路りくろしゅうひゃくじゅうさとけんきょう年中ねんじゅうおおとり凰降此山,いん以為めいやまゆうせきのりくだ

47 みなみすわえ諸山しょざん:
かみ人山ひとやま

48 みなみすわえ諸山しょざん:
れきみかど》曰:かみ人山ひとやまけんねんゆう神人しんじんじょうしろ鹿しかしたがえ此山,いんため名神めいしん人山ひとやま

49 みなみすわえ諸山しょざん:
南昌山なんしょうざん

50 みなみすわえ諸山しょざん:
あきらけい》曰:南昌山なんしょうざんしゃむかしくれおう濞鑄ぜにやまゆう夜光やこうはるかのぞむ如火,以為どうしらげこう

51 みなみすわえ諸山しょざん:
りょうじゅう道志どうしうん:以豫あきらゆう銅山どうざん山中やまなかゆうひろしながれがかちゅう,其深そこ是也これややまゆうひろしがけ先生せんせいねりやくまたごうひろし崖山がけやまゆう石臼いしうすそん焉。

52 みなみすわえ諸山しょざん:
まつもんやま

53 みなみすわえ諸山しょざん:
あきらけい》曰:まつもんやましゃ,以其やままつとげ以為めいきた大江おおえ及彭蠡湖,山上やまかみゆう石鏡いじか光明こうみょうあきらじんしゃれいうんにゅう彭蠡みずうみこううん:「よじがけあきら石鏡いじか,牽葉にゅうまつもん是也これや

54 みなみすわえ諸山しょざん:
うま當山とうざん

55 みなみすわえ諸山しょざん:
きゅう》曰:うま當山とうざんこうはちじゅうたけ周回しゅうかいよんざい彭澤けんきたいちひゃくじゅうさと。其山橫枕よこまくら大江おおえやまぞう馬形まがたかいふうきゅうげき波浪はろう涌沸,ふねせん上下じょうげふところこわ山際やまぎわりつ當山とうざんびょう以祠

56 みなみすわえ諸山しょざん:
つり磯山いそやま

57 みなみすわえ諸山しょざん:
えん》曰:つり磯山いそやましゃとうただし嘗釣於此山下やました水中すいちゅういちまいかえかけかべじょうきさき化成かせいあかりゅうしたがえしつ而去。其山せきじょうなおゆうただしあとそん焉。

58 みなみすわえ諸山しょざん:
雞籠やま

59 みなみすわえ諸山しょざん:
ぐんこくこころざし》曰:しゅう雞籠さん山上やまかみゆうせき雞,かん距如せいゆう道士どうし鎮住此山つね賞玩しょうがん,雞一旦いったん毀,鎮曰:「雞既如此,われ其終乎!」はてそつ

60 みなみすわえ諸山しょざん:
女山おんなやま

61 みなみすわえ諸山しょざん:
ぐんこくこころざし》曰:しゅう女山おんなやまはじめすめらぎじょそう此山。てん昏,まい聞箏ふえこえ

62 みなみすわえ諸山しょざん:
射的しゃてきやま

63 みなみすわえ諸山しょざん:
ぐんこくこころざし》曰:射的しゃてきやましゃ古老ころう相傳そうでんうんうえゆうだまざい石壁いしかべ內,南面なんめんはるかのぞむゆうしろしょ,曾有えびすじんらい上山うえやまきさきぐう風雨ふううはてとくこん遠望えんぼう頗似しゃこうめい射的しゃてき焉。

64 みなみすわえ諸山しょざん:
石印せきいんやま

65 みなみすわえ諸山しょざん:
こころざし》曰:てん璽元ねん,鄱陽ぐんげんれきりょう山石やまいしゆう文理ぶんりなりみこげん石印せきいん神有かみあり三郎さぶろうあきら使つかい以太ろうさい,并印綬拜三郎さぶろうためおう

66 みなみすわえ諸山しょざん:
また按江うんれきりょうゆう石印せきいんさん,臨水だかひゃくたけゆうなな穿ほじ駢羅,穿ほじちゅういろあか相續そうぞくいんいい石印せきいんやま

67 みなみすわえ諸山しょざん:
龍虎りゅうこやま

68 みなみすわえ諸山しょざん:
信州しんしゅうけい》曰:龍虎りゅうこさんざいけいけんやま相對そうたい溪流けいりゅう其間,乃張てん得道とくどうやま

69 みなみすわえ諸山しょざん:
ひつじやま

70 みなみすわえ諸山しょざん:
そうひさしはつ山川やまかわ》曰:しょうやす縣西けんせいゆうひつじさんやまゆうもえせき黃白こうはく而理あら,以水灌之便びんねつわか石灰せっかい,以鼎おけこれ,烹煮じゅく

