新あらたな個性こせい! これが平成へいせい!

所属しょぞく組織そしき・変身へんしん者しゃ・ライダーの親しん記事きじ設定せっていについて

現在げんざいこれらの親子おやこ記事きじ設定せっていについて意見いけんが割われてる状態じょうたいです。

一旦いったん記事きじリクのコメント欄らんにて、他たの作品さくひんではどうすべきか議論ぎろん中ちゅうです。仮面かめんライダー関連かんれんの記事きじ編集へんしゅうを現在げんざいも続つづけている方ほうはご協力きょうりょくお願ねがい致いたします。

概要がいよう

一般いっぱん的てきには、TV番組ばんぐみとして放映ほうえいされた仮面かめんライダーシリーズの作品さくひんで、2000年ねんの『仮面かめんライダークウガ』から2018年ねんの『仮面かめんライダージオウ』までのニチアサ枠わくで放送ほうそうされた20作さくが属ぞくするものとされている。「平成へいせいに放映ほうえいされたライダー」を指さす言葉ことばではない。

また、平成へいせいライダーに対たいして『クウガ』より前まえの仮面かめんライダーを「昭和しょうわライダー」と呼よぶ(当該とうがい記事きじ参照さんしょう)。どちらも元々もともとファンが使用しようしていた通称つうしょうを公式こうしきが取とり入いれたものである。

仮面かめんライダー全体ぜんたいとは別べつに、平成へいせいライダー独自どくじのファンも多おおい。

日本にっぽんの元号げんごうは2019年ねんに令れい和わに改元かいげんされ、平成へいせいライダーはピッタリ20作さく目めの『ジオウ』で完結かんけつすることになった。

平成へいせいの昭和しょうわライダー(?)の扱あつかい

正確せいかくには『仮面かめんライダーBLACKRX』が放送ほうそう途中とちゅうに元号げんごうが昭和しょうわから平成へいせいに変かわったため、一応いちおう同どう作さくは平成へいせい時代じだいで初はつ放送ほうそうされた仮面かめんライダー作品さくひんとなるものの、通例つうれい平成へいせいライダーとしては扱あつかわれず昭和しょうわライダーの一員いちいんとされている。

問題もんだいになるのが、『クウガ』放送ほうそう開始かいし前まえに製作せいさくされたビデオオリジナル作品さくひん『真しん』、劇場げきじょう版ばんオリジナル作品さくひん『ZO』と『J』である。これは、平成へいせい時代じだいになってから登場とうじょうしたものの平成へいせいライダーにはカウントされず何故なぜか昭和しょうわライダーに含ふくまれる。浮ういた扱あつかいであるその3人にんを指さして「ネオライダー」と呼よばれることもある。

このようなチグハグさはそもそも、仮面かめんライダーシリーズをJ以前いぜんとクウガ以降いこうでの作風さくふうの大おおきな変化へんかから二ふたつに区別くべつし、前者ぜんしゃを「昭和しょうわライダー」、後者こうしゃを「平成へいせいライダー」としたのがこれらの呼称こしょうの始はじまりであることに起因きいんしている。つまり、本来ほんらい放送ほうそう年ねんとは関係かんけいない分類ぶんるいであるが故ゆえに、平成へいせいに登場とうじょうしたネオライダーも昭和しょうわライダー扱あつかいされているのである。

『クウガ』が2001年ねん放送ほうそうだったら21世紀せいきライダーとすっきりできたのだが1年ねん早はやかった。ややこしいのと、ネット配信はいしんライダーが出でてきたので令れい和わも含ふくんで「テレ朝てれあさライダー」「ニチアサライダー」といわれることもある。

さらにややこしいのが『仮面かめんライダー』『V3』『アマゾン』の劇場げきじょう版ばんリメイク作品さくひん『THE FIRST』『THE NEXT』『アマゾンズ』。「昭和しょうわ」のリメイクという扱あつかいのためか昭和しょうわ・平成へいせいのいずれにも含ふくまれない。『ディケイド』の劇場げきじょう版ばん「オールライダー対たい大だいショッカー」の”オールライダー”にも数かぞえられていない。おそらく同名どうめいの昭和しょうわライダーとの存在そんざいの兼かね合あいだと思おもわれる。

舞台ぶたい『ジオウ』のファイナルステージでは彼かれらが助すけっ人ととして登場とうじょうした際さいに「平成へいせいの昭和しょうわライダー」を名乗なのった。

『仮面かめんライダーG』という生放送なまほうそう番組ばんぐみ中ちゅうのワンコーナーでの小品しょうひんも存在そんざいするが、石森いしもりプロ公認こうにんではあるものの、これもやはり別べつ扱あつかい。

「平成へいせいライダー? 10年ねん早はやえよ。」

平成へいせいライダー10周年しゅうねんを記念きねんした『ディケイド』のキャッチコピー。公式こうしきに「平成へいせいライダー」の単語たんごが使用しようされた最初さいしょの例れいである。

