世界せかいの支配しはい者しゃ

世界せかいの支配しはい者しゃ
著者ちょしゃ	ジュール・ヴェルヌ
イラスト	ジョルジュ・ルー
発行はっこう日び	1904年ねん
発行はっこう元もと	J.Hetzel & Cie.
ジャンル	冒険ぼうけん小説しょうせつ
国くに	フランス
言語げんご	フランス語ふらんすご
形態けいたい	文学ぶんがく作品さくひん
ページ数すう	317
前作ぜんさく	征服せいふく者しゃロビュール
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『世界せかいの支配しはい者しゃ』（せかいのしはいしゃ、原題げんだい仏ふつ: Maître du monde ）は、1904年ねんに刊行かんこうされたジュール・ヴェルヌの冒険ぼうけん小説しょうせつ。『征服せいふく者しゃロビュール』（1886年ねん）の続編ぞくへんである。

病やまいを患わずらっていたヴェルヌの晩年ばんねんの作品さくひんの一ひとつで、この作品さくひんの発表はっぴょう後ごまもなくヴェルヌは亡なくなった。当時とうじ、ライト兄弟きょうだいが有人ゆうじん動力どうりょく飛行ひこうに成功せいこうして発展はってんしつつあった飛行機ひこうきを使用しようした物語ものがたりが描えがかれる。

概要がいよう

1903年ねん夏なつ、不可解ふかかいな現象げんしょうがアメリカの東部とうぶで続発ぞくはつし、ワシントン警察けいさつのジョン・ストロック警部けいぶが北きたカリフォルニアのブルーリッジ山やまへ調査ちょうさに乗のり出だした。彼かれはそこでその原因げんいんが、卓越たくえつした技術ぎじゅつを有ゆうするロビュールによるものだったことを暴あばく。ロビュールの開発かいはつしたエプヴァント号ごう^[1]は、地上ちじょうを時速じそく150マイルで走行そうこう出来でき、翼つばさを開ひらいて時速じそく200マイルで飛行ひこうすることが出来でき、潜水せんすい艦かんや高速艇こうそくていとしても変形へんけい出来できる、全長ぜんちょう10mの乗のり物ものだった。