高島市とは、滋賀県にある市である。
基本データ
概要
琵琶湖の北西部に位置する市。
693.05平方キロメートルという滋賀県最大の面積を持つ。
2005年1月1日、マキノ町、今津町、朽木村、安曇川町、高島町、新旭町の5町1村が合併し、市制施行したことで誕生。この結果、滋賀県から村が消滅した。
市の面積のうち72%が森林であり、琵琶湖へ注ぐ水のほぼ3分の1を生み出すと言われるほど水が豊富。市内の針江地区では比良産地の伏流水が湧き出ており、川端という仕組みを作って人々の生活に役立てられている。
主に琵琶湖での鮎漁や養殖漁業、農業などが盛ん。山間部ではシイタケの栽培もおこなわれている。
大阪府大阪市中央区難波に本社を置く老舗の大手百貨店「高島屋」の屋号は創業家出身の地である高島郡が由来。
特産品はブラックベリーやアドベリー、万木かぶ、近江牛、生しいたけ、鮎、スジエビ、二ゴロブナなど。
伝統工芸品としては京扇子の材料である高島扇骨や和ロウソク、高島ちぢみなどが有名。
郷土料理には牛肉の代わりに琵琶湖の天然うなぎを使用したすき焼風の鍋「うなぎのじゅんじゅん」や、琵琶湖特産のホンモロコをよく焼いて調味液に一晩漬けて食べる「ホンモロコの南蛮漬け」、ビワマスを昆布だしで炊き上げた「あめのいおごはん」などがある。
主な観光スポットと祭事
高島市針江・霜降の水辺景観
市の中央部を流れる安曇川の伏流水を主な起源とする湧水によって形成された、多くの川端や水路が存在する水辺。
湖岸の湿地帯には、広大なヨシ原とヤナギ林が広がり、琵琶湖の原風景とも言うべき景観が残る。
重要文化的景観に定められている。
白鬚神社
「白鬚さん」や「明神さん」の名で親しまれる、全国にある白鬚神社の本社。
琵琶湖の中に立つ、高さ12mの朱塗りの大鳥居がシンボル。
本殿は琵琶湖沿いの国道161号線を挟んだところにある。
びわ湖高島ペーロン大会
今津町の琵琶湖沿岸で行われる手漕ぎ船のレース。
一隻に最大19人が搭乗し、掛け声やドラの音に合わせながら櫂を手で漕ぎ、往復600mのスピードを競う夏の琵琶湖の風物詩。
大溝祭り
江戸時代中期から続く、5月の3日と4日に、日吉神社で行われる祭り。
神輿と5基の豪奢な山車が町を練り歩く。
メタセコイア並木
全長約2.4kmのマキノ高原へのアプローチ道。
まっすぐ続く並木道に約500本のメタセコイアの木が植えられている風景はまるで外国のよう。
季節を問わず木々の変化を楽しめるが、特に秋は絶景。
関連動画
関連静画
関連リンク
関連項目
脚注
- *市内に多く自生し、その種類も豊富。
- *市内の湿地帯や沼などに多く自生し、また、栽培も盛ん。花びらが内花被片3枚、外花被片3枚の計6枚からなり、6町村の合併により誕生した市の成り立ちに相応しいとされ、平成26年10月10日に制定された。
- *市内の農耕地で多く見られる。
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