(Translated by https://www.hiragana.jp/)
バックドラフト - Wikipedia

バックドラフトえい: backdraft)とは、火災かさい現場げんばきる爆発ばくはつ現象げんしょうである。

概要がいよう 編集へんしゅう

室内しつないなど密閉みっぺいされた空間くうかん火災かさいしょう不完全ふかんぜん燃焼ねんしょうによっていきおいがおとろえ、可燃かねんせい一酸化いっさんか炭素たんそガスがまった状態じょうたいときまどドアひらくなどの行動こうどうをすると、ねっされた一酸化いっさんか炭素たんそ急速きゅうそく酸素さんそまれてむすびつき、二酸化炭素にさんかたんそへの化学かがく反応はんのう急激きゅうげきすす爆発ばくはつこす。たちまちうみとなる「フラッシュオーバー」とはちが現象げんしょうである。1982ねん2がつ8にちホテルニュージャパン火災かさいにおいても発生はっせいした。従業じゅうぎょういん消火しょうかにて初期しょき消火しょうかこころみたが、そのとき客室きゃくしつのドアを開放かいほうしていたことが原因げんいんである。

日本にっぽんでは、普段ふだんほとんど換気かんきおこなわれない土蔵どぞう火災かさい発生はっせいした場合ばあいなどに、この現象げんしょうしょうじることがられた。母屋もや炎上えんじょうすると隣接りんせつするくら内部ないぶ非常ひじょう高温こうおんとなるが、きゅうされないためにぞう内部ないぶでは出火しゅっかせず不完全ふかんぜん燃焼ねんしょうとなる。そして、火災かさい直後ちょくご高温こうおんたもたれている状態じょうたいで、上述じょうじゅつとお可燃かねんせい一酸化いっさんか炭素たんそガスがまっているくらけると酸素さんそまれ、くらなかもの一気いっきがる。そのため、母屋もや火災かさいきた場合ばあいには、隣接りんせつするくら焼失しょうしつまぬかれた場合ばあいでも内部ないぶ温度おんど十分じゅうぶんがるまでけてはならないとされた。

関連かんれん項目こうもく 編集へんしゅう

外部がいぶリンク 編集へんしゅう