黒くろ猫ねこ(俺おれ妹いもうと)単語たんご

クロネコ

7.5千せん文字もじの記事きじ

黒くろ猫ねこ（くろねこ）とは、電撃でんげき文庫ぶんこの原作げんさくライトノベル及および漫画まんが化か・アニメ化か・ゲーム化か作品さくひん、『俺おれの妹いもうとがこんなに可愛かわいいわけがない』の登場とうじょう人物じんぶつの一人ひとりである。

（CV：花澤はなざわ香菜かな）

概要がいよう

本ほん作さくの中心ちゅうしん人物じんぶつ・高坂こうさか桐きり乃のオタク友達ともだちであり、主人公しゅじんこう・高坂こうさか京介きょうすけとも幾いくつもの苦難くなんを共ともにして親おや交を深ふかめ、また自みずからもその中なかで成長せいちょうしていく重要じゅうようなポジションの人物じんぶつ。

中学ちゅうがく3年生ねんせいで、身長しんちょう160 cm155 cm(アニメ化か時ときに再さい設定せってい)、体重たいじゅう43Kg。スリーサイズはB77/W53/H80。

桐きり乃の様ようにモデル業ごうはしていないが、長ながい黒髪くろかみの美少女びしょうじょである。しかし街まち中なかだろうと関係かんけい無むくゴスロリ衣装いしょうを着きこなしている事こと、普段ふだんから言動げんどうに邪気じゃき眼め・厨くりや二に病びょうの類るいが多おおい事こと、更さらに人見知ひとみしりに加くわえて口下手くちべたである事ことなど、様々さまざまな原因げんいんにより京介きょうすけ達いたるを除のぞく交友こうゆう関係かんけいは壊滅かいめつ的てきである。

人付ひとづき合あいが下手へたで言動げんどうが天邪鬼あまのじゃくな所ところなどを桐きり乃に似にていると京介きょうすけに思おもわれているが、桐きり乃や沙織さおり、京介きょうすけが悩なやみを抱かかえていれば助すけ力ちからを惜おしまず、時ときには自分じぶんを犠牲ぎせいにしても友人ゆうじんを助たすける心しん優やさしい一いち面めんもある。
自宅じたくが高坂こうさか家いえに近ちかいらしく、桐きり乃は勿論ろん京介きょうすけとも頻繁ひんぱんに接せっする機会きかいが多おおい。その為ため交高坂こうさか家いえで桐きり乃と憎にくまれ口ぐちを叩はたき合あいつつもよく遊あそんでいる。また京介きょうすけとはお互たがいに助たすけ合あう関係かんけいであり良よき友人ゆうじんであったが、深ふかく接せっする内うちにそれ以上いじょうの感情かんじょうを抱だいていく事こととなる。

オフ会かいで着きていたゴスロリ衣装いしょうは作中さくちゅうアニメ『maschera～堕天した獣ししの慟哭どうこく～』に登場とうじょうするキャラクター、夜よる魔まの女王じょおう（クイーン・オブ・ナイトメア）のコスプレ。桐きり乃とは初対面しょたいめんから『星ほしくず☆うぃっちメルル』とどちらが面めん白しろいかで論争ろんそうになったが、結果けっか的てきには二人ふたりが親おや友とも喧嘩けんか友達ともだちになる第一歩だいいっぽとなった。尚なお普段着ふだんぎも似にた様ようなゴスロリ衣装いしょうである。
趣味しゅみは創作そうさく活動かつどうでありHPやサークルで活動かつどうもしているが、作品さくひん内容ないようは普段ふだんの言動げんどうから推おして知しるべし・・・。

また、京介きょうすけ達いたるに名乗なのっている又または呼よばれている『黒くろ猫ねこ』はハンドルネームであり、当然とうぜん本名ほんみょうではない。
本名ほんみょうは『五更ごこう瑠璃（ごこうるり）』（原作げんさく第だい5巻かん～）だが、本人ほんにんは人間にんげんとしての名前なまえで真名まなは別べつにある、と言いい張ちょうっている。そのせいか、京介きょうすけも本名ほんみょうを知しった後のちも以前いぜん通どおり『黒くろ猫ねこ』と呼よんでいる。

