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ラー

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記事きじ編集へんしゅう

ラー (RaまたはRe) とは、以下いかの事柄ことがらを表あらわす。

エジプトの太陽たいよう神かみである。当とう記事きじにて記述きじゅつ。
「六ろく神かみ合体がったいゴッドマーズ」に登場とうじょうする、ゴッドマーズの左ひだり脚あし部ぶに変形へんけいするロボット。
ピー・プロダクション製作せいさくの特撮とくさつドラマ「スペクトルマン」に登場とうじょうする「宇宙うちゅう猿ざる人じんゴリ」の手下てした。
「遊戯ゆうぎ王おう」に登場とうじょうするカードの一いち枚まい。→ラーの翼つばさ神かみ竜りゅう
「パズル＆ドラゴンズ」に登場とうじょうするモンスターの一体いったい。→ラー(パズドラ)
「ドラゴンクエスト」シリーズに登場とうじょうするアイテム→ラーの鏡かがみ
もしかして→ラーゼフォン
「辣」の中国ちゅうごく語ごに近ちかい読よみ方かた。辣油らーゆ（ラらー油ゆ）、麻あさ辣（マーラー）など。

概要がいよう

ラーは本来ほんらい創造そうぞう者ものを意味いみすると思おもわれるが、天空てんくうの絶対ぜったい的てきな支配しはい者しゃとして太陽たいようの名なとされた。神かみラーの聖きよし所ところはヘリオポス(ギリシア人ひとが太陽たいようの町まちの意味いみでかく名なづけた)であり、その発祥はっしょうの地ちはメンフィストのやや下流かりゅうのサドゥク(Sa dkhu)と推測すいそくされるが、ヘリオポスではその市し神かみアトゥム(Atum)と習合しゅうごうしてアトッムラーとして崇拝すうはいされ、第だい5王おう朝あさがラーの子こによって創そうめられたという説話せつわが成立せいりつしたときには、ファラオを示しめすホルス(鷹たかで表現ひょうげんされる)と結合けつごうされ、王おうは必かならずラーの子ことしてその名称めいしょうをもつに至いたった。

さらに第だい11王おう朝あさがテーベ(Thebes)に首都しゅとをおくとラーはテーベの市し神かみアモン(Amon)と習合しゅうごうしてアモン・ラーとして新あたらしい壮大そうだいな神かみ殿しんがりに奉たてまつ祀まつされるようになった。また古代こだいエドフーの市しではラー・ハラクテ(Ra－Ha rakhute)としてホルスと習合しゅうごうされており、ラーの名前なまえは75以上いじょうにのぼるといわれる。

神かみラーはヘリオポスに荘厳そうごんな神かみ殿しんがりをもち、周まわりの壁かべには四季しきの労働ろうどうや神かみへの貢献こうけんが描えがかれている。カルナックの神かみ殿しんがりのオベリスクは最大さいだいのものとして知しられ、ラーは蓮はちす上うえの王子おうじや毒どく蛇へびウラエス(Uraes)にとりまかれた円盤えんばんを頂いただく男おとこなど、いろいろな形かたちで表現ひょうげんされている。

エジプトでは太陽たいようにいろいろな名前なまえを与あたえており、真昼まひるの丸まるい太陽たいようをアトン、昇のぼりはじめる頃ころの太陽たいようをケプリ、沈しずむとアトゥム、地平線ちへいせんに近ちかづくものとしてハラクテ、また空そらと同音どうおんのホルスまたはホルスの目めなどにも見みたてている。ラーは特とくに天てん頂いただきに達たっしたときの太陽たいようの意味いみしたのであるが、アモン・ラーとして全ちょんエジプトの神かみ々に光ひかり臨した。

第だい18代だい王おう朝あさのアメン・ホテプ4世せいは、テーベの神官しんかん団だんの勢威せいいを抑おさえるためか、ラーの一いち変身へんしんであるアトン信仰しんこうにかたまり、アトンを市し神かみとする新都しんとの造営ぞうえいを行おこない、その名称めいしょうをアケタトン(アトンの地ち平ひらた)とし、自みずからも称号しょうごうもアクナトン(アトンに仕つかえるもの)と改あらためるなど、アトン崇拝すうはいの一神教いっしんきょう的てき宗教しゅうきょうを国くに教きょうとする方針ほうしんをとったが、この宗教しゅうきょう改革かいかくも僅わずか数すう年ねんで失敗しっぱいし、その晩年ばんねんは不幸ふこうだった。