明日が引退試合の森坂
6月23日(日)に東京・後楽園ホール開催される『Krush.162』の前日計量が22日、都内会場にて行われ、[Krushフェザー級(57.50kg)]に出場する森坂陸(エスジム)は57.45kg、松本海翔(TAD)は57.50kgで計量パスし、ともにバキバキボディを披露。森坂は、今回が引退試合となるが、最後の計量も無事にパスして仕上がりのいいところを見せた。
【フォト】森坂陸、バキバキボディで有終の美アピール!
森坂はムエタイ仕込みの蹴り技とバックブローなど回転技も得意とするトリッキーなファイトスタイルで観客を魅了してきた。22年4月からは4連勝をあげ、今年3月に玖村修平とタイトルマッチで対戦し、判定勝利で王座を戴冠。しかし、10月21日の防衛戦で篠塚辰樹に判定負けで陥落となり引退を表明。今回が引退試合となる。
森坂の引退試合の相手に選ばれたのは、新鋭の松本。17歳の松本は3戦3勝(1KO)で、K-1アマチュア全日本-55kgで優勝している。新旧のガチ対決は注目が集まりそうだ。
森坂は松本を挑発した
計量を終えた森坂は、「計量は大嫌いなんで、いつも通りに終わってホッとしています。最後なんだなと思うことはありますが、全力で楽しみたい」と安堵した様子。だが相手の松本に対しては「これまでの相手に比べたら何もないんで、怖くない。計量でも、やる気あんのかなと。イケイケでくるかと思った」と拍子抜けしたようだ。
松本は「若手代表として強さを見せつけます。怖さを知らせてあげたい」と反論。挑発されどんな気分なのか聞くと「言っとけよって感じです。覚悟が決まっていないとか言われたけど、覚悟が決まっていなかったら、ここに来ていないんで。それだけ決まっているんで、待っとけよって、何を言ってんやろなと。最後は、悔しい気持ちでリングを降りてほしい」と介錯するつもりで戦うという。
森坂の挑発に反論する松本
最後に森坂は「明日は、どうなっても最後なんで、今までの集大成で綺麗にリングを降りたいですね。相手は負けなしのイケイケの高校生みたいな感じなので、僕もそういう時があったので分かるけど、このリングはそんなに甘くないと教えてあげたい」と意気込みを語った。
森坂のラストマッチは、どんな結末が待っているのだろうか。
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