【『ケイジとケンジ、時々ときどきハンジ。』第だい6話わ】福田ふくだ靖やすしが描えがく脚本きゃくほんの魅力みりょくとは By - grape編集へんしゅう部ぶ 公開こうかい:2023-05-22 更新こうしん:2023-05-22 ケイジとケンジ、時々ときどきハンジ。ドラマコラム Share Post LINE はてな コメント ドラマ好すきなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんが、2023年ねん4月がつスタートのテレビドラマ『ケイジとケンジ、時々ときどきハンジ。』(テレビ朝日てれびあさひ系けい)の見みどころをつづります。 現在げんざい放送ほうそう中ちゅうのドラマ『ケイジとケンジ、時々ときどきハンジ。』(毎週まいしゅう木曜もくようよる9時じ)。 サスペンスとユーモアを組くみ合あわせた軽快けいかいなスタイルで描えがかれるドラマで、主人公しゅじんこうの仲井戸なかいど豪つよし太ふとし(桐谷きりたに健太けんた)は、最近さいきんでは重要じゅうよう視しされているコンプライアンスなどにはあまり気きを使つかわず、「とにかく犯人はんにんを逮捕たいほして被害ひがい者しゃから感謝かんしゃされたい」という熱心ねっしんな元もと体育たいいく教師きょうしの刑事けいじである。 脚本きゃくほんは『オールドルーキー』(TBS系けい)、『まんぷく』(NHK)、『龍馬りょうま伝でん』(NHK)、映画えいがだと『容疑ようぎ者しゃXの献身けんしん』などを手てがけた福田ふくだ靖やすしである。 「人生じんせいを描えがく」福田ふくだ靖やすし脚本きゃくほんの魅力みりょく 彼かれの脚本きゃくほんには社会しゃかい的てきや心理しんり的てきなテーマがあり、人間にんげんの関係かんけいや社会しゃかいの問題もんだいについて考かんがえさせられる要素ようそが含ふくまれており、特とくに人生じんせいの挫折ざせつや成功せいこうを描えがく作品さくひんが印象いんしょう的てきだ。 『オールドルーキー』ではサッカー選手せんしゅとして挫折ざせつした主人公しゅじんこうが、裏方うらかたのスポーツマネジメントにやりがいを見みつけ、スポーツ選手せんしゅたちを支ささえるというストーリー。 主人公しゅじんこうの辛つらい挫折ざせつの経験けいけんや、新あたらしく歩あゆむ道みちでの葛藤かっとう、やりがいを見みつけ情熱じょうねつで溢あふれていく姿すがたを見みることができる。 同様どうように連続れんぞくテレビ小説しょうせつ『まんぷく』も、インスタントラーメンを世界せかいで初はじめて開発かいはつした日清食品にっしんしょくひんの創業そうぎょう者しゃ・安藤あんどう百ひゃく福ぶくと妻つまをモデルとした物語ものがたりであるが、開発かいはつするまでの苦難くなんや喜よろこびを描えがいている。 見みる側がわの受うける印象いんしょうとしては、どの作品さくひんも不思議ふしぎと『元気げんきが出でる』作品さくひんであるということ。 その理由りゆうはきっと、『人生じんせいを一生懸命いっしょうけんめいに歩あゆむ』主人公しゅじんこうが描えがかれているからではないだろうか。 『ケイジとケンジ、時々ときどきハンジ。』これも同様どうようである。 元もと体育たいいく教師きょうしの仲井戸なかいどはデリカシーもなく、刑事けいじとして光ひかる才能さいのうも今いまのところないが、捜査そうさの一ひとつひとつに一生懸命いっしょうけんめいであることが伝つたわってくる。 特とくに取とり調しらべシーンは、被疑ひぎ者しゃに厳きびしい反面はんめん、若者わかものには諭さとすように語かたりかけるところも、なんだか自分じぶんに言いわれているような気持きもちになり、また、仲井戸なかいどに親近しんきん感かんを持もつことができる。 そんな人ひとの情熱じょうねつや人間にんげんらしさを感かんじることができるのが福田ふくだ靖やすし脚本きゃくほんの良よさではないだろうか。 『ケイジとケンジ、時々ときどきハンジ。』福田ふくだ靖やすしと俳優はいゆう陣じんの相乗そうじょう効果こうか もう一ひとつ、彼かれの作品さくひんで特徴とくちょう的てきなのはテンポの良よい会話かいわ劇げきである。 『ケイジとケンジ、時々ときどきハンジ。』ではシリアスなシーンもありながら、笑わらいを誘さそう場面ばめんが豊富ほうふに含ふくまれている。 性格せいかくも様々さまざまで個性こせい溢あふれるキャラクターが多おおく描えがかれていることに加くわえ、キャラクターの間あいだの掛かけ合あいやコミカルなシチュエーション、言葉ことば選えらびにセンスが光ひかる。 