これは別べつに挑発ちょうはつしているわけではなく、

「えっ、もう10年ねん? 早はやいなあ」

という意味合いみあいだと公式こうしきに発表はっぴょうされた。

「平成へいせいライダー」の特徴とくちょう

前述ぜんじゅつの通とおり、平成へいせいシリーズには昭和しょうわシリーズとは異ことなった意欲いよく的てきな新しん機軸きじくが多々たた見みられる。

以下いかに挙あげる事例じれいは、しばしばファンの間あいだで話題わだいになるものであるが、これはほんの一いち例れいであり数かぞえ上あげればキリがない。

特徴とくちょう①　世界せかい観かん編へん

昭和しょうわライダーとは異ことなる点てんとして、建前たてまえ上じょうは作品さくひん同士どうしでは世界せかい観かんや設定せっていを共有きょうゆうしておらず、特とくに平成へいせい1期きは各かく作品さくひんごとに完全かんぜんに独立どくりつした世界せかいとして描えがかれている。

このため、併存へいそんする並行へいこう世界せかいの設定せっていが取とり入いれられた『ディケイド』以前いぜんは他た作品さくひんのライダーの客演きゃくえんはほとんど無なかった。

一方いっぽうで過去かこ作さくとの時とき系列けいれつ上じょうでの整合せいごう性せいを取とる必要ひつようがないことから、過去かこから続つづく因縁いんねんや伏線ふくせんを張はれるなど作さく劇げき上じょうでの自由じゆう度ども高たかくなっているため、各かく作品さくひんごとに独自どくじの世界せかい観かんを押おし出だした個性こせい的てきなストーリーが描えがかれている。何なによりも敵てき勢力せいりょくが全滅ぜんめつしておらず今後こんごも戦たたかいが続つづくという終おわり方かたをした作品さくひんもある事ことが昭和しょうわライダーと大おおきく異ことなる点てんである(昭和しょうわライダーでも組織そしきの首領しゅりょう格かくを倒たおせず戦たたかいが続つづく可能かのう性せいを示しめした作品さくひんもあるが、当面とうめんの敵対てきたい組織そしきは壊滅かいめつさせている)。

平成へいせい2期き(『W』以降いこう)では、劇場げきじょう版ばんや最終さいしゅう話ばなし間近まぢか、あるいは後日ごじつ談だんでの客演きゃくえんで、交流こうりゅうや共闘きょうとうが見みられはするが、TV本編ほんぺん中ちゅうに(あの男おとこが登場とうじょうする場合ばあいを除のぞけば)別べつ作品さくひんのライダーが登場とうじょうすることはまずない。(一応いちおう、『ゴースト』にて主人公しゅじんこう・天空てんくう寺てらタケルの回想かいそうシーンという形かたちで、前作ぜんさく『ドライブ』の主人公しゅじんこう・泊とまり進すすむノ介かいが登場とうじょうしたシーンは存在そんざいする。)とはいえ、客演きゃくえん作品さくひんでの出来事できごとがTV本編ほんぺんの重大じゅうだいな伏線ふくせんになる事ことも多おおい為ため、1期きの頃ころに比くらべると世界せかい観かんの壁かべはかなり薄うすくなっている様子ようす。

実際じっさいにとある関係かんけい者しゃからも、「平成へいせい2期きは世界せかい観かんが繋つながっている」という旨むねの発言はつげんもあり、彼かれが監督かんとくをした作品さくひんを始はじめ、2017年ねんに公開こうかいされた劇場げきじょう版ばんでも、『ビルド』を除のぞく平成へいせい2期きのライダーは、全すべて同一どういつ世界せかいに存在そんざいしている事ことになっている。そんな『ビルド』の世界せかいも、最終さいしゅう的てきには別べつの平行へいこう世界せかいと融合ゆうごうした「新しん世界せかい」と呼よばれる新あらたな世界せかいになっているが、プロデューサーによると、『ビルド』の世界せかいと融合ゆうごうした世界せかいは『W』〜『エグゼイド』までの歴代れきだい平成へいせいライダーがいる世界せかいと想定そうていしていた模様もよう。その為ため、 2022年ねんに『ビルド』の登場とうじょう人物じんぶつがスピンオフ作品さくひんに登場とうじょうした際さいも、新しん世界せかいは彼かれらと同おなじ世界せかいに統合とうごうされている様子ようすだった。

その後ご、『ジオウ』でも当初とうしょこそ同一どういつの世界せかい観かんであったことかのように描写びょうしゃされ、制作せいさく陣じんからも「ライダーの歴史れきしが消きえると新あたらしいライダーが始はじまる」という発言はつげんがあったが、

実際じっさいは門矢かどや士しやウォズの発言はつげんから、ライダーごとに世界せかい観かんが独立どくりつしていることがわかる(ただし、これは『ジオウ』独自どくじの設定せっていの可能かのう性せいが高たかい)。

それでも前述ぜんじゅつの通とおり別べつ作品さくひん同士どうしの交流こうりゅうや共闘きょうとう自体じたいは何なん度どもあり、仮かりに世界せかい観かんが異ことなっていたとしても、一時いちじ的てきに世界せかいが繋つながる現象げんしょうは特別とくべつ大おおきな理由りゆうなくして起おこるようである。