夏なつコミで育成いくせい対人たいじん格闘かくとうゲーム『真しん妹いもうと大だい殲シスカリプス』のPC版ばん上位じょういランカーでもあり、アーケード版はんからボス⇒プレイヤーキャラに追加ついかされた未み解析かいせきキャラを使つかうというある意味いみ卑怯ひきょうなスタッフと対戦たいせんし、勝利しょうりする程ほどの凄腕すごうでゲーマーでもある。（夏なつコミではスタッフと同おなじ未み解析かいせきキャラを使用しようしている。アニメでは分わからないが、この際さい黒くろ猫ねこは未み使用しようのキャラにも関かかわらず、観戦かんせん中ちゅう及および対戦たいせんプレイ中なかにキャラとスタッフの操作そうさを解析かいせき・マスターして勝利しょうりした。）

ちなみに、原作げんさくでの黒くろ猫ねこは京介きょうすけや桐きり乃に対たいしての辛口からくちや暴言ぼうげんなどの厨くりや二に発言はつげんが多おおく、アニメと比ひべるとドライだったりツンが目め立たっている。
アニメでの黒くろ猫ねこは上記じょうきの辛口からくちなどが大幅おおはばに減へっており、原作げんさくほど棘とげのある台詞せりふは言いわなくなっている。
描写びょうしゃや思考しこうが一部いちぶ変更へんこうされている京介きょうすけ、それの影かげ響ひびきをもっとも受うけているあやせ程ほどではないにしろ、原作げんさくと比ひべるとやや異ことなっており、京介きょうすけのアニメでの描写びょうしゃ変更へんこうでの影かげ響ひびきを受うけているキャラの一人ひとりである。

身長しんちょうの設定せっていはアニメ化かを機きに再さい設定せっていされた経緯けいいがあり、後のちに原作げんさくでも「小柄こがらな女おんなの子こ」（原作げんさく10巻かん）として設定せっていがフィードバックされている。

アニメ9話わで判明はんめいした私生活しせいかつ

妹いもうとの詳細しょうさいは下記かき概要がいようにある『ねこシス』との関係かんけい上じょう有ゆう耶無む耶にされていたが、原作げんさくの展開てんかい上じょうの都合つごうか、アニメ第だい9話わやBD/DVD特典とくてん小説しょうせつ、及および今後こんごの原作げんさくにおいて登場とうじょうする運はこびになった様ようである。
そして上うえの妹いもうとはラジオ8回かい目めとアニメ9話わ、下したの妹いもうとはアニメ9話わで登場とうじょうした、下記かきのねこシスとはかなり容姿ようしが異ことなるが口調くちょうなどはある程度ていど引ひき継つがれた模様もようである。
ちなみに現げん段階だんかいでは妹いもうと2人ふたりの名称めいしょうは不明ふめいである(キャストも黒くろ猫ねこの妹いもうと)

因ちなみに公式こうしき Twitterにて桐きり乃に「あ、そういえばさー。あんたって、どんな家いえに住すんでるの？」との質問しつもんに、「えっ？　……ふ、ふっ……もちろん、お城しろのような豪ごう邸やしきで優ゆう雅みやびに暮くらしているわ。」と答こたえている。明あきらかに動揺どうようしているが、更さらに桐きり乃に追及ついきゅうされると「……『黒くろ猫ねこは貧乏びんぼう』だなんて失礼しつれいなイメージを抱だいている人ひとがいるようだけど、ぜんぜん違ちがうということを思おもい知しらせてあげましょう。」と答こたえた。が、その結果けっかは・・・・・・。

アニメ第だい9話わでは原作げんさくでも未いまだ明あかされていない設定せってい、黒くろ猫ねこの妹いもうとや家いえ、家いえ庭にわ環境かんきょうなどが初はじめて描えがかれた。

Twitterでは強気つよきな発言はつげんをしていたが、実際じっさいアニメ第だい9話わで初はつ登場とうじょうとなった家いえは小ちいさくはないものの築ちく年数ねんすうを感かんじる古ふるい住居じゅうきょであり、家いえの中なかの様子ようすからも質素しっそな暮くらしで苦労くろうしている、と感かんじさせられる様ような物ものであった。

