アレッサンドロ・ロンギ

アレッサンドロ・ロンギ（Alessandro Longhi、1733年ねん6月12日にち - 1813年ねん11月9日にち）は、イタリアの画家がか、版画はんが家かである。ヴェネツィアの有力ゆうりょく者しゃの肖像しょうぞう画がなどで知しられる。

アレッサンドロ・ロンギ Alessandro Longhi
1762年ねんの自画像じがぞう
誕生たんじょう日び	1733年ねん6月12日にち
出生しゅっしょう地ち	ヴェネツィア
死没しぼつ年ねん	1813年ねん11月9日にち
死没しぼつ地ち	ヴェネツィア

ロンギ作さく「ヴェネツィア公こうアルヴィーゼ・ピサーニの家族かぞくの集団しゅうだん肖像しょうぞう画が」(c.1758) 、 アカデミア美術館びじゅつかん (ヴェネツィア)

略歴りゃくれき

ヴェネツィアで有名ゆうめいな風俗ふうぞく画家がかのピエトロ・ロンギ(1701-1785)の息子むすこに生うまれた。父親ちちおやから絵えを学まなんだ後のち、肖像しょうぞう画がが得意とくいな画家がかのジュゼッペ・ノガーリ(Giuseppe Nogari: 1699–1763)の弟子でしになった。1757年ねんには展覧てんらん会かいに出展しゅってんし、その後ごヴェネツィアの有力ゆうりょくな貴族きぞく、ピサーニ家か(Pisani)の家族かぞくの肖像しょうぞう画がを描えがいて、肖像しょうぞう画家がかとしての名声めいせいを得えた。

1759年ねんにヴェネツィア美術びじゅつアカデミーの会員かいいんになった。 1762年ねんにヴェネツィアの芸術げいじゅつ家かの伝記でんきが含ふくまれる著書ちょしょ『今世紀こんせいきの有名ゆうめいなヴェネチアの画家がかの伝記でんき総覧そうらん(Compendio delle Vite de' Pittori Veneziani Istorici piu rinomati del presente secolo）』を出版しゅっぱんした。

17世紀せいき後半こうはんのヴェネツィアの肖像しょうぞう画家がかセバスティアーノ・ボンベリ(Sebastiano Bombelli: 1635–1719)と同おなじように、ヴェネツィアの高官こうかんが正装せいそう(公おおやけ服ふく)で華はなやかなかつらをつけた姿すがたを描えがき、装飾そうしょく品ひんなどで、社会しゃかい的てきな地位ちいを強調きょうちょうするスタイルの肖像しょうぞう画がを描えがいた。

またエッチング版画はんがによる複製ふくせい画がの制作せいさくもした。

1813年ねんにヴェネツィアで没ぼっした。

作品さくひん

• 
  Jacopo Gradenigoの肖像しょうぞう画が
  Musei Civici di Padova
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  Alvise Foscariの肖像しょうぞう画が
  カ・レッツォーニコ – 18世紀せいきヴェネツィア美術館びじゅつかん
• 
  劇げき作家さっかカルロ・ゴルドーニの肖像しょうぞう画が、(c.1757)
  Palazzo Centani
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  婦人ふじんの肖像しょうぞう画が (1785)
  Landesmuseum Hannover
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  Pittura e merito(c.1761)
  アカデミア美術館びじゅつかん (ヴェネツィア)
• 
  版画はんが作品さくひん「サイ」
  メトロポリタン美術館びじゅつかん

参考さんこう文献ぶんけん

• Rudolf Wittkower, Rudolf, Pelican History of Art, 1980. Penguin Books Ltd (1993), "Art and Architecture Italy, 1600-1750", p. 493.