ちなみにこの辺あたりの話題わだいは、30分ふん前まえ(後ご)のシリーズ作品さくひんにも言いえることである。

特徴とくちょう②　戦闘せんとう編へん

例外れいがいもあるが、多おおくの作品さくひんに言いえる共通きょうつう項こうとして、以下いかの点てんが挙あげられる。

• ライダーに変身へんしんする人物じんぶつは昭和しょうわライダーとは違ちがい、改造かいぞう人間にんげんでない場合ばあいがほとんど(後述こうじゅつする「『改造かいぞう人間にんげん』設定せっていの喪失そうしつ、その代替だいたい」を参照さんしょう)。
  • ただしそれに近ちかい設定せっていを持もつケースもある(クウガ、『555』のカイザ＝草加そうか雅人まさと、『カブト』のダークカブト＝擬態ぎたい天道てんとう、『ウィザード』の操みさお真ま晴人はるとなど)。
• 基本きほん的てきにはすぐ変身へんしんする
  • 怪人かいじんと戦闘せんとうになっても、ギリギリまで変身へんしんせずに格闘かくとう戦せんをする昭和しょうわライダーと比くらべると、平成へいせいライダーは敵てきと出でくわすとすぐライダーに変身へんしんして戦たたかう(戦術せんじゅつ的てきにはこちらのほうが正ただしく、昭和しょうわライダーのほうが特異とくい。ただこれは、昭和しょうわライダーの変身へんしん者しゃが基本きほん的てきに改造かいぞう人間にんげんであり、変身へんしん前まえも1フォームと捉とらえられているためと思おもわれる)。
  • これには、敵てきが軍事ぐんじ的てきな組織そしき体系たいけいを持もつ秘密ひみつ結社けっしゃに限かぎらなくなった結果けっか、変身へんしん前まえでも渡わたり合あえる戦闘せんとう員いんのような雑魚ざこが減へったのが作さく劇げき上じょうの要因よういん。そして大人おとなの事情じじょうとしては、主役しゅやくがアクション俳優はいゆうでなくなったことや、戦闘せんとう員いんを出だすと予算よさんがかかるといった点てんがある。平成へいせい2期きからは戦闘せんとう員いんが登場とうじょうする作品さくひんも増ふえ、変身へんしん前まえの戦たたかいも描写びょうしゃされるようになった。
  • 役者やくしゃのアクション能力のうりょく次第しだいでは、『仮面かめんライダーキバ』や『仮面かめんライダーW』、『仮面かめんライダードライブ』など、生身なまみでも格闘かくとうするキャラが数多かずおおく登場とうじょうする作品さくひんもある。
• 主役しゅやくライダーは戦況せんきょうに応おうじて別べつの姿すがた＝フォームに変身へんしんし、それぞれの特長とくちょうをうまく活いかして戦たたかいを有利ゆうりに運はこぶ(フォームチェンジ)。
  • 販促はんそくのため、ものすごい数かずのフォームチェンジを行おこなう。特とくに平成へいせい二に期きが顕著けんちょで、『オーズ/OOO』や、『ビルド』などでは部位ぶいごとにフォームを組くみ替かえられるシステムが登場とうじょうしたため、フォーム総数そうすうが半端はんぱではない。
• さらに中盤ちゅうばんは「最強さいきょうフォーム」と呼よばれる新しん形態けいたいに多段ただん変身へんしん、より強力きょうりょくな必殺ひっさつ技わざを放はなつ。
  • それもただ強つよいというだけでなく、ストーリーにおいても重要じゅうような意味いみを持もっており、物語ものがたりに深ふかく絡からんでくる。
  • 『電でん王おう』のライナーフォームなど、劇げき中ちゅうで最後さいごに登場とうじょうしたからといって、最強さいきょうとはいえないフォームも存在そんざいする。
  • 特撮とくさつの情報じょうほう誌しである『てれびくん』の誌上しじょう通販つうはんDVD(ハイパーバトルビデオ)のみに登場とうじょうする限定げんていフォームも存在そんざいする。『カブト』のガタック・ハイパーフォームや、『フォーゼ』のロケットドリルステイツなどである。
  • 主役しゅやく級きゅうライダーの「最強さいきょう」を含ふくめた強化きょうかフォームやその武器ぶきには、それまでに登場とうじょうしたフォームの特徴とくちょうがひとつに混まじり合あった合体がったいフォームもいくつか見受みうけられる。
    • トリニティフォーム／仮面かめんライダーアギト
    • クライマックスフォーム(劇げき中ちゅうで『てんこ盛もり』 と呼よばれ、これらの合体がったいフォームの呼称こしょうとして定着ていちゃく)及およびデンカメンソード／仮面かめんライダー電でん王おう
    • ドガバキフォーム／仮面かめんライダーキバ
    • コンプリートフォーム／仮面かめんライダーディケイド
    • バース・デイ／仮面かめんライダーバース
    • コズミックステイツ／仮面かめんライダーフォーゼ
    • オールドラゴン／仮面かめんライダーウィザード
    • 極ごくアームズ／仮面かめんライダー鎧よろい武たけし
    • タイプトライドロン／仮面かめんライダードライブ
    • グレイトフル魂たましい／仮面かめんライダーゴースト
    • ジーニアスフォーム／仮面かめんライダービルド
    • ジオウトリニティ／仮面かめんライダージオウ
    • グランドジオウ／仮面かめんライダージオウ
• 2作さく目め『アギト』以降いこうは複数ふくすうの仮面かめんライダーが登場とうじょう。主人公しゅじんこうの味方みかたとは限かぎらず、ライダー同士どうしの戦たたかいを主軸しゅじくにした作品さくひんもある(その最さいたるものが『龍りゅう騎き』)。
  • 『龍りゅう騎き』は「ライダーバトル」というフレーズの発祥はっしょうであり、それ自体じたいがストーリーの根幹こんかんを成なしている。他たのシリーズでも、中盤ちゅうばんを過すぎてなおライダー同士どうしが一切いっさい協調きょうちょうしないなどということは珍めずらしくない。
  • 女性じょせいライダーも登場とうじょう。公式こうしきには、シリーズ初はつの女性じょせい仮面かめんライダーは仮面かめんライダーファムとされている。
• 本編ほんぺん後半こうはんから勢力せいりょく図ずが三みつ巴どもえになることも多おおく、そうなってからはバトルシーンが乱戦らんせんになることが多おおい。
  • このような場合ばあい、それらの勢力せいりょくにもライダーがいることが多おおく本編ほんぺん後半こうはんからは怪人かいじんとの戦闘せんとうも極端きょくたんに少すくなくなりもっぱらライダー同士どうしの戦闘せんとうが多おおくなる。そのため、ビルドでは怪人かいじんのバリエーションがかなり少すくなく、エグゼイド以降いこう、劇場げきじょう版ばんの敵てきもラスボスもライダーということがほとんどとなった。

