ダグラス C-1

ダグラス C-1（Douglas C-1）は1925年ねんにアメリカ陸軍りくぐん航空こうくう隊たい向むけにダグラス・エアクラフトが製作せいさくした輸送ゆそう機きである。最初さいしょに輸送ゆそう機きにC記号きごうがつけられた航空機こうくうきで、ダグラス DWCなどの1920年代ねんだいのダグラスの航空機こうくうきの設計せっけいの流ながれにある航空機こうくうきである。6人にんの乗客じょうきゃくまたは2,500ポンドの荷物にもつが搭載とうさいできた。胴体どうたい下部かぶにドアがあり、航空こうくうエンジンなどの大おおきな荷物にもつを直接ちょくせつ荷物にもつ室しつに収納しゅうのうできた。乗客じょうきゃくや軽かるい荷物にもつ用ようの補助ほじょドアは胴体どうたい右側みぎがわ中央ちゅうおうにあった。

エンジンはリバティ L-12で、2人ふたりの乗員じょういんは開放かいほう式しきのコックピットで操縦そうじゅうした。何なん機きかのC-1はエンジンのテスト・ベッドなどの試験しけん用ように用もちいられた。救急きゅうきゅう用よう機きや初期しょきの空中くうちゅう給油きゅうゆ実験じっけんの給油きゅうゆ機きに改造かいぞうされた。

1929年ねんのフォッカーC-2、「クエスチョンマーク号ごう」の長距離ちょうきょり記録きろく飛行ひこうの給油きゅうゆ機きとして2機きのC-1が使用しようされた。

1926年ねんから1927年ねんの間あいだに通常つうじょうのC-1より若干じゃっかん大おおきなサイズのC-1Cが17機き製作せいさくされた。