日常にちじょうの風景ふうけいとして、割烹かっぽう着ぎを着きて純じゅん和風わふうの料理りょうりを自炊じすいしていたり、下したの妹いもうとの為ためにメルルに登場とうじょうするキャラクターの人形にんぎょうを手縫てぬいで作つくるなど非常ひじょうに家いえ庭にわ的てきな一いち面めんが見受みうけられた。また、下したの妹いもうとは黒くろ猫ねこを姉あねさまと呼よび、とても懐なついている様子ようすで、一緒いっしょにいる機会きかいも多おおいようだ。また、邪気じゃき眼めは無む理りに作つくっているキャラであるのか、京介きょうすけからの電話でんわでは普通ふつうの口調くちょうから慌あわてて『黒くろ猫ねこ』としての口調くちょうに変かえて対応たいおうしていた。

座布団ざぶとんが4枚まいしか無むい事ごと、黒くろ猫ねこ、妹いもうと二人ふたり、母親ははおやの存在そんざいは確定かくていしている為ため母はは子こ家いえ庭にわの可か能のう性せいもあるが、定さだかではない。

とても良よい姉あねではあるのだが……自宅じたくでもゴスロリ衣装いしょうを身みに纏まといい邪気じゃき眼め全開ぜんかいのキャラ作つくりをしているようで、態たい々電話でんわ音おとをマネた後のち携帯けいたいに出でて『何者なにものかと会話かいわ』していた。更さらに会話かいわ内容ないようが完かん全ぜんに電波でんぱな上うえ、『我わがは千葉ちばの堕天てん聖きよし黒くろ猫ねこ』と言いいつつ決きめポーズをとっていた。しかもこの場面ばめんを妹いもうと二人ふたりに目め撃げきされ、上うえの妹いもうとは完かん全ぜんにドン引びきする有様ありさまであった。

アニメではネタが古ふるい為ためかカットされてしまったが、実じつは以前いぜんにもニコニコ動画どうがに投稿とうこうする為ため、ネコ耳みみとしっぽを付つけてｳｯｰｳｯｰｳﾏｳﾏ(ﾟ∀ﾟ)を踊おどっている姿すがたを妹いもうとに目め撃げきされている。しかし、第だい12話わのエンディングで鏡かがみの前まえでポーズを撮とる姿すがたが映像えいぞう化かされた。……上うえの妹いもうとへの威厳いげんは大丈夫だいじょうぶだろうか？

そして追おって原作げんさく8巻かんでゲームの黒くろ猫ねこルートに近ちかい形かたちでついに黒くろ猫ねこの家いえと、妹いもうと二人ふたりが出でてくることとなった。

（以下しもネタバレ注意ちゅうい・原作げんさく第だい8巻かん～）クリックで展開てんかい

上記じょうきに加くわえ、借か家いえであることが判明はんめいした（後のちに松戸まつどの社宅しゃたくに引越ひっこし）と同時どうじに妹いもうと達たちの可か愛あいらしい姿すがたが見みれる。　さらに父親ちちおやの存在そんざいも確認かくにんされた。

上うえの妹いもうとは五更ごこう　日向ひなた（ひなた）、小学しょうがく５年生ねんせい。　

姉あねの厨くりや二に妄想もうそうには若干じゃっかん引びき気味ぎみではあるが、『ルリ姉あね』と親おやしみをこめて呼よんだりとなんだかんだで姉あねを慕したっている。

よく厨くりや二に妄想もうそうを茶ちゃ化かしたりするが、胃袋いぶくろを人質ひとじちにとられているので頭あたまが上あがらない。

京介きょうすけの存在そんざいも黒くろ猫ねこの発言はつげんのせいでいつもの厨くりや二に妄想もうそうでの妄想もうそう彼氏かれしと思おもっていたらしく、初はじめて見みたときは非常ひじょうに驚おどろいていた。　その京介きょうすけに対たいしては最初さいしょは『しょぼっ！』という印しるし象ぞうで、『お兄にいちゃん』枠わくだったのだが、京介きょうすけの黒くろ猫ねこに対たいするドタバタを見みて若干じゃっかんほれ気味ぎみになっている。

黒くろ猫ねこに促うながされるまま桐きり乃のことを『ビッチさん』と呼よんでいたが、対面たいめん後ごの8巻かん以降いこうは『桐きり乃お兄にいちゃん』『桐きり乃お姉あねちゃん』『桐きり乃さん』と呼よぶようになっている。