特徴とくちょう③　ストーリー編へん

• 『クウガ』で見みせた手法しゅほうの成功せいこうからストーリーがいっそう重視じゅうしされるようになり、目めの肥こえた大人おとなでも楽たのしめる複雑ふくざつな展開てんかいを見みせる。中なかには日曜にちよう朝あさから放送ほうそうしてもいいのか危あやぶまれるほどに暗くらいストーリーも多おおい。ただ『響ひびき鬼おに』からは、シリアスなメイン展開てんかいは続つづけつつギャグ要素ようそを多分たぶんに含ふくむ傾向けいこうになってきている。
  • 形かたちは異ことなれど「“その後ご”の示唆しさ」＝いわゆる「オレたちの戦たたかいはこれからだ!」的てきな最終さいしゅう回かいを迎むかえるパターンが多おおく見みられる(昭和しょうわライダーシリーズにもあるにはあったが、平成へいせいライダーは顕著けんちょである)。ただし、主題しゅだいそのものは完結かんけつしており、「オレたちの戦たたかいはこれからだ!」はあくまでも演出えんしゅつ的てきなものである。
  • 例外れいがいもあるが、シリーズ共通きょうつうの目安めやすとしておよそ30話わ前後ぜんこうから作品さくひん全体ぜんたいのシリアス色しょくが強つよくなり、物語ものがたりの核心かくしんに迫せまってくる。作品さくひんによっては、ちょうどこの時期じきに最強さいきょうフォームが登場とうじょう。
• 敵てきが「世界せかい征服せいふく」を明確めいかくな目的もくてきとして活動かつどうしている作品さくひんが少すくない。世界せかい征服せいふくという目的もくてき自体じたいが現代げんだいでは陳腐ちんぷ化かしていること、昭和しょうわライダーで定番ていばんだったテロ作戦さくせんが放送ほうそうコードにひっかかることも理由りゆうの一ひとつではあるのだろう。そのため、歴史れきしを変かえるなどして「世界せかいを破滅はめつさせる」と言いう、より複雑ふくざつな目的もくてきで行動こうどうする悪役あくやくが多おおく登場とうじょうしている。
• 仮面かめんライダー(及および変身へんしん者しゃ)の死しが描えがかれるようになった。昭和しょうわライダーでも『V3』や『スカイライダー』でのライダーの戦死せんしを思おもわせる描写びょうしゃはあったが、後ごの復活ふっかつの描写びょうしゃがなく完全かんぜんに死亡しぼう退場たいじょうしたのは『アギト』におけるアナザーアギトが初はつであり、その後ごも悪あくの仮面かめんライダーが登場とうじょうすることによって、｢敵てきに敗北はいぼくして死亡しぼうする仮面かめんライダー｣というショッキングな描写びょうしゃが度々たびたび為なされている。中なかには後日ごじつ談だんで死亡しぼうしてしまうことも……。
• 平成へいせい第だい2期き後半こうはん以降いこうから、幹部かんぶでもない一般いっぱんの敵てき怪人かいじんの撃破げきはに2話わ以上いじょうなど複数ふくすう話ばなしかかることが多おおい。
  • ただし、その理由りゆうが単純たんじゅんに相手あいてのスペックが上回うわまわっていたり厄介やっかいな能力のうりょくだったというのは意外いがいに少すくなく、基本きほん的てきに戦たたかっているライダーの気持きもちなどの問題もんだいが主おもである。そのため、抱かかえている問題もんだいが解決かいけつするなどすると一気いっきに敵てきを圧倒あっとうしたり、場合ばあいによっては新しんフォームに昇進しょうしんするなどしてあっさり倒たおしてしまう。

