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MC (ヒップホップ) - Wikipedia

MC (ヒップホップ)

ヒップホップ・ミュージックにおけるラッパー
ラッパーから転送てんそう

MC(エムシー)は、ヒップホップ・ミュージックなどのポピュラー音楽おんがくにおいて、ラップをするひとのことである。ラッパーとほぼ同義語どうぎごであるが、後述こうじゅつのように区別くべつする場合ばあいもある。

概要がいよう

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ヒップホップの黎明れいめいにおいて、原型げんけいとなったジャマイカサウンド・クルーのように、MCの役割やくわりはラップのレコーディング・アーティストではなく、パーティーの進行しんこうやくなどだったため、司会しかいしゃ意味いみするMC(master of ceremoniesのりゃく)というてられた[1][2]

のちにラップを職業しょくぎょうとするMCがえ、MCという言葉ことばに"microphone controller"(Run-D.M.C.)や"move the crowd"(ラキム)など独自どくじ意味いみされていった(一種いっしゅバクロニム)。現在げんざいではたんなる司会しかいしゃとくけて、Run-D.M.C.がもちいた「microphone controller」の略語りゃくごであると一般いっぱん解釈かいしゃくされている。

おなじような意味いみつ「ラッパー(rapper)」という言葉ことばは、シュガーヒル・ギャングの「ラッパーズ・デライト(Rapper's Delight)」のヒットによりメディアひろめられたもので、オールドスクール・ヒップホップ世代せだいの「ラップするもの」や日本にっぽんのMCは「ラッパー」の呼称こしょうきらものもいた。ヒップホップ発祥はっしょうのアメリカでは、ニュー・スクール世代せだいには「ラッパー」という呼称こしょう普通ふつう使つかわれ、日本にっぽんでも自分じぶんのことを「ラッパー」とう「ラップするもの」はおおい。

MC同士どうしフリースタイル相手あいてディスい、おたがいの技能ぎのうきそことMCバトルう。

ラップロックなど、ヒップホップ以外いがいのラップをれた分野ぶんやでも使つかわれる言葉ことばである。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ Kopano, Baruti N. (2002-12-22). “Rap Music as an Extension of the Black Rhetorical Tradition: "Keepin' It Real"”. The Western Journal of Black Studies 26 (4): 204. ISSN 0197-4327. https://www.questia.com/library/journal/1G1-101173271/rap-music-as-an-extension-of-the-black-rhetorical. 
  2. ^ Definition of master of ceremonies | Dictionary.com” (英語えいご). www.dictionary.com. 2020ねん11月17にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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