本級の船体は平甲板型船体であった。艦首が切り立った艦首甲板上に「Model 1917 10cm(35口径)速射砲」を防盾の付いた単装砲架で1基を配置した。その背後から上部構造物が始まり、側面にプロムナード・デッキを設け、その上に7.5cm(50口径)単装高角砲1基が配置された。
簡素な単脚式の前部マストが立ち、その背後に箱型の艦橋が設けられ、その両側には船橋(ブリッジ)が設けられた。船体中央部に2本煙突が立ち、両側から挟みこむように通風筒が片舷1本ずつ計2本立ち、その周囲は艦載艇置き場となっており、船体舷側の2本1組のボート・ダビッドが片舷1基ずつ計2基により運用された。後部居住区を基部として後部マストが立ち、上部構造物上に2番10cm速射砲1基が後ろ向きに配置された。
1945年3月9日にメコン川のクラチエ近辺で日本軍の攻撃を受けた折に自沈した。
- 「Conway All The World's Fightingships 1922-1946」(Conway)
- 「世界の艦船 増刊第17集 第2次大戦のフランス軍艦」(海人社)