健文トーレス
8月24日(土)大阪・大和アリーナにて開催される『3150×LUSHBOMU vol.1』で、WBO世界スーパーフライ級1位KJ・カタラジャ(フィリピン)に挑む、WBO世界バンタム級11位の健文トーレス(TMK)が大阪府内で練習を公開。シャドー、ミット打ち、サンドバッグ打ちで快音を響かせた。
トーレスは計11年の刑務所暮らしから出所、36歳で世界戦への夢へ最後の挑戦をしている。
【フォト】健文トーレスが練習で見せる迫力の顔!前戦ガバリョを初回KOする衝撃の動画
トーレスは天才ボクサーと呼ばれ、世界ランキング入りも果たした逸材だったが、タクシー強盗などの犯罪により計11年の刑務所暮らしも経験。しかし、今年5月の前戦でWBO世界バンタム級1位のレイマート・ガバリョに1R KO勝利し、強烈なインパクトを残した。
今回は2戦連続で世界1位の選手との対戦だ。もし勝利すれば、その先に夢だった世界挑戦への道が開けてくる。
シャドウを披露するトーレス
トーレスの戦績は19戦14勝(10KO)5敗。日本での試合は16年12月以来、約7年ぶりとなる。
練習前の会見でトーレスは、対戦相手の世界1位カタラジャの印象について「強い選手なのは間違いない。パンチもあるでしょうし、うるさそうな選手。でも自分は負けるとは全く思っていない」と、自身の勝利を確信。ガバリョ戦後にTMKジムに所属してから「体のケアから学び直して、今までで一番充実した練習ができている。今のオレが気持ちと技術で負けることはない」と、充実ぶりをアピールした。
また、過去を振り返り「刑務所には6年半+4年半、計11年入っていた。自分が罪を償えるとは思っていない。被害に遭わせた人もいる。仮に自分が世界王者になったとしても自分が更正したとは言えない」と語る。「だけど、自分が間違っていたことを理解し、ボクシングは好きだったと改めて感じた。その思いだけでも今回の試合で示したい」と意気込んだ。
試合への意気込みを語るトーレス
現在は知り合いの紹介で介護士として働いているといい、その仕事を通じて「感謝されることのありがたみと嬉しさに気づくことができた。それで自分は人のありがたみを理解することができた」とも語った。
そのトーレスの話を隣で聞いていた亀田興毅プロモーターは「健文は昔から知っているけど、ほんまに周りから『絶対世界王者になる』と言われていたほど凄かった。そんな彼が紆余曲折を得て、ようやくこの舞台まで戻ってきた。(亀田)和毅のメインイベント、(重岡)優大のセミファイナルとともに健文の試合を含めた3試合は、全ての試合が勝てば世界戦という大一番。健文も相手は相当強いけど頑張ってほしい」と幼馴染の健闘を期待した。
幼馴染の亀田興毅氏(左)とトーレス
トーレスと亀田三兄弟は年齢も近く、幼少時から共にトレーニングしたり、遊んだりしていた間柄だ。
トーレスの本来の階級であるバンタム級では、日本人選手が4団体の世界王座を独占しており、注目を集めている。この試合に勝てば、スーパーフライ級とバンタム級まで世界挑戦の可能性がある。過去に犯した罪を見つめ直し、今の自分と真摯に向き合いながら、トーレスは目の前の大一番に臨む。
『3150×LUSHBOMU vol.1』
8月24日(土)大阪・大和アリーナ
KJ・カタラジャ(フィリピン/WBO世界スーパーフライ級1位)
vs
健文トーレス(TMK/WBO世界バンタム級11位)
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