2024/10/07（月つき）UP
（最終さいしゅう更新こうしん：2024/10/07 22:54）

海人あま

　10月13日にち（日ひ）東京とうきょう・後楽園こうらくえんホールで開催かいさいされる『SHOOT BOXING 2024 ACT.5』にて［エキスパートルール 71.0kg契約けいやく 3分ふん3R延長えんちょう無む制限せいげんR］にて対戦たいせんする、2連続れんぞくKO勝利しょうり中ちゅうのSB世界せかいスーパーウェルター級きゅう王者おうじゃ・海人あま（TEAM F.O.D）と、元もとGLORYライト級きゅう王者おうじゃダビッド・キリア（ジョージア）の試合しあい前ぜんインタビューが主催しゅさい者しゃを通とおして届とどいた。

【動画どうが】海人あまの”高速こうそく”ラッシュと前まえ戦せんのKOシーン！

　海人あまは戦績せんせき57勝しょう（26KO）8敗はい。SB以外いがいにもRISEやKNOCK OUTの王座おうざも保持ほじしているファイターだ。
　今年ことし4月がつ、SB世界せかいスーパーウェルター級きゅうタイトルマッチでペットモラコット・ペッティンディーアカデミーに勝利しょうりし初はつ防衛ぼうえい成功せいこう、6月がつには元もとGLORYライト級きゅう9位いのアルマン・ハンバリアン（アルメニア）にTKO勝利しょうりを収おさめた。8月の前まえ戦せんでは元もとGLORY6位いのドラゴミール・ペトロフをムエタイテクニックの崩くずしでこかすと、ペトロフは腰こしを強打きょうだし試合しあい続行ぞっこう不可能ふかのうに。海人あまが2R TKOで勝利しょうりしている。

　今回こんかい対戦たいせん相手あいてキリアの印象いんしょうを聞きくと「頑丈がんじょうですよね。芦原あしはら空手からて出身しゅっしんの空手からて家かというのもあるので、足あしや腹はらの耐久たいきゅう性せいに自信じしんがあるのか、これまでの戦績せんせきを見みると顔面がんめんでは倒たおされていないことから分わかるように、顔面がんめんのガードは徹底てっていしているタイプ」と分析ぶんせきしている。「あとは、パンチや蹴けりに関かんしては、そこまで警戒けいかいして対策たいさくするほどでもないのかなと。今いままでにしっかり固かためて前まえにグングン入はいってくる選手せんしゅとしては、イ・ソンヒョンや野の杁えぶり正明まさあき選手せんしゅとかでもそうでしたけど、自分じぶんは不得意ふとくいなタイプではないと思おもうので、普通ふつうに倒たおせると思おもいます」と自信じしん。

　逆ぎゃくに顔がおに当あてて倒たおしたいとも思おもうかという質問しつもんには「そうですね。今いまの僕ぼくなら大丈夫だいじょうぶだと思おもいます。一発いっぱつで相手あいての意識いしきを断たてるようにもパワーは付ついていると思おもうし、じわじわコンビネーションでまとめて倒たおすという風ふうにもできるし、今いまは70kgでも自由じゆうに腹はらでも倒たおせるし、足あしでも倒たおせたりと、何なにをしても勝かてるというものを作つくれている自信じしんはあります」と自みずからの成長せいちょうを実感じっかんしたという。

　70kgに転向てんこうした当時とうじと今いまでは「全然ぜんぜん違ちがうと思おもいます」と海人あま。「そうですね。全然ぜんぜん違ちがうと思おもいます。70kgに上あげてやった選手せんしゅたちと今いま、試合しあいをしたらパワー、スピードが上あがってるし、キレもすごいと感かんじてもらえると思おもいます。69kgや68kgとかバラバラな契約けいやく体重たいじゅうで試合しあいしていたら、またちょっと違ちがってたんでしょうけど、徹底てっていして70kgで試合しあいをしてきて倒たおし方かたも分わかってきたし、ストーヤンのような身体しんたいのあたりが強つよい選手せんしゅや高こう身長しんちょうのベズタティともやったし、色いろんなタイプの選手せんしゅとやった経験けいけんがあることで今いまの僕ぼくがあると思おもいます」と、70kgでの様々さまざまな相手あいてとの試合しあいを経へてレベルアップしていることを語かたった。

　対たいするキリアは戦績せんせき40勝しょう（18KO）22敗はい1分ぶんの初代しょだいGLORYライト級きゅう王者おうじゃ。敗やぶれはしたがジョルジオ・ペトロシアン、スーパーボン、シッティチャイなど強豪きょうごうたちとの豊富ほうふな対戦たいせん経験けいけんがある。
　今年ことし6月がつにはイタリア・ローマでK-1にも出場しゅつじょう経験けいけんのあるタラス・ナチュックと対戦たいせんし、判定はんてい勝利しょうりしている。

キリア（左ひだり）の豪快ごうかいフック！

　海人あまの印象いんしょうを聞きいてみると「自分じぶんが今いままで戦たたかってきた相手あいての中なかでも強つよい部類ぶるいに入はいる選手せんしゅだ。海人あまはまだ若わかいにも関かかわらず技術ぎじゅつレベルが高たかく、勝かちに飢うえている。ただ自分じぶんも海人あまと戦たたかうための練習れんしゅうは出来できているし、準備じゅんびもしているので自信じしんがある。海人あまが距離きょりの取とり方かた、プレッシャー、テクニック…すべてにおいて素晴すばらしいと思おもっているからこそ、この試合しあいはすごくレベルの高たかい試合しあいになるだろうね」と海人あまの強つよさを評価ひょうか。

　海人あまはKO宣言せんげんをしているが、それについて聞きくと「彼かれは若わかい選手せんしゅだから、そういった野望やぼうを持もつことはとてもいいことだと思おもう。でも私わたしはこれまで世界せかいトップ選手せんしゅたちと何なん度ども戦たたかい、一いち度どもKOされたことがない（※ボディやローでのKO負まけはあるが、顔面がんめんへの攻撃こうげきでKO負まけしたことがない）。そして海人あまのように試合しあい前まえに『俺おれがキリアをKOする』と息巻いきまいていたヤングボーイは、誰だれもそんなことはできなかったし、何なにもできないまま試合しあい終了しゅうりょうのゴングを聞きいていた。きっと海人あまも試合しあい当日とうじつに私わたしが言いっていることの意味いみを肌はだで感かんじるだろうし、私わたしから彼かれに言いっておきたいのは『ちゃんとガードは上あげておいた方ほうがいいぞ』ということだね」と語かたった。