【新しん極きょく真しん会かい】最もっとも勢いきおいのある18歳さい・遠田えんだ竜司りゅうじのハイキック豪快ごうかいKOが話題わだい！全日本ぜんにほん“最年少さいねんしょう”王者おうじゃの誕生たんじょうなるか

2024/10/01（火ひ）UP
（最終さいしゅう更新こうしん：2024/10/04 15:25）

　10月5日にち（土ど）と6日にち（日ひ）東京とうきょう体育館たいいくかんにて、新しん極きょく真しん会かい主催しゅさい『第だい56回かい全日本ぜんにほん空手からて道どう選手権せんしゅけん大会たいかい』が開催かいさいされる。
　世界せかい大会たいかい翌年よくねんの全日本ぜんにほん大会たいかいは次つぎの世界せかい大会たいかいまでのエースを決きめる重要じゅうような戦たたかいとなる。
昨年さくねんの第だい13回かい世界せかい大会たいかいで入来いりき建けん武たけが引退いんたいした今いま、最もっともそのポジションに近ちかいのは今年ことし7月がつのKCC（空手からてChampion of Champions）で優勝ゆうしょうした岡田おかだ侑己、次ついで第だい8回かいJFKO全日本ぜんにほん大会たいかいで優勝ゆうしょうした渡辺わたなべ優作ゆうさくとなるが、そこに待まったをかける勢いきおいを見みせる選手せんしゅが現あらわれた。
　8月がつ以降いこうに行おこなわれた直近ちょっきんのブロック2大会たいかいで圧巻あっかんの優勝ゆうしょうを見みせた新しん極きょく真しん会かい東京とうきょう江戸川えどがわ支部しぶの遠田えんだ竜司りゅうじだ。特とくに8月がつ下旬げじゅんに全ぜん九州きゅうしゅう大会たいかいで決きめたローキックの連打れんだからのハイキックで一本いっぽん勝がちKOシーンはSNSでの動画どうが再生さいせいが合計ごうけい100万まん回かいを突破とっぱした。

【動画どうが】100万まん回かい再生さいせいを記録きろくしたハイキックでの一本いっぽん勝がち

　少年しょうねん部ぶ時代じだいから活躍かつやくを見みせていた遠田えんだだが、昨年さくねんの世界せかい大会たいかいでは17歳さいで日本にっぽん代表だいひょう選手せんしゅに選えらばれた。この世界せかい大会たいかいでは12回かい世界せかい大会たいかいで準じゅん優勝ゆうしょうしたマシエ・マズールに完勝かんしょう。倒たおすには至いたらなかったが、左ひだりのローキックとハイキックを駆使くしして世界せかい大会たいかいファイナリストを圧あつ倒だおし7位いに入賞にゅうしょうした。

　遠田えんだはまだ全日本ぜんにほんを冠かんしたタイトルでの優勝ゆうしょうはないが、昨今さっこんの戦績せんせきを考慮こうりょされて今回こんかいの全日本ぜんにほんのトーナメントでは優勝ゆうしょう候補こうほの一角いっかくに入はいる。全日本ぜんにほん大会たいかい出場しゅつじょう2回かい目めにして、このポジションに入はいるということだけでも遠田えんたのポテンシャルの高たかさが窺うかがえるだろう。
　もし優勝ゆうしょうすれば、入来いりき建けん武たけが持もつ男子だんし最年少さいねんしょう優勝ゆうしょうの記録きろく21歳さいを大おおきく更新こうしんし18歳さいの全日本ぜんにほん無差別むさべつ王者おうじゃとなる。

　順調じゅんちょうに突破とっぱすれば3回戦かいせんでは社団しゃだん法人ほうじん極ごく真ま会館かいかんの世界せかい王者おうじゃである芦あし高だか侑平と対戦たいせんする。他流たりゅうとはいえ、世界せかいタイトルホルダーとの対戦たいせんは中盤ちゅうばんの正念場しょうねんばとなるだろう。
　もし他た流派りゅうは強豪きょうごうの後藤ごとう優太ゆうた（空手からて道どうMAC）が勝かち上あがってきた場合ばあい、準々じゅんじゅん決勝けっしょうで対戦たいせんとなる。5月のJFKO全日本ぜんにほん大会たいかいでは遠田えんだの反則はんそく減点げんてんで後藤ごとうに敗やぶれている。試合しあい終盤しゅうばんの流ながれでは遠田えんだが後藤ごとうを下さがらせる場面ばめんもあったが「悪わるい癖くせが出でて反則はんそくしてしまいました…」と振ふり返かえる苦にがい敗北はいぼくとなった。遠田えんだにとって後藤ごとうは是これが非ひでもリベンジしたい相手あいてだ。

　強豪きょうごうたちを打うち破やぶり、準決勝じゅんけっしょうまで勝かち上あがった場合ばあい、KCC王者おうじゃの岡田おかだ侑己との対戦たいせんが実現じつげんする。
　対たいする岡田おかだもKCC優勝ゆうしょうで次代じだいのエースは自分じぶんであるという証明しょうめいの戦たたかいになるので両者りょうしゃの戦たたかいは非常ひじょうに火花ひばなが散ちるものになるだろう。
「フルコンタクト空手からてが好すきなのでかっこいいところを見みせたい」
　そう語かたる遠田えんたと重量じゅうりょう級きゅう離ばなれした大技おおわざを繰くり出だす岡田おかだとの対戦たいせんは華麗かれいな組くみ手しゅを体現たいげんするものになるだろう。　

　遠田えんだの快かい進撃しんげきの陰かげには師匠ししょうであり父親ちちおやでもある遠田えんだ真司しんじ支部しぶ長ちょうの指導しどうがある。
　東京とうきょう江戸川えどがわ支部しぶは少年しょうねん空手からての強豪きょうごう道場どうじょうとして知しられ、勝かちにこだわる稽古けいこで数すう多おおくの少年しょうねん大会たいかいを制せいしてきた。JFKOの第だい1・2回かい大会たいかいの重量じゅうりょう級きゅうを制せいした山本やまもと和也かずやも門下もんかの一人ひとりだ。
　百戦錬磨ひゃくせんれんまの支部しぶ長ちょうの薫陶くんとうを受うけた遠田えんだは試合しあいの組くみ立たてが上手うまい。ハイキックを出だすタイミングも出だすべき時ときを見極みきわめているため、たとえ倒たおせなくても試合しあいの流ながれを掴つかむきっかけとして有効ゆうこうに作用さようさせる。
　しかし、そんな試合しあい巧者こうしゃに育そだった息子むすこを見みてもまったく安心あんしんできないという。
「まだまだ子こどもで安心あんしんして試合しあいを見みたことは一いち度どもない」と語かたるが、一方いっぽうで「上位じょういまで行いかせなきゃいけない」と男子だんし最年少さいねんしょう優勝ゆうしょうを狙ねらう。
　遠田えんだ自身じしんも「将来しょうらいは世界せかいチャンピオンを目指めざすので、目標もくひょうは優勝ゆうしょうです。エースの座ざを勝かち取とる意思いしを持もって挑いどみます」と決意けついを固かためる。
　親子おやこで挑いどむ快かい進撃しんげきは最年少さいねんしょう無む差別さべつ級きゅう王者おうじゃ実現じつげんとなるか期待きたいが高たかまる。

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