特徴とくちょう④　番外ばんがい編へん

• 毎年まいとしの劇場げきじょう版ばんが恒例こうれいに。たいていは映画えいがだけのオリジナルライダー「劇場げきじょう版ばん限定げんていライダー」や「最強さいきょうフォーム」の顔かお見みせが目玉めだまとなる。『ディケイド』以降いこうは放送ほうそう開始かいし時期じきの変更へんこうにより、冬ふゆの映画えいがでいわゆる「中間なかまフォーム」の顔かお見みせになった。また、映画えいがだけの特別とくべつなフォーム「劇場げきじょう版ばん限定げんていフォーム」も出でてきた。
  • このような形かたちで登場とうじょうするライダーたちは大抵たいてい、映画えいがの中なかで主役しゅやくライダーに倒たおされる敵てきのボス的てき役回やくまわりが多おおい。…なのでその場合ばあいは「発表はっぴょう=死しの宣告せんこく」という一種いっしゅのフラグでもある。
• 白倉しらくら伸しん一郎いちろうプロデューサーの意向いこうもあり、『アギト』以降いこうは髙寺成紀しげのりがプロデュースした『響ひびき鬼おに』を除のぞき通常つうじょう話ばなしを一旦いったん区切くぎってテロップを流ながすエンディングをなくし、本編ほんぺんを若干じゃっかん延長えんちょうした。
  • 代かわりに番組ばんぐみ後半こうはんの戦闘せんとうシーンに決きまって流ながれる挿入歌そうにゅうかをエンディングテーマと銘打めいうちリリース。クライマックスを盛もり上あげる名曲めいきょくを多数たすう輩出はいしゅつしたが、平成へいせい二に期き後半こうはんからはBGM自体じたいが低てい音量おんりょう化かされ曲きょくも滅多めったに流ながれなくなった。劇げき中ちゅうメインキャラの俳優はいゆう・声優せいゆうが歌うたう「キャラソンも兼用けんよう」するパターンも多おおい。
• 基本きほん的てきに仮面かめんライダーが名乗なのらない。名乗なのるライダーも皆無かいむではないが、シリーズ全体ぜんたいで見みても少数しょうすう派は。そもそも劇げき中ちゅうで「仮面かめんライダー」という呼称こしょうや単語たんごが使用しようされない作品さくひんもある。例たとえばカブトでは「マスクドライダー」、鎧よろい武ぶでは「アーマードライダー」が作中さくちゅうでの正式せいしきな呼称こしょうとなっている。
  • 技わざ名めい・武器ぶき名めい・バイク名めいなども同様どうようだが、こちらはベルトや武器ぶき、アイテムの音声おんせいが代かわりにしていたりもする。
• (大だい幹部かんぶなどはさておき)怪人かいじんが自己じこ紹介しょうかいしない。したがって、OPクレジットや公式こうしきサイト、怪人かいじん図鑑ずかんなどを見みないと怪人かいじん名めいがわからない場合ばあいも多おおい。
• 『仮面かめんライダー』で人気にんきが確立かくりつされ、以降いこう特撮とくさつ作品さくひんのヒーローにとっては個性こせいを表あらわす重要じゅうような要素ようそとなっている変身へんしんポーズが、大仰おおぎょうな振ふり付つけをしていた昭和しょうわライダーに比くらべて簡素かんそ化かされていることが多おおい。後述こうじゅつのような設定せっていの変遷へんせんによって「変身へんしんベルト」を直接ちょくせつ操作そうさすることで変身へんしん機能きのうを起動きどうする例れいが多おおく(クウガやアギトは昭和しょうわライダーにならった変身へんしんポーズを取とっているが、ポーズの最後さいごにベルト側面そくめんにあるスイッチを押おす描写びょうしゃがある)、個性こせい的てきな変身へんしんポーズを披露ひろうするライダーも決けっして少すくなくはないが、毎回まいかいの変身へんしんの際さいに披露ひろうされるとは限かぎらない。
  • と言いうか、玩具おもちゃ版ばんのベルトに音声おんせいギミックを仕込しこんだという理由りゆうが大おおきいだろう。ライダーキックを放はなつ前まえにもベルトを操作そうさする必要ひつようが出でたのである。
  • またTCG人気にんきに肖あやかった『龍りゅう騎き』の商業しょうぎょう的てき成功せいこう以降いこう、大量たいりょうの小道具こどうぐ(アドベントカードなど)を用意よういして差さし替かえるギミックになったと言いう理由りゆうもある。平成へいせい1期きは『龍りゅう騎き』と『剣けん』だけだったが、『ディケイド』以降いこうのライダーはすべて当あてはまる。
• 歌詞かしやタイトルにライダー名めいが直接ちょくせつ入はいっている楽曲がっきょくがある(クウガ、アギト、555、剣けん、響ひびき鬼おに、ディケイド、W、オーズ/OOO、フォーゼ、ドライブ)が、直接ちょくせつライダーの名前なまえではなく、そのライダーに近ちかい言葉ことばを取とり入いれている曲きょくも多おおく、実際じっさいに歌うたってみると該当がいとう作品さくひんの主人公しゅじんこうの名前なまえに聞きこえるという仕組しくみになっている(キバ、鎧よろい武たけし/ガイム、エグゼイド)。
  • 特とくにオーズはそれが顕著けんちょで、各かくコンボに充あてがわれたテーマソングのタイトルはすべてコンボ名めいをもじったもの。
• 昭和しょうわライダーと比くらべて本編ほんぺん中ちゅうにナレーションがほとんどなく、次回じかい予告よこくでキャッチコピーを読よみ上あげるのがほとんど。

改造かいぞう人間にんげん設定せっていの喪失そうしつ、その代替だいたい

番外ばんがい的てき存在そんざいの『G』などを除のぞく平成へいせいライダーの変身へんしん者しゃは、昭和しょうわライダーとは異ことなり、力ちからを得える手段しゅだんは改造かいぞう手術しゅじゅつではない。しかし、対象たいしょう人物じんぶつが潜在せんざい的てきに特別とくべつな資質ししつを持もっていたり、あるいは身体しんたい的てきには普通ふつうであっても身みにつけるベルトのほうにライダーとしての力ちからが集約しゅうやくされているため、変身へんしんすれば遜色そんしょくなく怪人かいじんと戦たたかえる。

