堀江ほりえ貴文たかふみ氏しが考かんがえる、いま起業きぎょうするならこの分野ぶんや「ITなんかもう超絶ちょうぜつレッドオーシャン」

堀江ほりえさんは7月がつ6日にち、京都きょうと大学だいがくで開ひらかれたスタートアップの世界せかい的てきなピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ2023」の国内こくない予選よせんにゲストとして登壇とうだん。主催しゅさいするアメリカのベンチャーキャピタル「ペガサス・テック・ベンチャーズ」代表だいひょう、アニス・ウッザマン氏しと対談たいだんした。

テーマは「日本にっぽんのベンチャー企業きぎょうが世界せかいで輝かがやくために」で、堀江ほりえさんは自身じしんの起業きぎょう経験けいけんや、今後こんご、世界せかい市場いちばでも競争きょうそう力りょくがある分野ぶんやについて語かたった。対談たいだんの主おもな内容ないようは次つぎのとおり。（以下いか、敬称けいしょう略りゃく）

ウッザマン　堀江ほりえさんはこれまで色いろんな企業きぎょうを作つくってきました。大学だいがくにいたときにも作つくったと思おもうんですが、起業きぎょうしたきっかけや、そのときどんな挑戦ちょうせんがあって、どう乗のり越こえたのか、聞きかせて下ください。

堀江ほりえ　僕ぼくは東京大学とうきょうだいがくの在学ざいがく中ちゅうに会社かいしゃを作つくったんですけど、あの時とき代かわって何なにが起おこったのか、今こん冷静れいせいに後こう講釈こうしゃくで分析ぶんせきはできるんですが、ちょうど（オープンソースのコンピューターOSの）Linuxが出でてきた時期じきだったんですよ。

（Linuxの生うみの親おやである）リーナス・トーバルズは僕ぼくと同おなじ世代せだい。ほかにも同どう世代せだいのNetscapeを作つくったマーク・アンドリーセン、イーロン・マスク、Googleのラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンという起業きぎょう家かがこの頃ころ出でてきたのは、やっぱりLinuxのおかげだったのかなと思おもうんですね。

フリーソフトができて、CコンパイラといったUNIXで動うごくツール類るいがオープンソース化かされて、Linuxのマイクロカーネル（OSの中核ちゅうかく部分ぶぶんの設計せっけい様式ようしき）をフィンランド人じんが1人ひとりで作つくって、それで自作じさくのパソコンでUNIXが動うごくようになって、皆みなさんがインターネットのノード（ネットにつながっている一ひとつひとつの機器きき）をたくさん作つくれるようになって、「こんなんでできるんだ」と思おもって。サン・マイクロシステムズのめっちゃ高たかいサーバーを買かわないとできないのかなと思おもったのに、「Linuxって、PCでできるじゃん」と思おもって。それで起業きぎょうしたんですよね。

それがインターネットの「民主みんしゅ化か」が起おきた瞬間しゅんかん。インターネットは情報じょうほうの民主みんしゅ化かを行おこなうツールである、と。今いまだとそうやって一言ひとことで言いえるんですけど、当時とうじは一言ひとことで言いいませんでした。

でも、明あきらかにインターネットによって情報じょうほうが民主みんしゅ化かされ、誰だれもが等ひとしくほとんど全すべての情報じょうほうにアクセスできるようになり、そしてSNSなどでディスカッションできるようになったので、スタートアップのエコシステムっていうのが多分たぶん、めちゃくちゃ機能きのうするようになって、「雨後うごの筍たけのこ（たけのこ）」のようにベンチャー企業きぎょうが出でてきて、ものすごいスピードでテクノロジーの進化しんかやイノベーションが起おきるようになったという感かんじです。

ウッザマン　そのとき起業きぎょう家かとして色々いろいろなチャレンジがあったと思おもいますが、当時とうじは資金しきん調達ちょうたつも結構けっこう厳いかめしかったのではないですか。

