ラ・ゴメラ島とう

ラ・ゴメラ島とう（ラ・ゴメラとう、La Gomera）はスペイン、カナリア諸島かなりあしょとうの島しまである。ゴメラとは、アラビア語ごで「小ちいさな松明たいまつ」を意味いみする。島しまの人口じんこうは21,952人にん（2006年ねん）。円形えんけいの火山かざん性せいの島しまであり、最高さいこう地点ちてんは1,484mのガラホナイ峰ほうである。

ラ・ゴメラ島とう
中心ちゅうしんの町まちサン・セバスティアン・デ・ラ・ゴメラ
所在地しょざいち	スペイン
所在しょざい海域かいいき	大西おおにし洋ひろし
座標ざひょう	北緯ほくい28度ど06分ふん 西経せいけい17度ど08分ふん
面積めんせき	369.76 km²
最高さいこう標高ひょうこう	1,484 m
ラ・ゴメラ島とうの位置いち
OpenStreetMap
プロジェクト 地形ちけい

衛星えいせい写真しゃしん

島しまの中央ちゅうおう部ぶには風化ふうか作用さようで形成けいせいされた高原こうげんがあり、海うみからの湿気しっけが一帯いったいに止とまり、高たかい場所ばしょに雲海うんかいを生うみ出だす。そのため、島しまの気候きこうは湿潤しつじゅん性せいで、ゲッケイジュのLaurus novocanariensisが生はえる照葉樹しょうようじゅ林りんが広ひろがり、フランケニア科かのFrankenia ericifolia、セリ科かのAstydamia latifolia、イソマツ科かのLimonium pectinatum、キク科かのReichardia ligulata、ハマビシ科かのTetraena fontanesiiなども生はえている。動物どうぶつはミサゴ、チョウゲンボウ、バーバリーハヤブサ、ヒメミズナギドリ、Gallotia bravoanaなどが生息せいそくしている。島しまにはユネスコが認定にんていした世界せかい遺産いさんのガラホナイ国立こくりつ公園こうえんがあり、2012年ねんにはラ・ゴメラ島とう全体ぜんたいがユネスコの生物せいぶつ圏けん保護ほご区くに指定していされた。

ローマ時代じだいから島しまの存在そんざいは知しられており、先住民せんじゅうみん族ぞくのグアンチェ族ぞくが住すんでいた。16世紀せいきからスペイン人じんが入植にゅうしょくし、グアンチェ族ぞくは絶滅ぜつめつした。1492年ねん、大西洋たいせいようを横断おうだんする際さいにクリストファー・コロンブスがラ・ゴメラ島とうを最後さいごの寄港きこう地ちにした。

山やま火事かじ

2012年ねん8月がつ11日にちに山やま火事かじが発生はっせい、住民じゅうみん約やく600人にんが避難ひなんする事態じたいとなった。2,600ha以上いじょうの森林しんりんが消失しょうしつし、ガラホナイ国立こくりつ公園こうえんの一部いちぶにも被害ひがいが及およんだ。

関連かんれん項目こうもく

• シルボ - この島しまで使つかわれている口笛くちぶえ言語げんご

外部がいぶリンク

• Cabildo de La Gomera