圄単語たんご

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圄とは、牢ろう獄ごくという意味いみの漢字かんじである。

漢字かんじとして

意味いみ

守まもる、禦ふせぐという意味いみがある。〔説せつ文ぶん解かい字じ〕には「之これれを守まもるなり」とある。

また圉と通つうじて牢ろう屋や、監かん獄ごく、留置りゅうちするという意味いみがある。〔釈しゃく名めい・釈しゃく宮室きゅうしつ〕に「圄、御ごなり。囚徒しゅうとを領りょう錄ろくし之これれを禁きん御ぎょするなり」とある。

字じに古ふるい用例ようれいは無むく、〔春はる秋あき左ひだり氏し伝でん〕に「伯はく嬴を轑陽に圄（とら）へて、之これれを殺ころす」が初はつ見みらしい。

字形じけい

形かたち声こえで声こえ符ふは吾われ。吾われに防ふせぐ、守まもるという意味いみがある。

音訓おんくん

音読おんよみは、ギョ、ゴ、訓読くんよみは、まもる、ひとや。

規格きかく・区分くぶん

常用漢字じょうようかんじではない。JIS X 0213第だい二に水みず準じゅん。

声こえ符ふ

圄を声こえ符ふとする漢字かんじには、𠋼などがある。

語彙ごい

圄犴・圄空そら・圄囹