近藤こんどう和彦かずひこ単語たんご

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プロ野球やきゅう選手せんしゅ一覧いちらん　>　近藤こんどう和彦かずひこ

近藤こんどう和彦かずひこ(こんどうかずひこ)とは、元もとプロ野球やきゅう選手せんしゅのことである。

概要がいよう

OB
近藤こんどう和彦かずひこ
基本きほん情報じょうほう
出身しゅっしん地ち	大阪おおさか府ふ高槻たかつき市し
生年せいねん月つき日ひ	1936年ねん 3月2日にち
没ぼつ年とし月つき日ひ	2002年ねん 6月がつ10日とおか
身長しんちょう体重たいじゅう	179cm 79kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう･打撃だげき	左ひだり投とう左ひだり打だ
守備しゅび位置いち	外野がいや手しゅ、一塁いちるい手しゅ
プロ入はいり	1958年ねん
引退いんたい	1973年ねん
経歴けいれき
選手せんしゅ歴れき平ひらた安やす高等こうとう学校がっこう明治大学めいじだいがく大洋たいようホエールズ(1958年ねん-1972年ねん) 近鉄きんてつバファローズ(1973年ねん) 監督かんとく・コーチ歴れき大洋たいようホエールズ横浜よこはま大洋たいようホエールズ(1976年ねん-1977年ねん, 1982年ねん-1986年ねん) 日本にっぽんハムファイターズ(1989年ねん-1994年ねん) ハンファ・イーグルス(1997年ねん)
プロ野球やきゅう選手せんしゅテンプレート

1936年ねん 3月2日にち生うまれ。大阪おおさか府ふ高槻たかつき市し出身しゅっしん。中学ちゅうがく時代じだいは膝ひざが悪わるかったことから野球やきゅうではなく剣道けんどうに取とり組くんでいた。

平ひらた安やす高等こうとう学校がっこうに進学しんがく後ご、本格ほんかく的てきに野球やきゅうに取とり組くむ。近藤こんどう自身じしんは投手とうしゅ希望きぼうだったが、3年間ねんかん代打だいだ専せん門もんで起用きようされ、チームは3年ねん春はるに選抜せんばつ高等こうとう学校がっこう野球やきゅう大会たいかいに出場しゅつじょうするも、出番でばんは代打だいだの1打席だせきに終おわった。

卒業そつぎょう後のち明治大学めいじだいがくへ進学しんがく。当初とうしょは高校こうこう時代じだい代打だいだ専せん門もんということもあり扱あつかいが良よくなかったものの、遠征えんせい試合しあいや代打だいだで結果けっかを残のこし2年ねん時じからはレギュラーに定着ていちゃく。4年ねんの在学ざいがく期間きかんで3度どのベストナインに輝てるき、日本にっぽん代表だいひょうメンバーに選出せんしゅつされたこともあった。

1958年ねん、大洋たいようホエールズに入団にゅうだん。入団にゅうだん時じはバットを立たてたオーソドックスな打撃だげきスタイルであったが、キャンプ初日しょにちに青田あおた昇のぼるから「そんなんじゃあプロの速球そっきゅうに通用つうようしない」と否定ひていされる。元々もともと肘ひじに痛いたみがあったこともあり打撃だげきフォームの改造かいぞうに取とり組くみ始はじめ、そこで剣道けんどう時代じだいの動うごきからバットを水みず平ひらたに寝ねかせる独特どくとくのフォームをわずか3日にちほどで編あみ出だした。

1年ねん目めから青田あおたの故障こしょうもあり外野がいやのレギュラーに定着ていちゃく、打率だりつ.270、13本塁打ほんるいだを記録きろくし、新人しんじんとしては申もうし分ぶんない成績せいせきを残のこしたものの、同期どうき入団にゅうだんに読売よみうりの長島ながしま茂雄しげおがいたため新人しんじん王おうは逃のがした。

1960年ねんには、リーグ 2位いの打率だりつ.316を記録きろくし優勝ゆうしょうに貢献こうけん、この年としベストナインに初はつ選出せんしゅつされ、以降いこう1965年ねんまで6年ねん連続れんぞくでベストナインに選出せんしゅつされている。日本にっぽんシリーズでも15打数だすう6安打あんだと活躍かつやくし大洋たいようの日本一にっぽんいちにも大おおきく貢献こうけんした。

1961年ねんには、打率だりつ.316、11本塁打ほんるいだを記録きろく。夏なつ場ばの阪神はんしん戦せんではサイクル安打あんだも達成たっせいしている。また、自他じたともに認みとめる鈍どん足あしであったが35盗塁とうるいを記録きろくし盗塁とうるい王おうを受賞じゅしょうした。

1965年ねんにはリーグ最多さいたの152安打あんだを放はなち、打率だりつは.308をマーク。また、通算つうさん1000試合しあい出場しゅつじょうを達成たっせいした。

1970年ねんから衰おとろえもありファーストへコンバート。1971年ねんに打棒だぼうの衰おとろえに加くわえ、松原まつばら誠まことがファーストへコンバートされたこともあり出場しゅつじょう機会きかいが減少げんしょう。

1973年ねん、近鉄きんてつバファローズへトレードで移籍いせき。この年とし限かぎりで現役げんえきを引退いんたいしている。

引退いんたい後こうは大洋たいようや日本にほんハム、韓国かんこくのハンファなどでコーチや二に軍ぐん監督かんとくを務つとめ、コーチなどを務つとめていない期間きかんは解説かいせつ者しゃとして活動かつどうした。

2002年ねん 6月がつ10日とおか、多た臓器ぞうき不全ふぜんのため死去しきょ。享年きょうねん66歳さい。

人物じんぶつ・エピソード

バットを地面じめんに対たいして水みず平ひらたに寝ねかせる独特どくとくの打だ法ほうは「天てん秤ばかり打だ法ほう」と呼よばれた。この打だ法ほうで安打あんだを量産りょうさんし、毎年まいとしのように首位しゅい打者だしゃ争あらそいの上位じょういにつけたものの、リーグ 2位い(4回かい)が最高さいこうであり、結局けっきょく首位しゅい打者だしゃは獲得かくとくできなかった。

通算つうさん1736安打あんだ中なか、単打たんだが1387安打あんだ、ファールで粘ねばることも得意とくいとしていた。

長島ながしま茂雄しげおがライバルであり、首位しゅい打者だしゃ争あらそいで毎年まいとしのようにしのぎを削けずっていた。長島ながしまは近藤こんどうを「最もっとも有ゆう力ちから強つよ力ちからなライバルの一人ひとり」と評ひょうし、近藤こんどうは長島ながしまに対たいし「(首位しゅい打者だしゃを取とれなかったことに対たいして)悔くやしくはない。長島ながしまについていけた事ことへの喜よろこびの方ほうが大おおきかったですね」と語かたりっている。

1966年ねんには阪神はんしん戦せんでサヨナラ本塁打ほんるいだを放はなったものの、直前ちょくぜんに観客かんきゃくがウイスキーの小瓶こびんをグラウンドに投なげ込こんだためタイムがかかっており、記録きろくが取とり消けされ打うち直なおしになった事ことがある。打うち直なおした結果けっかはピッチャーゴロに倒たおれ、試合しあいも結局けっきょく敗戦はいせんとなった。