2024/06/26（水みず）UP
（最終さいしゅう更新こうしん：2024/06/29 07:52）

スペインで開催かいさいされたローキック大会たいかい。空手からて家かが強つよさを発揮はっきした（『LOW KICK CHAMPIONSHIP』より）

　今年ことし6月がつ8日にち、スペイン・バレンシアでローキックのみで戦たたかう第だい1回かい大会たいかいが開催かいさいされた。この大会たいかいは、『LOW KICK CHAMPIONSHIP』が主催しゅさいするローキックを蹴けり合あうイベント。その大会たいかい名めいの通とおり、ローキックを互たがいに蹴けり合あいダメージを競きそい合あう大会たいかいだ。

【フォト＆動画どうが】これは痛いたい！ローキック直撃ちょくげき、耐たえる選手せんしゅ、足あしをひきずるシーンも

　ルールは、至いたってシンプルだ。ケージの中なかに2名めいの出場しゅつじょう選手せんしゅが入はいり、マットに仕切しきられた赤あかと青あおゾーンにそれぞれ蹴けられる足あしを踏ふみ入いれて、向むかい合あって構かまえる。コイントスで先攻せんこう後ご攻おさむが決きまり、各かくゾーンに足あしを入いれたまま交互こうごにローキックを蹴けってダメージを与あたえるという競技きょうぎだ。

負まけを認みとめた選手せんしゅが手てを挙あげて敗北はいぼくを宣言せんげんする

　蹴けっていい箇所かしょは、ヒザから上うえの太ふともも部分ぶぶんでカーフキックは禁止きんし。内側うちがわのインローに関かんしては、互たがいが合意ごういすればOKということになっている。また足あしを上あげてのブロックは禁止きんしで、蹴けられる瞬間しゅんかんに太ふとももを外側そとがわに向むける、いわゆる空手からての“外そと受うけ”のようなローキックのディフェンスがとくに有効ゆうこうのようだ。

　体重たいじゅう制せいで60kgから10kg単位たんいで階級かいきゅう分わけし、男女だんじょに分わかれてのワンマッチ形式けいしきを採用さいよう。勝敗しょうはいは、一方いっぽうが申告しんこくして負まけを認みとめたときに決着けっちゃくがつくとのこと。

　第だい1回かい大会たいかいは、極ごく真ま空手からて家かとキックボクサーの異種いしゅ格闘技かくとうぎ戦せんが2戦せん連続れんぞくで実現じつげんし、ここは極ごく真しんが連勝れんしょう。そしてK-1vs.ムエタイは、K-1が勝利しょうり（※選手せんしゅ名めいはアレックス・ゴンザレス。K-1に出でたことがあるというファイターなのだろう）。さらに極ごく真まvs.MMAは、打うち下おろしのローキックを蹴けっていった極きょく真しんが勝利しょうり。また極ごく真まvs.他た流派りゅうは空手からて（BJJ.KARATE）も実現じつげんし、極ごく真しんが一発いっぱつで勝利しょうりした。

蹴けられる方ほうは太ふとももを外側そとがわへ向むけて空手からての外そと受うけが有効ゆうこうか

　最後さいごは極ごく真まvs.極ごく真しんとなり、互たがいにローキックを蹴けり合あう接戦せっせんとなったが、やがてダメージを蓄積ちくせきされた選手せんしゅが手てを挙あげて負まけを認みとめた。

　試合しあいを見みた印象いんしょうだと、近距離きんきょりでのローキックの蹴けり合あいとなるため、フルコンタクト空手からての選手せんしゅが有利ゆうりか。ローキックの打うたれ強つよさに自信じしんがある格闘かくとう家かに出でてもらいたいが、それは規模きぼが大おおきくなって賞金しょうきんが増ふえればということが前提ぜんていになるのかもしれない。