コアジサシ Sternula albifrons

小型こがたで優美ゆうびなアジサシ。主おもに沿岸えんがん部ぶに生息せいそくするが、局所きょくしょ的てきに内陸ないりく部ぶでも見みられる。夏なつ羽わは、頭頂とうちょうから後こう頭あたまにかけて黒くろく、額がくはV字じに白しろく、黄色きいろく先端せんたんが黒くろい嘴くちばしをしている。サイズが小ちいさいことで識別しきべつしやすいが、成長せいちょうの冬ふゆ羽わはアジサシと似にていて紛まぎらわしいことがある。肩かたから翼つばさの先端せんたんに黒くろいストライプが伸のびる。海岸かいがんから河原かわはら、湖岸こがんまで、砂地すなじや石いしの多おおい場所ばしょに集団しゅうだんで繁殖はんしょくし、他たのアジサシ類るいと一緒いっしょに繁殖はんしょくすることもある。コロニーで騒さわがしくモビングするようなことが無ないと、見落みおとしやすい。強つよい羽はばたきで飛とび、水中すいちゅうに飛とび込こんで小しょう魚さかなを捕つかまえる。