アンギラス (インド神話しんわ)

アンギラス (Angiras, अंगिरस्) は、インド神話しんわに登場とうじょうする神話しんわ的てきリシ（聖ひじり仙せん、賢者けんじゃ）。ブラフマーの心しんから生うまれた7人にん（8人にん、10人にん、16人にんともいわれる）のリシの一人ひとり。その名なは「敵対てきたい的てきな呪文じゅもん」、「黒くろい呪文じゅもん」を意味いみし、本来ほんらいは大昔おおむかし行おこなわれた「火ひの儀式ぎしき」を主催しゅさいする祭まつり官かんの名称めいしょうだったといわれている。無数むすうの呪文じゅもんを知しっており、それを『アタルヴァ・ヴェーダ』の形かたちにまとめてインドラに捧ささげたとされている。

チョラデビ女王じょおうとアンギラス

『マハーバーラタ』においては、息子むすこはブリハスパティ、孫まごはカチャ。

参考さんこう文献ぶんけん

• 稲葉いなば義明よしあきほか『西洋せいよう神かみ名めい事典じてん』山北やまきた篤あつし監修かんしゅう、新しん紀元きげん社しゃ〈Truth In Fantasy事典じてんシリーズ 4〉、1999年ねん11月。ISBN 978-4-88317-342-6。 
• 蔡丈夫じょうぶ『インド曼陀羅まんだら大陸たいりく - 神かみ々／魔ま族ぞく／半はん神かみ／精霊せいれい』新しん紀元きげん社しゃ〈Truth In Fantasy 11〉、1991年ねん12月。ISBN 978-4-88317-208-5。