なお、胸むねは黒くろ猫ねこと同おなじカップであり、『契ちぎり』の意味いみを理解りかいしてる。

下したの妹いもうとは五更ごこう　珠希たまき（たまき）、小学しょうがく 1年生ねんせい。　

黒くろ猫ねことの厨くりや二に会話かいわをそのまま作文さくぶんにして発表はっぴょうしようとするぐらい姉あねを慕したっている。

桐きり乃の好このみにドンピシャのようで初対面しょたいめんで桐きり乃を（温泉おんせんにて）暴走ぼうそうさせ、実質じっしつ隔離かくりさせるにいたった。

（その余波よはで京介きょうすけが黒くろ猫ねこの両りょう親おやと同おなじ部屋へやで泊とまる事ことになり、さらに黒くろ猫ねこの父親ちちおやに二に人にんきりで温泉おんせんに誘さそわれることに…）

補足ほそくだが、上記じょうきの電波でんぱ会話かいわの内容ないようはある意味いみ重要じゅうような意味いみを持もつ言葉ことばが含ふくまれている事ことを覚おぼえておいてほしい。

原作げんさくでの黒くろ猫ねこについて

（以下しもネタバレ注意ちゅうい・原作げんさく第だい3・4巻かん～）クリックで展開てんかい

実じつはシスカリでは世界せかい大会たいかい上位じょういに入はいる腕前うでまえであり、更さらに弱じゃくキャラのアリシア・ブラックキャットが持もちキャラである事ことから『松戸まつどブラックキャット』と呼よばれ畏怖いふされている。当然とうぜん上記じょうきスタッフが敵てきう相手あいてではなかった。シスカリは特とくにやり込こんではいるが、機械きかい的てきに精確せいかくな操作そうさと動作どうさパターンの把握はあく能のう力ちからの持もち主あるじな為ため、他たのゲームであっても殆ど問題もんだいなく上級じょうきゅうプレイヤー並なみのプレイが可か能のうである。

（以下しもネタバレ注意ちゅうい・原作げんさく第だい5巻かん～）クリックで展開てんかい

5巻かんから作品さくひん内ないで１年ねんが経過けいかし、黒くろ猫ねこは体面たいめん上じょうは近ちかいからという理由りゆうで高坂こうさか京介きょうすけと同おなじ高校こうこうへ進学しんがくしている。この際さい京介きょうすけの部屋へやで二人ふたりで遊あそぶ等とう仲なかも進展しんてんし彼かれのことを『先輩せんぱい』ないし『兄にいさん』と呼よびつつ慕したっている。同どう時期じきに京介きょうすけの協きょう力ちからもあり、ゲーム研究けんきゅう会かいに所属しょぞくし『赤城あかぎ瀬せ菜さい』をはじめ新あたらしい友人ゆうじんも得える事こととなる。

趣味しゅみの創作そうさく活動かつどうが転てんじてか、『テキストデータで凡そ毎時まいじ6KB執筆しっぴつ』出来できるという超ちょう人的じんてきな才ざい能のうがあり、部ぶ活動かつどうにも貢献こうけんしている。作品さくひん内容ないようは独特どくとくであり第三者だいさんしゃから受うけ入いれられる事ことは少すくないものの、それ自体じたいは自覚じかくしている。

また桐きり乃から何なにか聞きかされていたのか、田村たむら麻あさ奈実なみを初対面しょたいめんから嫌きらっていた。（と京介きょうすけは思おもっている。）麻あさ奈実なみのことは自身じしんが創作そうさくした物語ものがたりに登場とうじょうする、彼女かのじょをモデルにした悪魔あくま『ベルフェゴール』と呼よぶ。実際じっさいの理由りゆうは推おして知しるべし。

黒くろ猫ねこは京介きょうすけの家いえで彼かれのベッドの上うえに寝転ねころがりながら部ぶ活動かつどうの作業さぎょうをするのが癖くせとなっていた。ある日ひ、同おなじベッドの上うえで一緒いっしょに作業さぎょうをしていた時とき、京介きょうすけが冗談じょうだんで聞きいた「おまえ、俺おれのこと好すきなの？」という問といに対たいして「好すきよ……あなたの妹いもうとが、あなたのことを好すきなくらいには」と返答へんとうするが、この時ときの京介きょうすけはその答こたえを正ただしく解釈かいしゃく出来できなかった。

５巻かん終盤しゅうばんにて京介きょうすけに告白こくはくをしようとしたが、桐きり乃の一いち大事だいじである事ことと京介きょうすけの心しん境さかいを悟さとり諦あきらめた。代かわりに彼かれの背中せなかを後押あとおしする言葉ことばと共ともに『呪のろい』と言いう名なの頬ほおへのキスをし、妹いもうとの元もとへ行いく姿すがたを見送みおくった。

