絢あや単語たんご

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絢あやとは、日本人にっぽんじんの名前なまえである。

人名じんめい

あや、けん、などと読よむ。

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漢字かんじとして

意味いみ

1. 文様もんよう、文飾ぶんしょくのある、美うつくしい、速はやいさま
2. （紃と通つうじて）うちひも

〔説せつ文ぶん解かい字じ・巻まき十じゅう三さん〕には「詩しに云うんはく、素もと、以もって絢あやと爲なす、と」とあり、〔逸いっ詩し〕を引用いんようする。〔儀礼ぎれい·聘礼〕の「玄げん纁系、長ちょう尺しゃく、絢あや組ぐみ」という文ぶんの、鄭てい玄げんの註に、「采さい、文ぶんを成なすを絢あやと曰ふ」とある。彩いろどりりによって文様もんようとなっていること。

という意味いみがある。

字形じけい

形かたち声こえで声こえ符ふは旬しゅん。

音訓おんくん

音読おんよみは、1.の場合ばあい、ケン（漢かん音おと、呉ご音おと）、2.の場合ばあい、シュン（漢かん音おと）、ジュン（呉ご音おと）、訓読くんよみは、あや、うつくしい。

規格きかく・区分くぶん

人名じんめい用よう漢字かんじである。 JIS X 0213第だい一いち水みず準じゅん。

語彙ごい

絢あや染しみ・絢あや門もん・絢爛けんらん・絢あや麗うらら

異体いたい字じ

• 𦃜は、〔集あつまり韻いん〕に「或あるひは筍たけのこに从ふ」とある異体いたい字じ。唐とうの〔新しん加か九きゅう経けい字じ様さま〕は𦃜について〔説せつ文ぶん〕が載のせる字じで、経典きょうてんでは絢あやが使つかわれているとしている。当時とうじ、そのような〔説せつ文ぶん〕のテキストがあったのだろう。
• 絃は、〔広こう韻いん〕に「絢あやと同おなじ」とある異体いたい字じ。弦つるの異体いたい字じでもある。
• 簡体字かんたいじは绚。

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