71 みなみすわえ諸山しょざん:
霄山

72 みなみすわえ諸山しょざん:
おうまこと安成やすなり》曰:萍鄉霄山,さわみず所出しょしゅつみずはた出石いずしちちてんひでり,吏人禱之,いん大木たいぼくちょうさんよんたけとう井中いなかそくあめみずかかみなと溢,輒令涌出ゆうしゅつ而雨どめぶた潛龍せんりゅうあな也。以陽きょかげかみきよし上通かみとおり扣之而必ゆうげんかんのりしょくうんおう而興しゃ也。

73 みなみすわえ諸山しょざん:
かねやま

74 みなみすわえ諸山しょざん:
裴子そうりゃく》曰:えいよしみ元年がんねんかねやまいん洪水こうずいゆうがねしたがえやま流出りゅうしゅつ時人じじんどくおくじょうけんめいじうんしん樂器がっきいん以為めい

75 みなみすわえ諸山しょざん:
また按《安成やすなりうんかねやま臨水阻峽,はるなつそく湍洑涌沸,噴上しろすな如米,りょうきし石上いしがみかくきゅうじゅうあまりさと,以之こうとしわかいちきしへんにょうのり其方豐穰ほうじょうみん以為じゅん

76 みなみすわえ諸山しょざん:
もちおおとりさん

77 みなみすわえ諸山しょざん:
むべはるけい》曰:もちおおとりさんざいしゅう西北せいほくななじゅううえ有一ゆういちほうとおかんおおとり,以此ためめい

78 みなみすわえ諸山しょざん:
あきらさん

79 みなみすわえ諸山しょざん:
むべはるけい》曰:あきらさんざいしゅうひがしろくじゅう舊名きゅうめいきずさん周回しゅうかいれんのべいちじゅうはち,袁江りゅう于其あいだ巨石きょせき枕崎まくらざき潺激,舟人ふなびと上下じょうげかたぶけくつがえめいきずやま。顧野おう輿地よちうん時人じじん以傷ためぜんせい,乃改ためあきらさん

80 みなみすわえ諸山しょざん:
石室いしむろさん

81 みなみすわえ諸山しょざん:
むべ春記はるき》曰:こおりゆう石室いしむろさんやま有數ゆうすう石室いしむろしょうれんこうじゅうあまりたけみな相似そうじかべわかゆき,萬象森羅于其所,いん以為めい

82 みなみすわえ諸山しょざん:
唐山からやま

83 みなみすわえ諸山しょざん:
輿地よちこころざし》曰:贛縣唐山からやまゆう石室いしむろ,如數せんあいだ上通かみとおりてんまどしもゆうかた榻者,二石人巾櫛而坐,はたゆう小石こいししつななしょしょうどおり,悉有せきじんしつまえゆう車馬しゃばあとはるなつくさせいしょ毒蟲どくむしはやし繁茂はんも水石みずいしかそけぜっぶた靈仙りょうぜんくつたく也。山下やましたきょじんまいへい輒聞山室やまむろゆう笳鼓しょうらくおと

84 みなみすわえ諸山しょざん:
鄧德明記めいきうんゆう石子いしこ彈丸だんがん,聚在やまかくいたりへいふく他日たじつふくゆう,其山獨立どくりつこういちせんさんひゃくたけ相傳そうでん以石しつよびためからびょういん以名焉。

85 みなみすわえ諸山しょざん:
もうか潭山

86 みなみすわえ諸山しょざん:
みなみやすし》曰:もうか潭山,俯臨清潭せいたんゆうもうかきみびょういん以名焉。

87 みなみすわえ諸山しょざん:
輿地よちこころざしうん:咸和ねん刺史しししゅえらしょりつつねゆうりょうしゃつり於此潭,とくきんくさり,縈引ぶねちゅうこうすうひゃくたけゆるがせ一物隨鎖而來,其形如水にょすいうしあかかくしろ,及見じんおどろき駭拽はし,而漁以刀だんとくすうしゃく不知ふち所由しょゆうしか也。

88 みなみすわえ諸山しょざん:
赤石山あかいしやま

89 みなみすわえ諸山しょざん:
みなみやすし》曰:赤石山あかいしやまだい石連せきれんそびえ,燦若舒霞,やまかく赤石あかいしゆう玉房たまぶさ瓊室。耆舊相傳そうでんうんそうもとよしみ年中ねんじゅう有人ゆうじん自稱じしょうやす道士どうししゃ不知ふちなんもとじん,披服はば褐,棲於此山ちゅうすうじゅうねんゆるがせしつ所在しょざい,其後有人ゆうじんふくしゃ天寶てんぽうろくねん,敕改ため玉房たまぶさやま

