クサシギ Tringa ochropus

体からだの上面うわつらは濃こ褐色かっしょく、腹はらは白色はくしょくのシギ。飛翔ひしょう中ちゅう、白しろい上尾あげお筒とうとその他たの上部じょうぶの濃こい色いろのコントラストが目立めだつ。警戒けいかいすると尾おを上下じょうげに振ふるが、平常へいじょう時じはイソシギほど頻繁ひんぱんには振ふらない。驚おどろいて飛とぶと素早すばやく上昇じょうしょうし、深ふかく羽はばたいた後のち、ツバメのように滑空かっくうする。湿しめった林はやしの中なかにある湿地しっちや開あけた場所ばしょで繁殖はんしょくし、淡水たんすい性せい又または塩水えんすい性せいの湿地しっちを渡わたる。渡わたりの途中とちゅうは特とくに湖みずうみや池いけの泥どろが多おおい岸きしを好このむ。単独たんどくか小ちいさな群むれで見みられるが他たの種類しゅるいとは混まじらない。