堀江ほりえ　マクロ経済けいざいは全然ぜんぜん考かんがえてなくて。私わたしが起業きぎょうしたのは1996年ねんで、日本にっぽん経済けいざいの「失うしなわれた10年ねん」と言いわれていた年とし。起業きぎょうから2年ねん後ごに長銀ちょうぎんと日債銀にっさいぎんがつぶれて。三洋証券さんようしょうけんと山一証券やまいちしょうけんもつぶれたみたいな時期じきだったので、マクロ経済けいざいだけを見みれば、めちゃくちゃどん底ぞこなんですが、私わたしの会社かいしゃは絶好調ぜっこうちょうでした。

レベニュー（売上うりあげ・収入しゅうにゅう）は作つくれたというのもあるんですが、マクロ経済けいざいがどうだろうが、あんまり関係かんけいないんですよね。

経済けいざいが全まったく回まわってない、デフォルトしてるような国くにではなく、日本にっぽん経済けいざいは実態じったいがちゃんと回まわってるんで。1億おくや2億おくぐらいのお金かねはすぐ集あつまる。真まっ当とうな商売しょうばいをやっていれば集あつまるってことなんです。

ウッザマン　プロダクトマーケットフィット（製品せいひんやサービスが特定とくていの市場いちばに適てきしている状態じょうたい）で、やっぱりそのとき必要ひつようなものを作つくればいい、ということですよね？

堀江ほりえ　いや、必要ひつようなものを作つくればいいというより、僕ぼくはもう、インターネットの未来みらいをいかに早はやく実現じつげんさせるのか、自分じぶんの頭あたまの中なかにある、インターネットで頑張がんばっている人ひとたちの頭あたまにある世界せかいをいかに早はやく実現じつげんするのかだけを考かんがえていたので。

何なにだろう、それを応援おうえんしてくれる人ひとたち、インターネットが好すきな人ひとたちに売うっていたという感かんじですね。「インターネットってなんかよくわかんないけど、面白おもしろそうだよね」って言いって、お金かねを出だす人ひとしかいなかったです。

ウッザマン　そのとき、スタートアップやベンチャーに対たいする（世よの中なかの）関心かんしんはなかったのでしょうか。資金しきんを入いれないといけないとか、ベンチャーが本当ほんとうに育そだっていくのか、とか。

堀江ほりえ　日本にっぽんでは初はじめてそういうことが行おこなわれた時期じきでしたよね。シリコンバレーでは既すでに当あたり前まえになりつつあったんだと思おもいますけど。僕ぼくたちは全然ぜんぜんわからず、そして孫まご（正義まさよし）さんがナスダック・ジャパン作つくるから上場じょうじょうしなきゃみたいな感かんじになって、いつの間まにか上場じょうじょうしてる、みたいな。もう全まったくよくわかんない状態じょうたいでやってましたね。

ウッザマン　ちょっと話題わだいを変かえます。堀江ほりえさんは結構けっこう色いろんな本ほんを出だされていまして、4月がつに出でた「信用しんよう2.0」という本ほんが気きになったんですが、信用しんよう2.0って、ざっくりと言いうとどういうことですか？

堀江ほりえ　いやいや、そんな大たいした本ほんじゃないです、これ（会場かいじょう爆笑ばくしょう）。ただ、言いいたいことは何なにだろうな、信用しんよう、社会しゃかい的てき信用しんようというのは、昔むかしは積つみ上あげ方かたが違ちがったんですね。例たとえば大だい企業きぎょうで何なん年ねんとか十じゅう何なん年ねんとか働はたらいて、それによって社会しゃかい的てき信用しんようをつけて銀行ぎんこうから金かねを借かりるとか、そういう感かんじだったと思おもうんですけど、今いまは別べつに中学生ちゅうがくせい、高校生こうこうせいでもいいんですけど、「こんなビジネスアイデアを実装じっそうすることについて、僕ぼくは能力のうりょくがあります」とか、つまり、僕ぼくはアイデアとか構想こうそう力りょくではなくて、実行じっこう力りょくだと思おもってるんですね、実行じっこう力りょくでしかない。

「もう動うごきました。作つくりました。こういうアイデアあるんだけど、やりました」っていうような人ひとたちが、お金かねを集あつめられるようなプラットフォームができましたよ、と。

