オーク単語たんご

伝承でんしょうを元もとにトールキンが創始そうしした人間にんげん型かた種族しゅぞく（ヒューマノイド）。現代げんだいのファンタジー作品さくひんでの主あるじ流りゅうである「浅あさ黒くろい（または暗くら緑色みどりいろ）の肌はだと血走ちばしり濁にごった眼めを持もち、下した顎あごがせり出だして牙きばがはみ出でている武たけ骨ほねな戦闘せんとう種族しゅぞく」というオークのイメージはほぼトールキン版はんが原点げんてんになっている。

トールキン作品さくひんでは冥めい王おうモルゴスが「捕とらえたエルフを堕落だらくさせて作つくった存在そんざい」あるいは「エルフや人間にんげんを模もして作つくった存在そんざい」の二に説せつがあり、エルフがベースになっているのは変かわらないようである。手てに取とるものや生うみ出だすものもエルフのように洗練せんれんされたデザインではなく、汚よごれていて無む骨ほねな造つくり（という感かんじで映画えいが版はんでは表現ひょうげんされている）。なおトールキン世界せかいでは「ゴブリン」はオークを指ゆびすホビット語かたりだが、後ごのファンタジー作品さくひんではゴブリンはオークの下位かい種族しゅぞく等とうに位置いちづけられる。

架か空そらの世界せかいを舞台ぶたいにしたアダルトゲームにも頻出ひんしゅつする。こちらの場合ばあいは女性じょせいキャラを陵辱りょうじょくする汚よごれ役やく＆やられ役やくとして使つかわれることがほとんどで、イノシシやブタの頭部とうぶを持もつ獣人じゅうじんのような造形ぞうけいで登場とうじょうすることが多おおい（これは日本にっぽんのファンタジー黎はじむ明あかり期きに多大ただいな影かげ響ひびきを与あたえた初期しょきの『ダンジョンズ＆ドラゴンズ』シリーズで描えがかれたイメージが元もとになっており、上記じょうき『ドラゴンクエスト』シリーズのオークや『ウィザードリィ』シリーズの末すえ弥わたる純じゅんデザインのオークも同様どうようである）が、単純たんじゅんに主あるじ流りゅうのトールキン版はんの場合ばあいもある。

性的せいてきな部分ぶぶんでは巨きょ根ね・絶倫ぜつりんなどいった満足まんぞくできる要素ようそを持もつが、それを打うち消けすほど、姿すがたは醜悪しゅうあくかつ不潔ふけつで盗ぬすむ・奪うばう・犯おかす・殺ころすなど負まけの部分ぶぶんのほうが強つよく、ひどい時ときには「ぷぎー！　ぶひー！」などまともな言げん語かたりを話はなせず、形勢けいせい不利ふりと知しるや尻尾しっぽを巻まいて逃走とうそうするか、改あらため心しんや命乞いのちごいと見みせかけて背後はいごから騙だまし討うち（だがあっさり返かえり討うちに遭うぐらいの見みえ見みえの小しょう芝居しばい）を仕掛しかける程度ていどの知性ちせいは持もっている。

魔界まかいを拠点きょてんとする戦闘せんとう民族みんぞく。鍛錬たんれんと強者きょうしゃとの戦たたかいを至上しじょうの喜よろこびとする種族しゅぞくであり、アイギス様ようの封印ふういんが崩壊ほうかいしたのを切きっ掛かけに強者きょうしゃとの戦たたかいを求もとむめて地上ちじょうに進出しんしゅつした。
大おおまかに分わかれて、他た種族しゅぞくとの混血こんけつである緑みどり肌はだのオークと純血じゅんけつである黒くろ褐色かっしょく肌はだのハイオークに分わかれている。価値かち観かんが「戦たたかい、鍛錬たんれん>>>>性欲せいよく」の連中れんちゅうなので、ソーマちゃんのような美少女びしょうじょが目めの前まえにいても特とくに気きにしない、オークの結婚けっこんも互角かくの実み力ちからが無むければできないという徹とおる底そこぷりである（そのせいか仲間なかまになるオーク女性じょせいはみんな処しょ〇だったりする、しかも相手あいてが強つよければ種族しゅぞくは問とわないという）。
ユニット共通きょうつうの性せい能のうとしては、HPが下さがれば下さがるほど攻撃こうげきスピードがアップするというもの。敵てきとして登場とうじょうすると、半端はんぱな受うけでは回復かいふくスピードが追おい付つかず蒸発じょうはつする可か能のう性せいがある。味方みかたの場合ばあい、回復かいふくさせると攻撃こうげきスピードが上あがらず、真しん価あたいを発揮はっきしづらいのが難点なんてん。