「きみは じつに ばかだな」――『ドラえもん』に出て来るのび太と言えば、マンガに出て来る駄目人間キャラクターの代表格としてよく名前が挙がる存在ですが、実は彼が結構な起業家向きのスキルを持っていたのではないかと考察しているブログ記事があるようです。
まずこのブログで
指摘されているのが、ドラえもんが
送られてくる
以前の
駄目人間だったのび
太が
実は
起業しており、とりあえず5
年間は
会社を
持たせていること。
確かに、「てんとう
虫コミックス」
掲載版の『ドラえもん』
第一話によれば、1988
年にのび
太は
花火会社を
起業しており、1993
年に「
花火遊び」で
火事を
起こして
大借金を
背負っているものの、そこまでに
大きく
経営に
問題があったという
話はないようです。ついでに
付け
加えると
倒産が95
年なので、
孫の
代まで
残る
借金を
背負いながらも、のび
太は2
年間会社をやりくりしていたということになります。
また一方で、このブログの著者が重視しているのは、ドラえもんの登場で運命が変わってからのわれわれがよく知るのび太が、かなりのスキルの発想力と失敗してもめげずに何度もトライする行動力を持っている点です。確かに、彼がドラえもんの道具をもらうだけで満足せず、それが大抵は悪だくみで最後には失敗してばかりといえ、いつも自分なりに工夫した発想をしているのは確かですね。
ちなみに著者は、『ドラえもん』の連載初期から中期にかけて、のび太の両親がしつけに厳しくなっていく点に触れて、おそらく両親が甘やかしていたが故に、ドラえもん登場前ののび太は決断力などが育たなかったのだろうと推測しているようです。はてなブックマークでは、「ドラえもんが来た未来のほうで起業したら、それなりにうまくいくのでは」という声がある一方で、「のび太はイノベーションを起こすのは得意そうだけど、マネタイズやファイナンスで失敗しそうな感じ」というコメントもついていました。詳しくは、以下のリンクからご覧ください。