それに伴ともない、変身へんしんについても肉体にくたいが変化へんかするのではなく超ちょう科学かがくや異種いしゅ文明ぶんめいにより作つくられた強化きょうか服ふくを身みに纏まとうといったケースが多おおく、変身へんしんベルトが改造かいぞうされた身体しんたいの一部いちぶであるという設定せっていであった昭和しょうわライダーとは異ことなり、装着そうちゃくする変身へんしんアイテムという扱あつかいに変かわっていった(もちろん例外れいがいもある)。そういった設定せっていの変遷へんせんから、作品さくひんによっては変身へんしんベルトが特定とくていの個人こじん専用せんようの物ものではなく、その所有しょゆう者しゃが代かわるか複数ふくすう存在そんざいするといった理由りゆうによって、別べつの人間にんげんが同おなじライダーに変身へんしんするということもある。

敵てきを含ふくめた「異形いぎょう」を表あらわす表現ひょうげんとしても、古代こだいからいる生物せいぶつだとか外そと宇宙うちゅうか別べつ次元じげんからの来訪らいほう者しゃなど、ストーリーの幅はばを大おおきく広ひろげたことで世界せかい観かんの選択肢せんたくしも広ひろがり、そこから作品さくひんごとの差別さべつ化かを強つよく意識いしきしていった関係かんけいで、改造かいぞう人間にんげんを出だすことに執着しゅうちゃくする理由りゆうがなくなったと考かんがえられる。

また、これにより本編ほんぺんで仮面かめんライダーだった者ものたちは「ただの人間にんげんに戻もどる」という選択肢せんたくしが得えられ、最終さいしゅう回かい後ごは戦たたかいから解放かいほうされる＝「仮面かめんライダーを辞やめる」パターンが可能かのうになっている。

その意味いみでは「喪失そうしつ」というより改造かいぞう人間にんげん設定せっていからの「解放かいほう」ととれるかもしれない。

こうした設定せっていの変更へんこうは、2000年代ねんだい当時とうじにおいて人工じんこう臓器ぞうき(血液けつえき、骨ほね、筋肉きんにく、神経しんけいなど)が発達はったつしており、1970年代ねんだいの時点じてんでは架空かくうの存在そんざいと言いっても差さし支つかえなかった改造かいぞう人間にんげんが現実げんじつ的てきなものとなり、新あたらしい差別さべつ問題もんだいの惹起じゃっきが懸念けねんされるという事情じじょうがある。

他ほかにも、玩具おもちゃ開発かいはつの企画きかく段階だんかいで変身へんしんアイテムなどにギミックを持もたせるとき、ある程度ていどメカニカルなもの=外部がいぶ装置そうちであるほうがデザインしやすく機能きのうも埋うめ込こみやすいという大人おとなの事情じじょうも関係かんけいしていると思おもわれる。

逆ぎゃくに、特性とくせいが敵てき怪人かいじんと同おなじだったり、敵てき怪人かいじんと同どうじ力りょくあるいは敵てき怪人かいじんの力ちからそのものを使つかって変身へんしんしたり、変身へんしん者しゃの正体しょうたいが怪人かいじんだったり、副作用ふくさようなどで怪人かいじんそのものに変貌へんぼうしてしまったりと、「ライダーが敵てき怪人かいじんと同どうじ力りょくをルーツとする存在そんざい」という要素ようそに関かんしては、ある種しゅ昭和しょうわ以上いじょうに徹底てっていしている(実際じっさい、敵てき組織そしきから改造かいぞうを受うけたわけではなく、そもそも力ちからのルーツすらも異ことなる昭和しょうわライダーは少すくなからず存在そんざいする)。

なお、先史せんし超ちょう人類じんるいリントが作つくった霊れい石せき「アマダム」の力ちからで肉体にくたいを変化へんかさせているクウガ、神かみの如ごとき超ちょう存在そんざい(の半身はんしん)から与あたえられた超ちょう能力のうりょくによって肉体にくたいが変化へんかする『仮面かめんライダーアギト』のライダー(装着そうちゃく式しきのG3系列けいれつを除のぞく)、修練しゅうれんの結果けっか肉体にくたいを戦闘せんとう向むけの状態じょうたいに変化へんかさせる術じゅつを得えた『仮面かめんライダー響ひびき鬼おに』のライダー、体内たいないにオーメダルの力ちからを取とり込こんで動物どうぶつの力ちからをミックスさせて戦たたかう仮面かめんライダーオーズといったように、改造かいぞう人間にんげんでこそないが変身へんしんで肉体にくたいが異質いしつなものに変化へんかしているライダーがいないわけではない。死亡しぼうした人間にんげんが変身へんしんする仮面かめんライダーゴーストのように、変身へんしんする前まえから肉体にくたいが異質いしつなものに変化へんかしているという例れいもある(明言めいげんはないがWも確実かくじつに、小説しょうせつ版ばんによればフォーゼも該当がいとうする)。