ストーリーの展開てんかいや会話かいわのテンポが速はやく、リズミカルであることがわかるだろう。 素早すばやいジョークや二に転てん三さん転てんする展開てんかいが視聴しちょう者しゃを惹ひきつける良よさであると思おもう。 そんなテンポを魅力みりょくとした福田ふくだ靖やすし脚本きゃくほんでは俳優はいゆう陣じんの演技えんぎ力りょくが重要じゅうようだ。 タイミングの良よい演技えんぎや表情ひょうじょう、身振みぶりなどが笑わらいを生うみ出だす要素ようそとなる。 本ほん作さくに出演しゅつえんする俳優はいゆうは表情ひょうじょうや身振みぶり、会話かいわのトーンといい、どのキャラクターもしっかり演えんじられている。 事件じけんだけでは重おもくなるところを、仲井戸なかいどや目黒めぐろ(磯村いそむら勇いさむ斗と)、仲井戸なかいどの妹いもうと(比嘉ひか愛あい未ひつじ)との会話かいわでクスッと笑わらいを誘さそうことで、視聴しちょう者しゃを飽あきさせない工夫くふうがほどこされている。 福田ふくだ靖やすし脚本きゃくほんの良よさと俳優はいゆう陣じんの演技えんぎの相乗そうじょう効果こうかが生うまれることでドラマが成立せいりつしているといってもいいだろう。どちらかが欠かけていても成なりたないと思おもう。 これらの要素ようそが組くみ合あわさったドラマは、視聴しちょう者しゃに楽たのしい時間じかんを提供ていきょうし、娯楽ごらくを与あたえてくれる。 『ケイジとケンジ、時々ときどきハンジ。』の視聴しちょう者しゃを引ひき込こみ、各回かくかい、「明日あしたからまた頑張がんばろうかな」そんな心しん軽かろやかな気持きもちにさせてくれるところが素敵すてきだ。 第だい6話わでぐっと近ちかづいたように思おもえる、二階堂にかいどう(北村きたむら有ゆう起おこり哉)と、みなみの心境しんきょうの変化へんかも気きになるところである。恋愛れんあい要素ようそも含ふくんだ本ほん作さくの今後こんごの展開てんかいにも注目ちゅうもくだ! 『ケイジとケンジ、時々ときどきハンジ。』Tverで配信はいしん中ちゅう 視聴しちょうはコチラから [文ぶん・構成こうせい/grape編集へんしゅう部ぶ] Share Post LINE はてな コメント
ドラマ好 きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんが、2023年 4月 スタートのテレビドラマ『ケイジとケンジ、時々 ハンジ。』(テレビ朝日 系 )の見 どころをつづります。
サスペンスとユーモアを組 み合 わせた軽快 なスタイルで描 かれるドラマで、主人公 の仲井戸 豪 太 (桐谷 健太 )は、最近 では重要 視 されているコンプライアンスなどにはあまり気 を使 わず、「とにかく犯人 を逮捕 して被害 者 から感謝 されたい」という熱心 な元 体育 教師 の刑事 である。
「人生 を描 く」福田 靖 脚本 の魅力
『オールドルーキー』ではサッカー選手 として挫折 した主人公 が、裏方 のスポーツマネジメントにやりがいを見 つけ、スポーツ選手 たちを支 えるというストーリー。
その理由 はきっと、『人生 を一生懸命 に歩 む』主人公 が描 かれているからではないだろうか。
『ケイジとケンジ、時々 ハンジ。』これも同様 である。
そんな人 の情熱 や人間 らしさを感 じることができるのが福田 靖 脚本 の良 さではないだろうか。
『ケイジとケンジ、時々 ハンジ。』福田 靖 と俳優 陣 の相乗 効果
もう一 つ、彼 の作品 で特徴 的 なのはテンポの良 い会話 劇 である。
『ケイジとケンジ、時々 ハンジ。』ではシリアスなシーンもありながら、笑 いを誘 う場面 が豊富 に含 まれている。
ストーリーの展開 や会話 のテンポが速 く、リズミカルであることがわかるだろう。
そんなテンポを魅力 とした福田 靖 脚本 では俳優 陣 の演技 力 が重要 だ。
タイミングの良 い演技 や表情 、身振 りなどが笑 いを生 み出 す要素 となる。
これらの要素 が組 み合 わさったドラマは、視聴 者 に楽 しい時間 を提供 し、娯楽 を与 えてくれる。
『ケイジとケンジ、時々 ハンジ。』の視聴 者 を引 き込 み、各回 、「明日 からまた頑張 ろうかな」そんな心 軽 やかな気持 ちにさせてくれるところが素敵 だ。
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[文 ・構成 /grape編集 部 ]