それは大だい中小ちゅうしょうとあって、例たとえば「小しょう」だったらクラウドファンディングで、自分じぶんたちのプロダクトサービスを実現じつげんするのに何なん百ひゃく万まん円えんという単位たんいで（資金しきんを）集あつめられるし、逆ぎゃくに言いえば、集あつまらなかったらそのアイデアは社会しゃかいから受うけ入いれられないということなので、失敗しっぱいする前まえに止とめられる。

すごく素晴すばらしい仕組しくみだし、じゃあクラファンが集あつまりましたと。株式かぶしき投資とうし型がたのクラウドファンディングで、本当ほんとうに1人ひとり何なん十じゅう万まん円えんぐらいの感かんじで投資とうしをしてくれる人ひとたちがいて、何なん千せん万まん円えんとか集あつめられたりとかして、そうしたら一応いちおう、ビジネスってローンチするし、ある程度ていどの売うり上あげを立たてられるようになったら、もうVC（ベンチャーキャピタル）が勝手かってに寄よってくる。特とくにね、ITとかはもう完全かんぜんにそういう世界せかい、そういう時代じだいになってますよっていうことを書かいてるだけです。

多分たぶん今いままでの信用しんようの積つみ上あげ方かたと違ちがうんで、さっさと動うごいた方ほうがいいと。何なにか準備じゅんびをしてとかだと時間じかんがもったいない。僕ぼくも今いま50歳さいですけど、もうね、もうすぐ死しにますよ、みたいなね（会場かいじょう爆笑ばくしょう）。

もう50歳さいだと思おもって焦じれった方かたがいいです。時間じかんをかけて準備じゅんびをするとか、失敗しっぱいを恐おそれるとかやってる間あいだに50歳さいなっちゃいます。僕ぼくが多分たぶん、一番いちばん焦あせってると思おもいますよ。この中なかで。

ウッザマン　アメリカでも実じつは、早はやめに実行じっこうしようということがメインのエッセンス。パテントを期待きたいするとか、特許とっきょを取得しゅとくして待まつとか、みんなに（アイデア）盗ぬすまれちゃったら駄目だめだとか、そういう考かんがえでは結局けっきょく、企業きぎょうを作つくれないんですよね。

それで堀江ほりえさんのもう一ひとつの本ほん「2035　10年ねん後ごのニッポン　ホリエモンの未来みらい予測よそく大全たいぜん」も紹介しょうかいしたいです。今日きょうの対談たいだんのメインテーマは「日本にっぽんのベンチャー企業きぎょうが世界せかいで輝かがやくために」ということなんですが、この本ほんの中なかにもそのテーマは含ふくまれていますか。

堀江ほりえ　もちろん含ふくまれています。シード（種たね）的てきなテクノロジーって山やまのように大学だいがくとか研究けんきゅう機関きかんとかにはあって、企業きぎょうの中なかにもたくさんシードの技術ぎじゅつってのはあります。誰だれも見向みむきしないんだけど、見みる人ひとが見みればわかるという技術ぎじゅつが、実じつは山やまのようにあって。

日本にっぽんだと例たとえば、光ひかり関係かんけいの技術ぎじゅつってめちゃくちゃすごいんですよ。光ひかってちょっとアナログなんで、経験けいけんと技術ぎじゅつの蓄積ちくせきみたいなものがめちゃくちゃものを言いう世界せかい。経験けいけん、ノウハウの蓄積ちくせきが連綿れんめんと受うけ継つがれてるからこそ、光ひかり技術ぎじゅつのレベルの高たかさみたいなものが維持いじできてるんですけれども、それって産業さんぎょう化かしないと駄目だめなんですよ。

産業さんぎょう化かをして、もうからないとお金かねが戻もどっていかないんで。もうからないとか日ひの目めを見みなかったら、やっぱり研究けんきゅう者しゃがやる気きを失うしなうんで。

こういう状態じょうたいの中なか、以前いぜんは総花そうか的てきにやっていてもよかったんですが、日本にっぽんもアメリカや中国ちゅうごくと競合きょうごうするためには、最近さいきんは「重点じゅうてん科目かもく」を絞しぼって、日本にっぽんの得意とくい分野ぶんやを伸のばしていかなければいけない。