そして、『仮面かめんライダービルド』では、主人公しゅじんこうやその相棒あいぼうをはじめ、ライダー変身へんしん者しゃのほぼ全員ぜんいんに、敵てきに改造かいぞうされたと思おもわれる描写びょうしゃが存在そんざいしている。改造かいぞうされた人間にんげんが仮面かめんライダーになったのは、『RX』以来いらい28年ねんぶり(劇場げきじょう版ばんも含ふくめれば1994年ねん公開こうかいの映画えいが『仮面かめんライダーJ』以来いらい23年ねんぶり)で、平成へいせいライダーシリーズでは初はつとなる。もっとも、前述ぜんじゅつの事情じじょうに配慮はいりょしてか、その「改造かいぞう」の内容ないようはあくまで「素質そしつあるものへの変身へんしん能力のうりょくの付与ふよ」で、ライダーとしての戦闘せんとう能力のうりょくはベルトなどの変身へんしんアイテムに集約しゅうやくされており、昭和しょうわと平成へいせいの中間ちゅうかんのような設定せっていとなっている。終盤しゅうばんではサイボーグになった者ものが登場とうじょうし「純粋じゅんすいな改造かいぞう人間にんげん」としての仮面かめんライダーが平成へいせいライダーで遂ついに登場とうじょうすることとなったが、やはり配慮はいりょもあってかサイボーグ化かが判明はんめいした回かいにて退場たいじょうとなっている。

『仮面かめんライダー鎧よろい武たけし』は本編ほんぺんで改造かいぞう人間にんげん設定せっていは無なかったが、舞台ぶたい版ばん『斬月ざんげつ』では仮面かめんライダー(アーマードライダー)が改造かいぞうの途中とちゅう経過けいかとされており、オーバーロード化か＝成功せいこう作さく・一般いっぱんインベス化か＝失敗しっぱい作さくとなっている。実行じっこう者しゃの目的もくてきから改造かいぞう人間にんげんガチャと化かしており、ある意味いみ昭和しょうわ以上いじょうに非ひ人道的じんどうてきである。なお本編ほんぺんのオーバーロードには任意にんいで怪人かいじん態わざと人間にんげん態たいを切きり替かえられる個体こたいや、人間にんげん態たいを保たもった個体こたいも居いる。

そうした改造かいぞう人間にんげん設定せっていが使用しようされなくなってしまった傾向けいこうにより、昭和しょうわライダーと比くらべてあらゆる面めんで設定せっていがかなり複雑ふくざつで分わかり難がたくなり過すぎていることから、取とっつきにくく感かんじて苦手にがてとする人ひとも多おおくなっている。

また、全体ぜんたい的てきにメタリックな質感しつかん、武器ぶきを多用たようすること、JAC系けいのアクションなどから、昭和しょうわ仮面かめんライダーよりどちらかといえばメタルヒーローが源流げんりゅうという見方みかたもでき、放送ほうそう枠わくも『燃もえろ!!ロボコン』を間あいだに挟はさみつつも継承けいしょうしている。

第だい1期きと第だい2期き

一部いちぶのファンやネット上じょうでは平成へいせいシリーズ10周年しゅうねん記念きねん作品さくひんの『ディケイド』で一ひとつの区切くぎりとして、昭和しょうわライダーシリーズに倣ならい『クウガ』～『ディケイド』までを「第だい1期きシリーズ」、『W』以降いこうの作品さくひんを「第だい2期きシリーズ」と分わける動うごきがある。

公式こうしきの玩具おもちゃサイトでもこのように呼よばれているため、半なかば公認こうにん。詳くわしい違ちがいはそれぞれの記事きじを参照さんしょう。

スタッフ・役者やくしゃ陣じんについて

スタッフ陣じんはスーパー戦隊せんたいシリーズ経験けいけん者しゃが多おおく、複数ふくすうライダーやアニメ調ちょうのデザインなど、作風さくふうにもスーパー戦隊せんたいの色いろが濃こい。

スーパー戦隊せんたいシリーズと同様どうよう、俳優はいゆうの登竜門とうりゅうもんとしても知しられており、本ほんシリーズからブレイクした主演しゅえん俳優はいゆうも多おおい(オダギリジョー、水嶋みずしまヒロ、佐藤さとう健けん、瀬戸せと康史やすし、菅田すげた将すすむ暉あきら、福士ふくし蒼あお汰、竹内たけうち涼すずか真しんなど)。また、シリーズによっては主演しゅえん以外いがいのキャストも出世しゅっせするケースがある(要よう潤じゅん、綾野あやの剛つよし、吉沢よしざわ亮あきら)など。

一方いっぽうジャニーズ事務所じむしょからは全まったく採用さいようがないが、これは「若手わかて俳優はいゆうがジャニーズに偏かたよっているからこそ他たの事務所じむしょからも平成へいせいライダーを通つうじて才能さいのう発掘はっくつの機会きかいを与あたえたい」意図いとがあったため。

(無論むろん、過去かこにジャニーズ事務所じむしょに入はいっていた経験けいけんのある俳優はいゆうも多おおかったり、かなり特殊とくしゅな立たち位置いちで当時とうじジャニーズだった俳優はいゆうが採用さいようされたりした例れいはある)。このため2023年ねん浮上ふじょうした同どう事務所じむしょの性せい加害かがい問題もんだいの影響えいきょうは全まったく受うけなかった。

なお、ジュノンスーパーボーイコンテストでグランプリなど賞しょうをとった者もの、ファイナリストがライダーに選えらばれいる事例じれいがいくらかあり、西銘にしめ駿しゅん(ゴースト)、飯島いいじま寛ひろし騎き(エグゼイド)、犬飼いぬかい貴たか丈たけ(ビルド)、奥野おくの壮たけし(ジオウ)と主役しゅやくに4年ねん連続れんぞく出身しゅっしん者しゃ、西銘にしめから犬飼いぬかいまで3年ねん連続れんぞくグランプリ獲得かくとく者しゃということもあった。主役しゅやく以外いがいのライダー、非ひライダーの主要しゅよう人物じんぶつも含ふくめると平成へいせい一いち期きでは響ひびき鬼おにとディケイド以外いがいにはジュノンボーイが出演しゅつえんしている。