90 みなみすわえ諸山しょざん:
にしてい石山いしやま

91 みなみすわえ諸山しょざん:
みなみやすし》曰:にしていやまゆう大石おおいし臨水,ごう曰螺ていうんむかしゆうひんおんなくれ宿やど于亭さいにしゆるがせ夜中よなか眾螺ちょうくちらん啖其にくひんおんな乃死。其伴いん殯水はた,其冢ため巨石きょせきにしから無數むすうごう曰螺てい石山いしやま

92 みなみすわえ諸山しょざん:
上洛じょうらくさん

93 みなみすわえ諸山しょざん:
輿地よちこころざし》曰:けんしゅう上洛じょうらくさんきゃく,乃鬼るい也。かたちじんまた如人,はるか見分けんぶんあかりきんのりぞうかくれのう斫杉枋,聚于だかたかしこれじょうあずかひと交市,以木えきじんがたなおの。交關しゃぜん置物おきもの枋下,卻走避之,きゃくひろものしも枋與じんずいぶつ多少たしょう,甚信ちょく而不欺。ゆう死者ししゃまた哭泣殯葬,嘗有山行さんこうじんぐう其葬,日出ひので酒食しゅしょく以設じん山中やまなかゆう石墨せきぼくしょ

94 みなみすわえ諸山しょざん:
空山そらやま

95 みなみすわえ諸山しょざん:
みなみやすしけい》曰:空山そらやますすむ咸康ねん太守たいしゅ庾恪於西山麓さんろくちゅう建立こんりゅうしんびょう歷代れきだいいのりさいゆうれいおう

96 みなみすわえ諸山しょざん:
按《ぐんこくこころざしうん空山そらやまざいぐんみなみやまはやし果實かじつ食物しょくもついちぐんみな此山,雖名空山そらやま,其出ぶつひゃくばい於他やま

97 みなみすわえ諸山しょざん:
きむ雞山

98 みなみすわえ諸山しょざん:
みなみやすし》曰:きむ雞山,臨貢すいせきしょく如霞,其傍ゆうあなこうよんしゃく,一石正當穴口如彈丸,嘗有きん出入でいり此穴。すすむ熙中,再三さいさん有人ゆうじんはさみだんまる於穴こう為石ためし,其雞いたりこんいんごう曰金雞穴。そうひさしはつちゅうまた棲翔於此。

99 みなみすわえ諸山しょざん:
かいやま

100 みなみすわえ諸山しょざん:
みなみやすし》曰:かいさんうえゆう夜光やこう焰,はるかわか火照ほて燎于ばらしたがえかいさかのぼりゅうすうじゅうゆうせき臨水,めい曰蛟くつ天寶てんぽうろく,敕改めい夜光やこうさん

101 みなみすわえ諸山しょざん:
あずさ潭山

102 みなみすわえ諸山しょざん:
みなみやすし》曰:あずさ潭山,ゆうだいあずさじゅおうれいじょう肅武ためりゅうぶねふね斫成而牽引けんいん不動ふどううらないうん,須童男女だんじょすうじゅう人為じんいらく,乃當とくとげ其言,以童男女だんじょ牽拽,ふねぼつ於潭ちゅう男女だんじょみなおぼれ。其後天こうてん晴朗せいろう凈,仿佛若見わかみじんせん焉,よる宿やど潭邊,ある歌唱かしょうこえいんごうあずさ潭焉。

103 みなみすわえ諸山しょざん:
しばこうかいやま

104 みなみすわえ諸山しょざん:
みなみやすし》曰:しばこうかいさんかんれいみかどゆうりゅう叔喬避地於茲,そうむらがわうんしばこうはかすすむまつみだれゆうはつ其冢しゃゆるがせゆう大風おおふうかん及松かしわ悉飛わたりすいうつりじょう此峰,其棺乃化為石ためしいん而名

105 みなみすわえ諸山しょざん:
かんやま

106 みなみすわえ諸山しょざん:
みなみやすし》曰:かんやましゃ天寶てんぽうろくねん改名かいめい珠玉しゅぎょくやま。其山だかたかしゆうぜんとりくさ,嘗有じん於此山見やまみだい珠玉しゅぎょく相傳そうでんいいかんやま

107 みなみすわえ諸山しょざん:
きみやま

108 みなみすわえ諸山しょざん:
みなみやすし》曰:くんさんみどりうらら鮮明せんめいはるかのぞむわかたい榭,めい曰媧みやまた曰女姥石うばいしさんやまばん固山こやま五十里いかりうえゆうだまだいほうひろすうじゅうたけうえゆう自然しぜん石室いしむろがた風雨ふううこれ景氣けいきあかりせい,頗聞やまゆう鼓吹こすいこえ