日本にっぽんの得意とくい分野ぶんやはITとかバイオではない。まあ、バイオは多少たしょうあるんだろうけれども、ITではないと思おもうんですよね。ITでGAFAに勝かつのは結構けっこう、僕ぼくは大変たいへんだと思おもいますよ。だって給料きゅうりょうが高たかいもん。何なん倍ばいも（給料きゅうりょうを）あげているんだから、そりゃ行いきますよね。日本人にっぽんじんだって。

だから、そうじゃない部分ぶぶんでやらないと絶対ぜったい勝かてないと思おもうんですよ。そういう分野ぶんやは本当ほんとうに少すくなくて。それこそロボットもそうだし、光ひかりの技術ぎじゅつもそうだし、我々われわれがやってるロケットもそうだし、限かぎられる。

ロケットなんかは産業さんぎょうの総合そうごう格闘技かくとうぎなので。まず鉄てつを作つくれない、鋼鉄こうてつを作つくれないとロケットって作つくれないんですよね。つまり鋼鉄こうてつを作つくれないと特殊とくしゅ鋼こうが作つくれない。特殊とくしゅ鋼こうが作つくらないと工具こうぐが作つくれない。工具こうぐがないと工作こうさく機械きかいが動うごかない。工作こうさく機械きかいが動うごかないと部品ぶひんが作つくれない、という流ながれの中なかで、これ全部ぜんぶサプライチェーンになってるわけですけど、その結果けっかとして、高度こうどな部品ぶひんが作つくられて、ロケットが飛とばせるわけです。

でも全部ぜんぶそれができる国くにって、アジアに何なんカ国かこくありますかと。韓国かんこく、中国ちゅうごく、インド、でしょ。多分たぶん両手りょうてで数かぞえられるぐらいしかロケット作つくれる国くにってないので、逆ぎゃくに言いうと、競争きょうそうが緩ゆるいですよね。

やっぱり、やるからには日本人にっぽんじんであることがアドバンテージになっていることをやる、有利ゆうりに勝負しょうぶできる分野ぶんやに行いくべきなんです。

ITなんかもう超絶ちょうぜつレッドオーシャンなんで。日本にっぽんでそこそこうまくいく、ということでよければ全然ぜんぜんITをお勧すすめします。お金かねもいらないし、投資とうしはいらない。失敗しっぱいしてもそんなリスク高たかくない。

ですけど、本当ほんとうに世界せかいをとろうと思おもったら、日本人にっぽんじんであること、日本にっぽんに住すんでること、これがアドバンテージになって、競争きょうそうが緩ゆるいところを選えらぶしかなくて。

そうなってくると、一ひとつはそういった部分ぶぶんなんだけど、もう一ひとつは僕ぼく、キーワードは水みずだと思おもっているんですよね。日本にっぽんは世界せかいで唯一ゆいいつ、水みずの豊ゆたかな国くに、「湯水ゆみずのごとく」ということわざがあるんですけど、おいしい水みずが全国ぜんこくでいくらでも使つかいたい放題ほうだいという国くには、日本にっぽんしかない。これを生いかしたビジネス、それはインバウンド観光かんこうなのかもしれないし、何なにか和牛わぎゅうみたいなものかもしれない。

和牛わぎゅうは僕ぼくがやらせてもらってますよね。僕ぼくは全部ぜんぶ、日本人にっぽんじんであること、日本人にっぽんじんのアドバンテージがとれること、ニッチというか競争きょうそうが激はげしくないことみたいな条件じょうけんの中なかで考かんがえてやってるんで、和牛わぎゅうやってるんですけど。そういう事業じぎょうがいいと思おもいます。

ウッザマン　堀江ほりえさんがおっしゃったように、やっぱり海外かいがいでのエンジニアの給料きゅうりょうはすごいですよ。シリコンバレーだとGoogleとかAppleとかFacebookで働はたらくエンジニアの給料きゅうりょうはスポーツ選手せんしゅと同おなじぐらい。

