ボレロ単語たんご

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ボレロとは、

1. 前まえが開ひらいた、ウエストまでの短みじかい上着うわぎ。
2. スペインの民族みんぞく舞踊ぶようおよび舞曲ぶきょく。クラシック音楽おんがくの世界せかいではモーリス・ラヴェル作曲さっきょくのバレエ音楽おんがく、フレデリック・ショパン作曲さっきょくのピアノ曲きょくなどが知しられている。

ここでは、モーリス・ラヴェルの作曲さっきょくしたバレエ音楽おんがくについて解説かいせつする。

概要がいよう

1928年ねん、バレエ用ようの曲きょくとして作曲さっきょくされ、11月にパリオペラ座ざで初演しょえんが行おこなわれた。

14～17分ふんほどの演奏えんそう時間じかん中ちゅう、最初さいしょから最後さいごまでず～っと同おなじリズムを同おなじテンポで刻きざむスネアドラムの上うえで2種類しゅるいのメロディを繰くり返かえし繰くり返かえし楽器がっきを替かえながら演奏えんそうするだけ、という単純たんじゅんかつ独特どくとくな構成こうせいの珍ちん曲きょく。

フルートの弱々よわよわしい旋律りつから始はじまりトランペットを中心ちゅうしんとした大だい編成へんせいの楽器がっき隊たいが高たからかにメロディを奏そうで終幕しゅうまくするまで、ひとつの巨大きょだいなクレッシェンドで表現ひょうげんされており、そのドラマチックな構成こうせいと得とくも言いわれぬ高揚こうよう感かんで人気にんきを得えている。
映画えいが、ドラマ、アニメ、バラエティ番組ばんぐみ、CM、フィギュアスケートなどさまざまな場面ばめんで頻繁ひんぱんに使用しようされているため、一いち度どは聴きいた事ことがあるという方ほうも多おおいのでは。

中盤ちゅうばんあたりまでメロディを奏かなでる楽器がっきはほぼソロ演奏えんそうなため、個人こじんの力ちから量りょうがモロに露呈ろていされてしまう演奏えんそうする側がわにとっては逆ぎゃくに辛つらいところが多おおい難曲なんきょくとされている。（→ボロロ）
特とくにトロンボーンのソロ演奏えんそう箇所かしょでは10分ふん弱じゃくの待機たいきの後のちいきなり最高さいこう音域おんいきを出ださなければいけないので世界せかい最高峰さいこうほうのプロでさえ完璧かんぺきに演奏えんそうしきるのは難むずかしい「ボレロ最大さいだいの難所なんしょ」と呼よばれている。
同おなじリズムを169回かいひたすら叩かなければいけないスネアドラムの辛つらさは言いわずもがな。

バレエの演劇えんげきでは「一人ひとりの踊おどり子こが酒さけ場ばで足慣あしならしをしていたらだんだんノッてきて客きゃくも踊おどり出だした」というストーリーで演えんじられている。 

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クラシック演奏えんそう

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バレエ実演じつえん

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