109 みなみすわえ諸山しょざん:
ばん固山こやま

110 みなみすわえ諸山しょざん:
みなみやすし》曰:ばん固山こやまゆう石井いしいがわゆうだいどうじんつね守之もりゆき。按此石井いしいひゃくねんみずいち涌起だかすうたけどうじん以手掩之,其水きすいそくとめ。其山ばん紆峻嶒,いんごうためばん固山こやま焉。

111 みなみすわえ諸山しょざん:
かえり美山みやま

112 みなみすわえ諸山しょざん:
みなみやすし》曰:かえり美山みやまこうすうひゃくたけ遠望えんぼう嵯峨さがれい闕騰そら故老ころういいかみ闕。其山有水ありみず焉。四面しめん險峻けんしゅん自然しぜんゆう石城せきじょうこうすうじゅうたけ周回しゅうかいさんひゃくまたゆうせきかい左右さゆうだかろくじゅうたけいきおいわかそう闕,其狀にゅううんふくゆう古石ふるいししつしょく如黃きんごうためきんしつゆう鸀鳥がたしょく鮮潔,自愛じあい毛羽けば,其只しゃある鑒水,こうかげ悲鳴ひめいぜっほうとも鸞對きょうためきょ矣。山頂さんちょうゆうすぎ枋數ひゃくへんこう懸絕けんぜつ人力じんりきしょ及焉。

113 みなみすわえ諸山しょざん:
莫巨やま

114 みなみすわえ諸山しょざん:
荀伯臨川りんせん》曰:いわお內有せきじんすわ盤石ばんじゃくじょうからだゆうちりけがれのりきょう風雨ふううあらい訖晴へんたいきよしろう如玉瑩凈,みん以為じゅん焉。

115 みなみすわえ諸山しょざん:
しょうやま

116 みなみすわえ諸山しょざん:
荀伯臨川りんせん》曰:しょうやまぜっいわおけん峭,ゆう蜜蜂みつばちこれためぼう,其形如笠,さいしゃみなかか磴數じゅうたけしかこれ

117 みなみすわえ諸山しょざん:
麻山まやま

118 みなみすわえ諸山しょざん:
荀伯臨川りんせん》曰:麻山まやまあるゆう登之とししゃもちいおりだけ、彭蠡みなざい其下,ゆうれんあつしらき恒生つねお焉。またゆうかえでじゅ及數せんねんしゃ,如人がたはなこうぜん而無ひじ腳,入山にゅうざん往往おうおうこれある斫之しゃみな出血しゅっけつにん以籃かんむり其頭,明日あした,輒失籃。俗名ぞくみょうかえでおに。其山ちく稠密ちゅうみつ如麻,いんめい麻山あさやま天寶てんぽうろくねん職方しょくかたそう改名かいめいゆたかざいやま焉。

119 みなみすわえ諸山しょざん:
鄧公やま

120 みなみすわえ諸山しょざん:
信州しんしゅうけい》曰:鄧公さんざいけんきた本名ほんみょう銀山ぎんざんいん鄧公とおため鄧公じょうおおとりねんさいやまやま頹陷焉。按《開山かいさんうんそうしょうねん,邑人鄧遠けい刺史ししまめこうちん開山かいさん便びんひろ為山いざんおちいきさきじんたて鄧公びょう焉。

121 みなみすわえ諸山しょざん:
あきらやま

122 みなみすわえ諸山しょざん:
信州しんしゅうけい》曰:あきらやまざいけんひがし。其山ひさはれあめやまある,必有大雨おおあめひさはれよくはるゆう煙霧えんむぶた其頭。故老ころう相傳そうでんいのり請有けん

123 みなみすわえ諸山しょざん:
づるみねさん

124 みなみすわえ諸山しょざん:
信州しんしゅうけい》曰:づるみねさんけいけんかい,崗阜うろこきたにゅう縣境けんきょうみねじょう松樹まつきゆうづる窠,いんとくめいためづるみねさん

125 みなみすわえ諸山しょざん:
いしにじやま

126 みなみすわえ諸山しょざん:
《鄱陽》曰:いしにじさんゆう石室いしむろ中有ちゅううせきとぎひら如床,よう置數ちすうひゃくにんはた列石れっせき鄣如屏風びょうぶ篆書てんしょためはちじゅうさんゆうよこせきまたがみず而渡,ぶんいろどりあおあかわかにじ霓,いんめい為石ためしにじやま

127 みなみすわえ諸山しょざん:
ひろし崖山がけやま

128 みなみすわえ諸山しょざん:
あきら》曰:按舊けいうん古老ころう相傳そうでんむかしゆうひろしがけ先生せんせいきょ此山じょう以為めい

129 みなみすわえ諸山しょざん:
またれつせんでんうんひろし崖山がけやましゃやまゆうひろしからてら山中やまなかゆうひろしがけだんまい亢旱禱此。

URN: ctp:taiping-yulan/48