メーテルとは、以下に記す項目のことである。
- 銀河鉄道999などの松本零士作品に登場するキャラクターの一人。主に本項で解説する。
- 1の分身といえる架空の人工天体(惑星メーテル/機械化母星メーテル)の名前。
概要
作品によって設定が異なるが、途方もなく長い年月をかけいろいろな若者と連れ立って宇宙全体を旅し続け、「時の流れを旅する女」あるいは「青春の幻影」などの二つ名をもつ謎の美女、というのが基本的な定義。長身に長い金髪、季節に関係なく喪服を着て出歩いている点などが外見的特徴である。
基本的に落ち着きのある優しい性格で、母性的な雰囲気を持つ。しかし作品によって描写に幅があり、1979年版および1981年版の劇場版では少々ひ弱な描写が多く主人公・鉄郎が保護する対象になるような空気を出している。反面、原作(コミック)やTVアニメでは毒舌家の一面が強く、人間性を疑う相手によって激怒させられたさいには、銃器やムチ、あるいはそれ以上の権限・兵器による実力行使も辞さない。
♪メーテル!またひとつ星が消えるよ!(TV版エンディングより)♪
アニメなどにおける声の出演は池田昌子、雪野五月など複数の声優が担当しているが、TVアニメや劇場版2作で担当した池田昌子の声が最も馴染み深い存在かもしれない。
メーテルの正体(劇場版2作準拠の場合)
母・プロメシュームと父・ドクターバンの間に授かった娘で、遊星ラーメタルを故郷にもつ。プロメシュームは「死の恐怖のない永遠の機械化世界」を目指して奔走したが、父を含めた多くの人間に反機械化世界を目指す集まりへと寝返られた。孤立した状態で機械化世界(機械帝国)を作り続ける母から最後の身内の味方と思われていたメーテルは、表向きには母の意に沿うように旅を通じて重要な構成員を集める旅をしていた。しかしついにメーテルもプロメシュームを倒そうとする側に回ることとなる。
プロメシュームは人の姿をした自身を機械化していたが、メーテルは生身のままである。まるで人の姿をした影のように、身体が年をとると別の身体に心を移し変え、果てしない時間の中を生き続けてきたのであった。
機械化母星メーテル
1979年公開の「劇場版銀河鉄道999」における終着駅。(アンドロメダゆきと言っていた999号だったが、ここでの終着駅はアンドロメダではなかった)原作完結前に衝撃の正体を表した「機械の身体をタダでくれる星」である。
中心部にはメーテルのもうひとりの自分自身ともいうべき生きたコアがあり、周囲を「人間から作られた部品で組み立てられ」た無数の機械、つまり機械の体を求めてやってきた生身の人間を部品型の身体にした物で覆い、機械惑星を形作っている。
ここにはメーテルの母プロメシュームが機械化人として君臨している。メーテルは惑星のとりわけ要所の重要パーツにふさわしい多くの意思の強い若者を送り込んできた。
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関連項目
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