（以下しもネタバレ注意ちゅうい・原作げんさく第だい7巻かん～）クリックで展開てんかい

様々さまざまな経過けいかを経へて、京介きょうすけは再ふたたび黒くろ猫ねこに「おまえ、俺おれのこと、好すきなの？」という問といを投なげかける。それに対たいし「好すきよ……あなたの妹いもうとが、あなたのことを好すきな気持きもちに、負まけないくらい」と少すこしだけ違ちがう返答へんとうをし、今度こんどは京介きょうすけもその言葉ことばの真しん意いを汲み取とる事ことが出来できた。

そして黒くろ猫ねこは決意けついする。『あの女おんな』を見習みならって大切たいせつな二人ふたりと彼かれらへの想おもいを、決けっしてどちらも諦あきらめたりしない、と。

７巻かん終盤しゅうばん、黒くろ猫ねこは京介きょうすけを『約束やくそくの地ち』つまり以前いぜん『呪のろい』をかけた場所ばしょへと呼よび出だす。彼女かのじょは以前いぜんの『呪のろい』を更さらに強つよ力ちからな『呪のろい』で上書うわがきすると言いう。そうして彼女かのじょは口くちにした、世界せかいでもっとも強つよく、古ふるく、恐おそろしい『呪のろい』を。

「私わたしと付つき合あってください」

この告白こくはくから数日すうじつ後ご――京介きょうすけと黒くろ猫ねこは恋こい人ひとになった。

※恋こい人ひととなるまでの数日すうじつ間あいだの話はなしや、本当ほんとうに恋こい人ひととしての未来みらいがあるのかは次じ巻まき以降いこうでのお話はなしとなります。

（以下しもネタバレ注意ちゅうい・原作げんさく第だい8巻かん～）クリックで展開てんかい

告白こくはく当日とうじつはグダグダに終おわり、返事へんじは後ごのコミケの打うち上あげまで先さき延のばしにされることになったが、無む事ことに返事へんじをもらい二に人にんははれて恋こい人ひと同士どうしになる。

言いうまでもなく京介きょうすけは家いえに帰かえって黒くろ猫ねことの恋こい人ひととしてのやりとりを妄想もうそうして悶もだええるという高校生こうこうせい男子だんし特有とくゆうの奇行きこうに走はしっていたが、黒くろ猫ねこは黒くろ猫ねこで同おなじようなことをやっていた。　その様子ようすは非常ひじょうにかわいいので気きになる人ひとは原作げんさく９巻かんを買かうか、アニメで再現さいげんされるまで待まとう。

そして黒くろ猫ねこは『運命うんめいの記述きじゅつ（ディスティニーレコード）』というものを書かき上あげ、それにしたがって京介きょうすけと黒くろ猫ねこは待まち合あわせデートだの黒くろ猫ねこの家いえに遊あそびに行いく（家族かぞく不在ふざいでアニメでちょっとＨなシーンを見みて黒くろ猫ねこが風呂ふろに入はいりに行いったりする）だの花火はなび大会たいかい見物けんぶつだの壁かべ殴なぐり必至ひっしの恋こい人ひととしての行動こうどうを重かさねていくが…

そして黒くろ猫ねこは本物ほんものの『千葉ちばの松戸まつどブラックキャット』となった。

なお、『運命うんめいの記述きじゅつ（ディスティニーレコード）』は後のちに『来世らいせ編へん』まで書かき上あげられている。　そのうち大地だいち編へんとかアトム編へんもできるのだろうか…

黒くろ猫ねこの京介きょうすけへの『呪のろい』について

黒くろ猫ねこは原作げんさく、又またはアニメにて偶たまに『呪のろい』という言葉ことばを使つかう。

普段ふだんは単たんなる邪気じゃき眼め的てき冗談じょうだんなのだろうが、重要じゅうような場面ばめんでも使つかう場合ばあいがある。

（以下いか・原作げんさく7巻かんまでのネタバレ）クリックで展開てんかい

京介きょうすけへの二に度どに渡わたる『呪のろい』は彼女かのじょにとって特別とくべつな物ものであった。

一いち度ど目めは告白こくはくを諦あきらめ、複雑ふくざつな心しん境さかいでの『頬ほおへのキス』。二に度ど目めは決意けついを新あらたにした『愛あいの告白こくはく』としての言葉ことば。以下いかは黒くろ猫ねこ、つまり五更ごこう瑠璃るりの中学ちゅうがくからの境さかい遇ぐうと、京介きょうすけへ愛あいの告白こくはくをするまでの軌跡きせきの『一部いちぶ』である。

