ハジロクロハラアジサシ Chlidonias leucopterus

夏なつ羽わと冬ふゆ羽わが大おおきく異ことなる、軽快けいかいな "川がわのアジサシ"。夏なつ羽わは、飛翔ひしょう時じの黒くろと白しろの対照たいしょう的てきな羽はね色しょくが非常ひじょうに目立めだつ。休やすんでいる時ときは、黒くろい体からだに対照たいしょう的てきな白しろい肩かたをしている。冬ふゆ羽わや幼鳥ようちょうは、白しろに灰色はいいろの斑点はんてんがあり、後こう頭あたまから目めの後方こうほうに「耳みみ当あて」のような黒くろい斑まだらがある。ハシグロクロハラアジサシと生息せいそく域いきが重かさなる地域ちいきでは、幼鳥ようちょうは本ほん種しゅは背せが黒くろく、翼つばさの下面かめんの色いろが薄うすく、腰こしが白しろいこと、ハシグロクロハラアジサシは肩かたの上うえに黒くろい斑まだらがあることで区別くべつされる。冬ふゆ羽わのクロハラアジサシも似にているが、頭部とうぶに耳みみ当あての代かわりに薄うすい、白しろと黒くろの縦たてじまがある。通常つうじょう、河川かせん、湖沼こしょう、湿地しっちの周まわりで群むれで見みられ、水中すいちゅうに飛とび込こむのではなく、水面すいめんで採と餌えさする。一般いっぱん的てきには、多おおくの典型てんけい的てきなアジサシ類るいほど海うみとの深ふかいつながりはない。