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【『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』第6話】福田靖が描く脚本の魅力とは – grape [グレイプ]

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【『ケイジとケンジ、時々ときどきハンジ。』だい福田ふくだやすしえが脚本きゃくほん魅力みりょくとは

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ドラマきなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんが、2023ねんがつスタートのテレビドラマ『ケイジとケンジ、時々ときどきハンジ。』(テレビ朝日てれびあさひけい)のどころをつづります。

現在げんざい放送ほうそうちゅうのドラマ『ケイジとケンジ、時々ときどきハンジ。』(毎週まいしゅう木曜もくようよる9)。

サスペンスとユーモアをわせた軽快けいかいなスタイルでえがかれるドラマで、主人公しゅじんこう仲井戸なかいどつよしふとし桐谷きりたに健太けんた)は、最近さいきんでは重要じゅうようされているコンプライアンスなどにはあまり使つかわず、「とにかく犯人はんにん逮捕たいほして被害ひがいしゃから感謝かんしゃされたい」という熱心ねっしんもと体育たいいく教師きょうし刑事けいじである。

脚本きゃくほんは『オールドルーキー』(TBSけい)、『まんぷく』(NHK)、『龍馬りょうまでん』(NHK)、映画えいがだと『容疑ようぎしゃXの献身けんしん』などをがけた福田ふくだやすしである。

人生じんせいえがく」福田ふくだやすし脚本きゃくほん魅力みりょく

かれ脚本きゃくほんには社会しゃかいてき心理しんりてきなテーマがあり、人間にんげん関係かんけい社会しゃかい問題もんだいについてかんがえさせられる要素ようそふくまれており、とく人生じんせい挫折ざせつ成功せいこうえが作品さくひん印象いんしょうてきだ。

『オールドルーキー』ではサッカー選手せんしゅとして挫折ざせつした主人公しゅじんこうが、裏方うらかたのスポーツマネジメントにやりがいをつけ、スポーツ選手せんしゅたちをささえるというストーリー。

主人公しゅじんこうつら挫折ざせつ経験けいけんや、あたらしくあゆみちでの葛藤かっとう、やりがいをつけ情熱じょうねつあふれていく姿すがたることができる。

同様どうよう連続れんぞくテレビ小説しょうせつ『まんぷく』も、インスタントラーメンを世界せかいはじめて開発かいはつした日清食品にっしんしょくひん創業そうぎょうしゃ安藤あんどうひゃくぶくつまをモデルとした物語ものがたりであるが、開発かいはつするまでの苦難くなんよろこびをえがいている。

がわける印象いんしょうとしては、どの作品さくひん不思議ふしぎと『元気げんきる』作品さくひんであるということ。

その理由りゆうはきっと、『人生じんせい一生懸命いっしょうけんめいあゆむ』主人公しゅじんこうえがかれているからではないだろうか。

『ケイジとケンジ、時々ときどきハンジ。』これも同様どうようである。

もと体育たいいく教師きょうし仲井戸なかいどはデリカシーもなく、刑事けいじとしてひか才能さいのういまのところないが、捜査そうさひとつひとつに一生懸命いっしょうけんめいであることがつたわってくる。

とく調しらべシーンは、被疑ひぎしゃきびしい反面はんめん若者わかものにはさとすようにかたりかけるところも、なんだか自分じぶんわれているような気持きもちになり、また、仲井戸なかいど親近しんきんかんつことができる。

そんなひと情熱じょうねつ人間にんげんらしさをかんじることができるのが福田ふくだやすし脚本きゃくほんさではないだろうか。

『ケイジとケンジ、時々ときどきハンジ。』福田ふくだやすし俳優はいゆうじん相乗そうじょう効果こうか

もうひとつ、かれ作品さくひん特徴とくちょうてきなのはテンポの会話かいわげきである。

『ケイジとケンジ、時々ときどきハンジ。』ではシリアスなシーンもありながら、わらいをさそ場面ばめん豊富ほうふふくまれている。

性格せいかく様々さまざま個性こせいあふれるキャラクターがおおえがかれていることにくわえ、キャラクターのあいだいやコミカルなシチュエーション、言葉ことばえらびにセンスがひかる。

ストーリーの展開てんかい会話かいわのテンポがはやく、リズミカルであることがわかるだろう。

素早すばやいジョークやてんさんてんする展開てんかい視聴しちょうしゃきつけるさであるとおもう。

そんなテンポを魅力みりょくとした福田ふくだやすし脚本きゃくほんでは俳優はいゆうじん演技えんぎりょく重要じゅうようだ。

タイミングの演技えんぎ表情ひょうじょう身振みぶりなどがわらいを要素ようそとなる。

ほんさく出演しゅつえんする俳優はいゆう表情ひょうじょう身振みぶり、会話かいわのトーンといい、どのキャラクターもしっかりえんじられている。

事件じけんだけではおもくなるところを、仲井戸なかいど目黒めぐろ磯村いそむらいさむ)、仲井戸なかいどいもうと比嘉ひかあいひつじ)との会話かいわでクスッとわらいをさそうことで、視聴しちょうしゃきさせない工夫くふうがほどこされている。

福田ふくだやすし脚本きゃくほんさと俳優はいゆうじん演技えんぎ相乗そうじょう効果こうかまれることでドラマが成立せいりつしているといってもいいだろう。どちらかがけていてもりたないとおもう。

これらの要素ようそわさったドラマは、視聴しちょうしゃたのしい時間じかん提供ていきょうし、娯楽ごらくあたえてくれる。

『ケイジとケンジ、時々ときどきハンジ。』の視聴しちょうしゃみ、各回かくかい、「明日あしたからまた頑張がんばろうかな」そんなしんかろやかな気持きもちにさせてくれるところが素敵すてきだ。

だいでぐっとちかづいたようにおもえる、二階堂にかいどう北村きたむらゆうおこり哉)と、みなみの心境しんきょう変化へんかになるところである。恋愛れんあい要素ようそふくんだほんさく今後こんご展開てんかいにも注目ちゅうもくだ!

『ケイジとケンジ、時々ときどきハンジ。』Tverで配信はいしんちゅう 視聴しちょうコチラから


[ぶん構成こうせい/grape編集へんしゅう]

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