1.重度じゅうどの邪気じゃき眼め中ちゅう二に病びょうに加くわえて人見知ひとみしりだから、中学ちゅうがくでは友達ともだちがいなくて一人ひとりぼっちだった。

2.勇気ゆうきを振ふり絞しぼってオフ会かいに行いったら、気きの良よい眼鏡めがね(沙織さおり)が話はなしかけてくれた。

3.オフ会かいでは本気ほんきで喧嘩けんかできる綺麗きれいな女おんなの子こ(桐きり乃)と、その子この優やさしいお兄にいちゃん(京介きょうすけ)とも友達ともだちになれた。

4.その後ご、高坂こうさか家いえに一人ひとりで遊あそびに行いった時とき、上手うまく桐きり乃とコミュニケーションがとれず途方とほうに暮くれていたら、京介きょうすけが仲なかを取とり持もってくれて楽たのしく過すごせた。

5.コミケで桐きり乃に友達ともだちがいないことをからかわれていたら、京介きょうすけが助たすけてくれた。

6.京介きょうすけに同人どうじん誌し作成さくせいに対たいする自分じぶんの想おもいを述のべたら「たいしたもんだ」と褒ほめてくれた。

7.編集へんしゅう部ぶに小説しょうせつを持もち込こみした時とき、担当たんとうの人ひとに酷評こくひょうされて思おもわず泣ないてしまったら、一緒いっしょに行いった京介きょうすけが本気ほんきで怒おこってくれた。しかも、帰かえりの電車でんしゃ内うちで一いち杯はい優やさしく慰なぐさめてくれた。

8.同おなじ高校こうこうに入学にゅうがくしたら京介きょうすけが喜よろこんでくれた。制服せいふく姿すがたも褒ほめてくれた。

9.高校こうこうでも最初さいしょは友達ともだちが出来できなかった。お昼ひるご飯はんは中庭なかにわで一人ひとりぽつんと食たべ、体育たいいくの二人ふたり一いち組くみは先生せんせいと。掃除そうじ当番とうばんを押おしつけられたりもした。でも、一人ひとりで掃除そうじしてたら、京介きょうすけが手伝てつだってくれた。

10.京介きょうすけが(三さん年生ねんせいなのに)不安ふあんだろうからと一緒いっしょに部活ぶかつに入はいってくれた。

11.妹いもうとの代かわりにしないでと怒おこったら、京介きょうすけはそのことを謝あやまったうえで、「お前まえのことが」心配しんぱいだと言いってくれた。

12.入はいった部活ぶかつがゲーム研究けんきゅう会かいだったので、ゲームの作成さくせいという名な目めで京介きょうすけの部屋へやに入いり浸びたれた。京介きょうすけも快こころよく許可きょかしてくれて、仲良なかよく過すごせる時間じかんが増ふえた。時ときには一緒いっしょのベッドで並ならんで作業さぎょうしたりも出来できた。

13.ゲームの知識ちしきが殆ど無むいのに、京介きょうすけは一緒いっしょにゲームを作つくってくれて、真剣しんけんにデバッグしたり、シナリオを読よんだりと、一生懸命いっしょうけんめいになってくれた。

14.大好だいすきなアニメの主人公しゅじんこうに京介きょうすけが激げき似にであることが判明はんめいした。

15.京介きょうすけに私服しふくを見みてみたいなといわれたので、おしゃれして見みせたら純じゅん粋いきに褒ほめてくれた。

16.冬ふゆコミに参加さんかした時ときには、一人ひとりぼっちで同人どうじん誌しも殆ど売うれなかった。一人ひとり寂さびしく同人どうじん誌しを回収かいしゅうして帰かえった。でも夏なつコミは京介きょうすけの提案ていあんで皆みなで一緒いっしょに協きょう力ちからして参加さんかできた。

17.京介きょうすけと一緒いっしょのコスプレ写真しゃしんを同人どうじん誌しに入いれてみたけど完かん売うれした。同人どうじん誌しの入はいったカートもさり気げ無むく運はこんでくれた。

