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メモリーカードリーダライタ - Wikipedia

メモリーカードリーダライタ (memory card reader / writer) は、小型こがた電子でんし媒体ばいたい記録きろくメディア)であるメモリーカードへのデータのしおよびみをおこな補助ほじょ記憶きおく装置そうちである。USB接続せつぞくのUSBカードリーダーライタるいはパソコンではUSBメモリと同様どうよう使つかうことができるが、初期しょき製品せいひんではマスストレージクラスに対応たいおうしていない製品せいひんもあった。マスストレージクラスであってもこまかな仕様しようちがいによりUSBメモリ対応たいおうのオーディオ機器ききなどでは使つかえない場合ばあいもある。

パソコンのフロントベイに装備そうびされたメモリーカードリーダーライタ

概要がいよう

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メモリーカードリーダライタ
 
フロッピーディスクドライブにメモリーカードリーダライタが併設へいせつされたもの

本来ほんらい、メモリーカードからのしをおこな装置そうちメモリーカードリーダみをおこなうのがメモリーカードライタである。 その両方りょうほう機能きのうゆうするものがメモリーカードリーダライタであるが、これをたんにメモリーカードリーダとぶことがおおい。

あるメモリーカード専用せんようコンパクトフラッシュ専用せんようスマートメディア専用せんようなど)のものと、複数ふくすうのメモリーカードに対応たいおうしたものがあるが、現在げんざいでは数種類すうしゅるいのメモリーカードにアクセスできるタイプがおおくて人気にんきがあり、複数ふくすうのメモリーカードスロットをもうけている。

初期しょきのタイプではminiSDメモリーカードメモリースティック(PRO)Duo場合ばあい、アダプタをけ、それぞれSDメモリーカードメモリースティックとして認識にんしきさせる必要ひつようがあった(アダプタをどうこりして販売はんばいしているのがおおかったが、そのちいささゆえ紛失ふんしつ破損はそんしやすい欠点けってんがあった)。

最近さいきんではアダプタをけなくても直接ちょくせつすことができるタイプが主流しゅりゅうとなっている。

メモリーカードリーダメーカーは、メモリーカード規格きかく新規しんき確立かくりつもしくは派生はせいするたびに、それらに対応たいおうすべくさい設計せっけいかえしている。そのためSDカードのれいとしてはたんにSDHCなどの規格きかく対応たいおう確認かくにんするだけでなく対応たいおうしている容量ようりょう確認かくにんするほうがのぞましい。

装置そうちにはメモリーカードへのアクセスちゅうであるということをしめすランプ (LED) が装備そうびされている。 アクセスちゅうのメモリーカードを行為こういは、記録きろくされたデータが破損はそんする原因げんいんとなる。

形態けいたい

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PCカードドライブ(上部じょうぶ)がいたそとけUSBMOドライブ
 
スマートメディアよう3.5インチフロッピーディスクアダプタ

メモリーカードリーダライタには、以下いかのような形態けいたいがある。 かくメーカーよりおおくの種類しゅるい製品せいひん販売はんばいされているので、おのおの使用しよう環境かんきょうなどにおうじて選択せんたくされたい。

そとがた
初期しょき製品せいひんではパラレルポートSCSI接続せつぞくのものが存在そんざいした。
USB普及ふきゅうして以降いこうは、接続せつぞくにはもっぱらUSBが使つかわれるようになった。アクセス速度そくど高速こうそくしたメモリーカードを利用りようする場合ばあいは、高速こうそくなUSB 2.0に対応たいおうしたものを利用りようすることがのぞましい。
メモリーカードへのアクセスにようする電力でんりょく少量しょうりょうでよく、USBからの供給きょうきゅうりることがおおいため、とくACアダプタ利用りようすることはない。
Windows XPのようにマスストレージクラスに対応たいおうしたOSであればデバイスドライバインストールせずにすぐ使つかえるので汎用はんようせいたかいが、Windows 98などのふるいOSでは別途べっとドライバをインストールする必要ひつようがある。ドライバはCD-ROM付属ふぞくすることもあれば、製造元せいぞうもとウェブサイトよりダウンロードする必要ひつようがあることもある。
最近さいきんではダウンロードして入手にゅうしゅするのがおおいが、Windows 98需要じゅよう低迷ていめいからドライバが提供ていきょうされないケースがおおくなっているため、事実じじつじょうサポートの対象たいしょうがいとなりつつある。
内蔵ないぞうがた
機器きき内蔵ないぞうされているもの。日本にっぽん大手おおてメーカーせいパソコンでは標準ひょうじゅん装備そうびとなる傾向けいこうつよい。また設置せっちスペースの制約せいやくじょう挿入そうにゅうこうは1くちで、形状けいじょうなどによりメモリーカードの種類しゅるい判別はんべつすることがおお[1]
内蔵ないぞうではUSB・SCSIのほかIDE (ATA)やSATA接続せつぞく製品せいひん存在そんざいするが、IDE接続せつぞく場合ばあいはHDD (SSD)の代替だいたい目的もくてきとしたものもおおく、動作どうさちゅうにメディアを交換こうかんできないか、できたとしてもリムーバブルHDDと同様どうよう特殊とくしゅ手段しゅだん必要ひつようとなる。
ゲームでもセーブのために装備そうびされることがある。
PCカードがた
PCカードスロットに挿入そうにゅうして利用りようするもの。おおくはPCカード Type II 規格きかく。アクセスランプを装備そうびしていないものがある。
アダプタがた
外部がいぶ補助ほじょ記憶きおく装置そうちによってアクセスするために利用りようするもの。アダプタを装着そうちゃくすることで、のメモリーカードとしても利用りようできる。
フロッピーディスクかたちのアダプタ(スマートメディアにおけるフラッシュパスとう)もあり、メモリーカードを挿入そうにゅうしてフロッピーディスクとして利用りようできる。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ ただし小型こがたばん規格きかくのものについては、アダプターが必要ひつようとなる場合ばあいおおい。

関連かんれん項目こうもく

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