2024/06/26（水みず）UP
（最終さいしゅう更新こうしん：2024/06/26 13:51）

玖村くむら将しょう史し(C)K-1

　7月がつ7日にち（日ひ）東京とうきょう・国立こくりつ代々木よよぎ競技きょうぎ場じょう第だい二に体育館たいいくかん大会たいかいで開催かいさいされる格闘技かくとうぎイベント『K-1 WORLD MAX』では、K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界せかい最強さいきょう決定けっていトーナメントが行おこなわれ、開幕かいまく戦せんで玖村くむら将しょう史し（25=K-1ジム五反田ごたんだチームキングス）がアントニオ・オルデン（スペイン）と対戦たいせんする。
　玖村くむらの試合しあい前ぜんインタビューが主催しゅさい者しゃを通つうじて届とどき、「自信じしんしかないですね。今回こんかいは倒たおしに行いこうかなと思おもってます」と話はなし、金子かねこ晃あきら大だいへのリベンジとトーナメント優勝ゆうしょうにも意気込いきごみを語かたった。

【動画どうが】玖村くむらと金子かねこ、3度目どめの大だい激闘げきとう！

　トーナメントは8人にん制せいで日本人にっぽんじん4人にんと外国がいこく人じん4人にんの編成へんせい。7月に1回戦かいせん、9月29日にち（日ひ）に準決勝じゅんけっしょうと決勝けっしょう戦せんという形かたちだ。日本人にっぽんじん選手せんしゅは玖村くむらの他ほかに、K-1スーパー・バンタム級きゅう（-55kg）王者おうじゃ・金子かねこ晃あきら大だい（27=K-1ジム自由じゆうが丘おか/FROG GYM）、Krushスーパー・バンタム級きゅう（-55kg）王者おうじゃ・璃明武たけ（23＝K-1ジム総本部そうほんぶチームペガサス）、初代しょだいKrushフライ級きゅう（-51kg）王者おうじゃ・大久保おおくぼ琉唯（19＝K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER）が参戦さんせん。ライバルの金子かねことは反対はんたい側がわで、当あたるとすれば決勝けっしょう戦せんとなる。

　玖村くむらは、昨年さくねん3月がつにRISE・鈴木すずき真彦まさひこから勝利しょうり。9月は金子かねこの持もつK-1スーパー・バンタム級きゅう王座おうざへの挑戦ちょうせんするも、延長えんちょうで判定はんてい負まけ。今年ことし3月がつにルカ・チェケッティから判定はんてい勝がちを収おさめ、世界一せかいいちを狙ねらう。

　対たいするスペインのオルデンは、7つのタイトルを持もつベルトコレクターで、17年ねん4月がつにK-1 WORLD GP第だい2代だいスーパー・バンタム級きゅう王座おうざ決定けっていトーナメント一いち回戦かいせんに参戦さんせんし、武居たけい由樹ゆきと対戦たいせんするも、慣なれないルールだったためか、ヒジ打うちの反則はんそくをしてしまうなどいいところなく敗北はいぼく。23年ねん10月がつには『ONE Friday Fights 36』でポンシリ・スージーバミーキアオから判定はんてい勝がちを収おさめ、K-1へのリベンジとともに世界せかいトップを目指めざす。

会見かいけんで意気込いきごむ玖村くむら(C)K-1

　インタビューで玖村くむらは「まず金子かねこ選手せんしゅにリベンジできる機会きかいがこんなに早はやく来くると思おもわなかったので、そこはめっちゃ気合きあい入はいってます。K-1のチャンピオンが一番いちばんで、いまその一番いちばんは金子かねこ選手せんしゅなんで。K-1最強さいきょうっていう称号しょうごうと金子かねこ選手せんしゅにリベンジできるっていう、どっちも優勝ゆうしょうしたら叶かなえられると思おもっているんでワクワクしてますね」と既すでに金子きんすに照準しょうじゅんを合あわせ、気合きあい十じゅう分ぶんの様子ようす。

　対戦たいせんするオルデンの印象いんしょうを「身長しんちょうが大おおきくて、ムエタイスタイルのサウスポーで上手うまく戦たたかってくる選手せんしゅかなっていうイメージですね。前回ぜんかいの相手あいてもサウスポーだったので、その感覚かんかくがずっと残のこったまま、今回こんかいもサウスポーで決きまったから続つづけていいイメージで対策たいさくできています」とし、「距離きょりを取とってミドルでポイントとか取とってくるタイプで、たまにハイキックとかも蹴けってくるため、そういう1発はつは気きをつけないとなと思おもってます。左ひだりの蹴けりの殺傷さっしょう能力のうりょくは高たかいと思おもうので、そこは気きを付つけたいなと思おもってます」と左ひだりの蹴けりを警戒けいかいするとした。

　その上うえで「スピードは間違まちがいなくレベルの差さは圧倒的あっとうてきにあると思おもいます。自信じしんしかないですね。今回こんかいはもう倒たおしたいなっていう。今回こんかいは倒たおしに行いこうかなと思おもってます」とスピードが決定的けっていてきに違ちがうと話はなし、余裕よゆうのKO宣言せんげん。「自分じぶんのレベルが上あがっている、成長せいちょうしてるのを体感たいかんできますし、何なによりも今回こんかいの試合しあいに対たいする思おもい入いれが全然ぜんぜん違ちがうというか、いつも以上いじょうに気合きあい入はいってるんで。今回こんかいは倒たおして日本人にっぽんじんの強つよさを見みせたいなと思おもってます」と力説りきせつした。

既すでに照準しょうじゅんは金子かねこ（左ひだり）に合あわせている（昨年さくねん9月がつの試合しあい）

　改あらためて、決勝けっしょうは金子かねこで間違まちがいないか問とわれると「はい。もう間違まちがいないです。決勝けっしょうで金子かねこ選手せんしゅにリベンジして、今回こんかいは絶対ぜったいに優勝ゆうしょうします」と断言だんげん。勝かったら、2勝しょう2敗はいとなるが「そうしたら55kgのタイトルを懸かけて、もう一いち回かいやりますよ」と5度目どめの対決たいけつも視野しやに入いれてるようだ。

　璃明武ぶについては「全まったく興味きょうみが湧わかないです」、大久保おおくぼは「まだこれからの選手せんしゅなので、ここで潰つぶしちゃってもいいのかなみたいな。当あたったからには、もう全力ぜんりょくで倒たおしに行いくんで。やっちゃっていいのかなっていう感かんじですね」と相手あいてにしていない様子ようす。

　また、前回ぜんかいの金子かねこ戦せんは延長えんちょうラウンドにもつれる激闘げきとうとなった。あのさらに上うえがあるのかとの質問しつもんには「逆ぎゃくに真面目まじめに戦たたかいすぎたというか勝負しょうぶをしすぎで、全力ぜんりょく真まっ向こう勝負しょうぶで勝かとうみたいなスタイルになってしまいました。自分じぶんのスタイルではなかったなって思おもいましたね。自分じぶんのスタイルじゃないところで、勝かちたいっていうのがあって、付つき合あっちゃって向むこうのペースで勝かちたいっていうのがあって。そこで戦たたかっちゃったなっていうのが敗因はいいんの一ひとつかなと思おもってます。同おなじ戦たたかいは絶対ぜったいしないです」と決勝けっしょうで金子かねことの戦たたかいが実現じつげんした際さいは全まったく違ちがう展開てんかいになるとした。