18.アクセサリのロザリオを気きになって見みていたら、京介きょうすけが気付きづいてプレゼントしてくれた。

ねこシスに登場とうじょうする千夜子ちやことの関係かんけいについて

本ほん作さくの中心ちゅうしん人物じんぶつである黒くろ猫ねこだが、同どう作者さくしゃ伏見ふしみつかさ氏しによる作品さくひん『ねこシス』では黒くろ猫ねことうり二ふたつとも言いえるキャラクターである東雲しののめ千せん夜や子こ（しののめちやこ）というキャラクターが登場とうじょうする。

年齢ねんれい 15歳さい、身長しんちょう 160 cm、体重たいじゅう43kg、スリーサイズB77/W53/H80とプロフィールもまったく同おなじで性格せいかくや口調くちょう、邪よこしま鬼おに眼め電波でんぱ女おんなな面めんも黒くろ猫ねこそのままである。

但ただし黒くろ猫ねこと千せん夜や子こは両者りょうしゃともにオタクであり、コスプレイヤーかつ同人どうじん誌しの制作せいさくもしているが、その濃こさや深ふかさは全まったく別べつである。黒くろ猫ねこは（資し金的きんてきな理由りゆうや描写びょうしゃされていないだけとも考かんがえられるが）自室じしつにオタクグッズは殆どなく、猫ねこの置物おきものが多おおい程度ていどである。対たいして千せん夜や子こはフィギュアやプラモをコレクションしているだけでなく、BL物もの、しかも年齢ねんれい制限せいげん付づけの類るいのゲームや同人どうじん誌しも多おおく所持しょじしており重度じゅうどの「駄だ目めオタク」扱あつかいをされている程ほどである。

両者りょうしゃについて作者さくしゃである伏見ふしみつかさ氏しは、こうした共通きょうつう点てんはあくまで『ねこシス』の企画きかくが一時いちじ没ぼつになった際さいに、『俺おれの妹いもうとがこんなに可愛かわいいわけがない』に設定せっていが流用りゅうようされた結果けっかであるとしているが、一方いっぽうの作品さくひんしか読よんでいない人ひとも、両方りょうほうの作品さくひんを読よんで繋つながりを想像そうぞうしている人ひとも公おおやけ平ひらたに楽たのしめるよう配慮はいりょしつつ、両者りょうしゃが同どう一人物いちじんぶつとも別人べつじんであるとも解釈かいしゃくできるように描写びょうしゃしているとも説明せつめいしており、ねこシスの単行たんこう本ほんあとがきでは読者どくしゃに対たいし、スター・システム的てきな面めん白しろさを感かんじて貰もらえたのであれば幸さいわいである、という趣旨しゅしのコメントを発はっしている。（http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50964732.html

原作げんさく及およびアニメにおいて同どう一人物いちじんぶつともとれる様ような描写びょうしゃも多おおく見みられていたものの、結果けっか的てきには
アニメ第だい9話わにて、家いえ庭にわ環境かんきょう上うえ同どう一人物いちじんぶつではない事ことがほぼ確定かくてい事項じこうとなった。

ねこシスと比ひべて家いえも生活せいかつもかなり違ちがっているので、ねこシスとは完かん全ぜんに差別さべつ化かされたと言いえる。
俺おれ妹いもうとでの黒くろ猫ねこ妹いもうとはねこシスでの美緒みおと鈴すずをさらに幼児ようじ化かさせたような姿すがたになっており、下したの妹いもうとに関かんしては黒髪くろかみおかっぱの幼女ようじょである、恐おそらく小学校しょうがっこう低てい学年がくねん、もしくは幼稚園ようちえん児こかもしれない。
ただし、口調くちょうなどは美緒みおと鈴すずを引ひき継ついでおり、下したの妹いもうとはですます調しらべ、上うえの妹いもうとは活発かっぱつとしている。
また千せん夜や子このオタク設定せっていに関かんしても、黒くろ猫ねこだけでなく桐きり乃や沙織さおり、瀬せら菜さいに分散ぶんさんされて引ひき継つがれたものとも考かんがえられる。
下したの妹いもうとはメルルをかなり気きに入いっておりクレヨンで絵えも描えがいていた。
上うえの妹いもうとに関かんしては9話わ、12話わED(TV版はん)で少すこし映うつっていただけで、今いまのところラジオ8回かい目めのアバンでしかまともに登場とうじょうしておらず、本格ほんかく登場とうじょうは原作げんさく第だい9巻かんまでその状態じょうたいが続つづいた。