メインライダーたちに若手わかて俳優はいゆうを起用きようしている一方いっぽうで、ライダーのサポート役やく(いわゆるおやっさんポジ)はすでに名なの知しられている芸人げいにんや大御所おおごしょ俳優はいゆうが演えんじることが多おおい。

その他た

『平成へいせいガメラパーフェクション』に掲載けいさいされた長谷川はせがわ圭一けいいちなどの関係かんけい者しゃへのインタビューによると、『ウルトラマンパワード』でできたコネと『ウルトラマン80』のノウハウが平成へいせいガメラに活いかされ、そして平成へいせいガメラが後こうの特撮とくさつ界かいに多大ただいな影響えいきょうを与あたえ、平成へいせい以降いこうのウルトラマンシリーズと仮面かめんライダーシリーズが特とくに大おおきな影響えいきょうを平成へいせいガメラから受うけているとされる。なお、『ウルトラマン80』には湯浅ゆあさ憲明のりあきなどのガメラ関係かんけい者しゃも関かかわっていた。

• 平成へいせいガメラの原案げんあんは「小中こなかガメラ」と呼よばれる物ものであり、そこに金子かねこ修介しゅうすけ（『ウルトラマンマックス』に携たずさわった）と伊藤いとう和典かずのりが、自身じしんが作つくろうとしていた『ウルトラQ』の未み完成かんせい作品さくひん（『ウルトラQザ・ムービー星ぼしの伝説でんせつ』の前身ぜんしんの企画きかく）のアイディアも取とり入いれたのが平成へいせいガメラであった。そして、田崎たさき竜太りゅうたなどウルトラマン・仮面かめんライダーの関係かんけい者しゃたちが携たずさわった『小ちいさき勇者ゆうしゃたち』は「小中こなかガメラ」を焼やき直なおしした作品さくひんであり、『ウルトラマンティガ』と『デジモンテイマーズ』も「小中こなかガメラ」のコンセプトを受うけ継ついでいるとされる。

作品さくひんタイトル

※キャストなどの詳細しょうさいはリンク先さき参照さんしょう。

テレビ作品さくひん一覧いちらん

※1：『ディケイド』第だい31話わは「本ほん放送ほうそう版ばん」と「再さい放送ほうそう・DVD等とう収録しゅうろく版ばん」の2バージョンがあり、それぞれ終盤しゅうばんの展開てんかいと結末けつまつが異ことなっている。これは、本ほん放送ほうそう版ばんが結末けつまつを劇場げきじょう版ばんに繋つなげるためのものになっているのに対たいし、再さい放送ほうそう・DVD等とう収録しゅうろく版ばんは本編ほんぺんのみで物語ものがたりが完結かんけつするように変更へんこうが加くわわったものである。

似にたような例れいとして、TVアニメ版ばん『steins;gate』の23話わ本ほん放送ほうそう版ばんと、続編ぞくへん『0』に物語ものがたりが繋つながるよう最終さいしゅう回かいとして編集へんしゅうされた2016年ねん再さい放送ほうそう版ばん(βべーた)の違ちがいなどがある。ちなみに、「ディケイドメインのエピソードである仮面かめんライダーウィザードの52・53話わは実質じっしつディケイドの32・33話わ」「ディケイドの放送ほうそう回数かいすうはジオウに出でた話はなし数すう分ふんを合あわせて49話わ」というジョークがある。

※2：なお短みじかかった理由りゆうは、以後いごの作品さくひんの開始かいし時期じきをスーパー戦隊せんたいシリーズと半年はんとしずらすことをバンダイから要求ようきゅうされたからとされている。つまり打うち切きりではない。また『ジオウ』が「20周年しゅうねん記念きねん作品さくひん」と名乗なのれなかったのもこれが理由りゆうだろう（19.5年ねん）。

なお昭和しょうわライダーを含ふくめると『仮面かめんライダーアマゾン』が24話わで最短さいたん。こちらも放送ほうそう局きょく変更へんこう（テレ朝てれあさ→TBS）の影響えいきょうであり、やはり打うち切きりではない。

劇場げきじょう版ばん

主題歌しゅだいか

『アギト』までは、昭和しょうわライダーのOPを始はじめ数々かずかずのアニソン系けい音源おんげん等とうの販売はんばい権けんを日本にほんコロムビアが長年ながねん保有ほゆうしていた。

ところが、日本にほんコロムビアは経営けいえい不振ふしんでそれまで保有ほゆうしていた権利けんり及および所属しょぞくしていた大物おおもの演歌えんか歌手かしゅなどの大だい規模きぼなリストラを敢行かんこうして手放てばなすこととなってしまった。

その結果けっか、『龍りゅう騎き』以降いこうのライダーの音源おんげん等とうの独占どくせん販売はんばい権けんがエイベックスに譲渡ゆずりわたされ、エイベックスのレーベルに所属しょぞくする形かたちで継続けいぞくされている。時代じだいが令れい和わへと移うつり変かわり令れい和わライダーとなっても継続けいぞくしている。