ジャン・ド・フォワ (ナルボンヌ子爵ししゃく)

ジャン・ド・フォワ（Jean de Foix, 1450年ねん - 1500年ねん11月5日にち）は、フォワ伯はくガストン4世せいとナバラ女王じょおうレオノールの末すえ息子むすこ。ビアナ公こうガストン・ド・フォワの弟おとうと。ナルボンヌ子爵ししゃく。

ジャン・ド・フォワ Jean de Foix
ナルボンヌ子爵ししゃく
在位ざいい	1472年ねん - 1500年ねん
出生しゅっしょう	1450年ねん
死去しきょ	1500年ねん11月5日にち フランス王国おうこく　エタンプ
配偶はいぐう者しゃ	マリー・ドルレアン
子女しじょ	ジェルメーヌ ガストン
家名かめい	フォワ家か
父親ちちおや	フォワ伯はくガストン4世せい
母親ははおや	ナバラ女王じょおうレオノール

生涯しょうがい

オルレアン公こうシャルルの娘むすめでフランス王おうルイ12世せいの姉あねであるマリー・ドルレアンと1476年ねんに結婚けっこんし、1男なん1女じょをもうけた。

• ジェルメーヌ（1488年ねん - 1538年ねん） - アラゴン王おうフェルナンド2世せいの2度目どめの王妃おうひ。
• ガストン（1489年ねん - 1512年ねん） - ヌムール公こう。フランスの将軍しょうぐんとして活躍かつやく。

ジャンの甥おいでナバラ王おうであったフランシスコ（フランソワ）が1483年ねんに死去しきょすると、その妹いもうとカタリナ（カトリーヌ）が後継こうけい者しゃとなった。しかしジャンは、ナバラの相続そうぞく法ほうがサリカ法ほうを採とらないにもかかわらず、自みずからがフォワ家かでフランソワに次つぐ男子だんしであることを理由りゆうに継承けいしょう権けんを主張しゅちょうし、ナバラに内乱ないらんを起おこした。ジャンが1497年ねんに主張しゅちょうを取とり下さげるまでこの内乱ないらんは続つづき、その3年ねん後ごにジャンは死去しきょした。

のち、1505年ねんにジャンの娘むすめジェルメーヌと再婚さいこんしたアラゴン王おうフェルナンド2世せいは、この結婚けっこんによる権利けんりを主張しゅちょうしてナバラを征服せいふくし、女王じょおうカタリナはフランスの所領しょりょうへ逃のがれた。