堀江ほりえ　あそこまで（給料きゅうりょうが）上あがったら、自分じぶんでやった方ほうがいいですね。ChatGPTでAIブームになったんで、そろそろ自分じぶんでさわんなきゃと思おもって、久ひさしぶりにPC買かって（プログラミング言語げんごの）Pythonの実行じっこう環境かんきょう入いれて、Pythonたたいてみたら、めっちゃ簡単かんたんじゃんこれ、みたいな。

僕ぼくの時代じだいはPythonなんかなくて、Perlとか使つかってたんですけど、ライブラリとかまで全部ぜんぶ自作じさくしなきゃいけないの。プロトコルも自分じぶんで作つくるとかいう感かんじの状態じょうたいで。今いまは超絶ちょうぜつ楽らくだな、みたいな。なんかレゴブロックを組くみ合あわせるようにプログラミングできると思おもって。

しかもサーバーを自分じぶんで作つくらなくていいんですよ。僕ぼくは当時とうじ、全部ぜんぶ自分じぶんで作つくったんですよ。UNIX買かってきて、自分じぶんでサーバーを組くみ立たてて、データセンターに持もって行いって、ケーブルつないで。

しかも負荷ふか分散ぶんさんのやり方かたとか全部ぜんぶ自分じぶんで考かんがえて紙かみにサーバー図ずを書かいて。今いまはやってない。だってAWS（アマゾン・ウェブ・サービス）で一発いっぱつポチじゃないですか。「なんかトラフィック来きてるな」と思おもったら、ポチポチみたいな。そしてクレカで決済けっさい、みたいな。もう超絶ちょうぜつ楽らくなんで。

だから今いま、エンジニアリング的てきなそういうソフトウェア、SaaS（Software as a Service）みたいなのをやるんだったら、自分じぶんでプログラムをやった方ほうが、めっちゃコスパいいです。

ウッザマン　最後さいごの話題わだいになりますが、堀江ほりえさん、「ゼロ高等こうとう学院がくいん」とか「堀江ほりえ貴文たかふみイノベーション大だい学校がっこう」とか、自分じぶんの経験けいけんを若わかい世代せだいに教おしえていこうという活動かつどうもやってると思おもうんですが、それについてお話はなしし下ください。

堀江ほりえ　教育きょういくの話はなしで言いうと、僕ぼくは小中学校しょうちゅうがっこうは絶滅ぜつめつしろと思おもってるんで。自分じぶんにもし、幼おさない子こどもがいたら、絶対ぜったいに小学校しょうがっこうとか入いれたくないし。やっぱり大人おとな、先生せんせいが子こどもの自主じしゅ性せいとか自由じゆうな考かんがえ方かたとか、何なにか不規則ふきそくな動うごきとかを押おさえつけている。でもそれが個性こせいであり、可能かのう性せいであるんだけど。それを押おさえつけないような環境かんきょうを作つくろうと。

社会しゃかい性せいがどうのこうのとか言いうんだけど、今いまもネットで自分じぶんと同おなじようなやつらは見みつけられる。少すくなくとも自分じぶんと同おなじようなやつって何なん百ひゃく人にんも世界中せかいじゅうにいると思おもうんで、その人ひとたちとバーチャルでコミュニティーつくればいいと思おもう。

だけど、親おやたちが四よん六ろく時じ中ちゅう、子こどもの面倒めんどうは見みられないから、預あずかるような施設しせつをつくる、施設しせつというかサービスを作つくる。それも自分じぶんでやらなきゃ駄目だめだな、と最近さいきん思おもっていて。

ただちょっとまたやりすぎて、すぐは受うけ入いれられないと思おもいますけど、こういうのは全部ぜんぶトラックレコード（過去かこの実績じっせき）なんで。そこで育そだった子こたちが活躍かつやくしたら、みんな手てのひら返かえすんですよね。でも子こどもってすごくコスパよくて。小学校しょうがっこうから6年ねんたったら18歳さいなんですよ。大人おとななんですよ。そう考かんがえたら、たった6年ねんで結果けっかがわかるから、すごくよくないですか？