本ほん研究けんきゅうでは，個人こじんの利益りえきが他人たにんや集団しゅうだん全体ぜんたいの利益りえきと競合きょうごうする社会しゃかい的てき問題もんだいにおいて，集団しゅうだんを適応てきおう状態じょうたいに導みちびくために効果こうか的てきな外的がいてき要因よういんを探さぐることを目的もくてきとする．その目的もくてきに向むけ，Cialdini の提唱ていしょうした交渉こうしょう相手あいての承認しょうにんを引ひき起おこす要因よういんとなる人間にんげんの行動こうどうパターンの中なかから他者たしゃからの「好意こうい」に着目ちゃくもくし，それが集団しゅうだん内ないの人間にんげんの考かんがえ方かたを変かえ集団しゅうだん適応てきおう状態じょうたいをもたらすかを異い文化ぶんか体験たいけんゲーム「バルンガ」の被験者ひけんしゃ実験じっけんを通とおして検証けんしょうする．