メ・ガベリ・グとは、特撮ドラマ「仮面ライダークウガ」に登場する幻のグロンギである。
概要
2001年刊行のてれコロコミックに掲載された漫画「仮面ライダークウガ EXTRA EPISODE 信頼」に登場するペリカン種グロンギ。このため本編未登場である。警察での名称は未確認生命体第34号。作者は上山道郎氏。時系列的には第22話の後日談に相当する。メ・ガルメ・レが倒され、メ集団はガリマとガベリしか残っていない状況であった。
漫画が掲載された時には既にクウガは完結していたが、作者が筋金入りのクウガファンだったため編集部を通して東映から資料を貰い、描き上げたという小話がある。ガベリの設定、ゲゲル、物語など大まかな原案・設定を基に描かれており半公式の作品となっている。この漫画は作者自身がネット上にアップロードしているため、全ページ読む事が出来る。
ちなみに手首を切り取る設定から、実際に切り落とされるシーンがあったが「幼年誌には残酷すぎる」として描き直されている。
ゲゲルを再開するよ、クウガ!!
ゲゲル内容 殺害した人間の手首を集める(人数・制限時間ともに不明)
※仮面ライダークウガ超全集によるとゲゲル開始日は2000年6月9日と設定されている。
メ集団に属するグロンギ。飛行能力を有し、自在に大空を舞う。忍者のように目元以外を隠している。人間態はフードをかぶった少年。よく見るとネクタイをしている。つまらないゲゲルをやった挙句、クウガに倒されるメの連中に苛立ちを隠せないメ・ガリマ・バに対し、ラ・バルバ・デは「次はガベリだ、少しは面白くなりそうだぞ」と賞賛。実力者として高く評価されていたのかもしれない。
メ集団でありながら「僕もガルメみたいにゴのやり方でやってみようかな」と自ら不利なルールを付与。メ・ガリバ・バ同様にゴのルールを実戦しており、ゲゲルでは鋭い切れ味を持った爪(?)で人間を殺害。その際に手首を切り落として自身のコレクションにしている。切り落とした手首はフードの中に飾られていた。漫画版では警官を襲うシーンしかないが、既に37名を殺害したと言及されている。全容は明らかになっていないが法則性があるようで、成人女性→成人男性→男児の順に襲っている。飛行速度も速く、上空から急降下して獲物を狙った。
無慈悲な殺戮劇を繰り返していたが警察に感付かれ、警官隊と交戦。だが苦もなく全員殺害すると、警官の死体から手首を切り取って回収。そこにクウガが駆けつける。上空の敵だからかクウガは警官の死体から銃を借り、ペガサスフォームに変身。放たれたブラストペガサスが左肩をかすめ、墜落させられる。が、墜落先に一条刑事が乗った車があり、はからずも下敷きにして一条刑事を負傷させた。原案では落下してくるガベリを回避しようと急ハンドルを切り、事故を起こした事になっている。動揺するクウガの隙を突いて、一旦離脱。ゲゲルの邪魔をされた事に不快感を示していた。現場にはガベリの羽根が残されており警察が回収。科警研が調査を行った。結果、羽根の体組織には特殊な乳酸が大量に残っていた。翼で飛ぶには想像以上の疲労が溜まり、それが乳酸となって羽根に残っていたのである。つまりその乳酸を注入すれば疲労感を与え、墜落させる事が出来る。さっそく乳酸を含んだ弾丸の開発に取り掛かった。
グロンギのアジトに戻ったガベリは、バルバに話しかけられる。ゲゲル成功に絶対の自信を表すとともに、自慢の手首コレクションを披露。クウガの手首もコレクションしたいと考えていた。
ゲゲルを再開したガベリは埠頭に出現し、待ち伏せていたクウガと再戦。今度はドラゴンフォームになり、ドラゴンロッドを掲げてガベリに飛び掛かる。これに対しガベリは素早い一撃を加え、ロッドを両断。更にクウガの両手首を大量出血させる。両手を封じられたクウガは苦戦を強いられ、ゴウラムで空中戦を挑むも戦況は一向に好転しない。何度も吹っ飛ばされ、満身創痍と化すクウガ。限界かと思われたその瞬間、ガベリの翼に銃弾が撃ち込まれた。退院した一条刑事の狙撃だった。特殊な乳酸を注入され、飛べなくなったガベリは墜落。クウガはタイタンフォームになり、空中でガベリを捕縛。そのまま落下し、バックドロップを喰らわせた。間髪入れずに赤へと変身し、ガベリにトドメのマイティキックを見舞って撃破した。
クウガに基本フォーム3種を全て使用させているあたり、相応の実力者だったと言える。
関連項目
-
ページ番号: 5565975
-
-
リビジョン番号: 2705162
-
- 編集内容についての説明/コメント:
誤字訂正