乾季かんき

乾季かんき（かんき）は、年間ねんかんの気候きこうが大おおきく変動へんどうしない熱帯ねったいや亜熱帯あねったい地域ちいきにおいて、1年ねんの内うち降水こうすい量りょうの少すくない時期じき（概おおむね1か月げつ以上いじょう）のことである。乾期かんき、乾燥かんそう季き（かんそうき）とも呼よばれる。逆ぎゃくに降水こうすい量りょうの多おおい時期じきを雨季うきという。乾季かんきには、季節風きせつふうも関係かんけいする。

タイ・バンコクの雨あめ温ゆたか図ず。冬ふゆが乾季かんき。

熱帯ねったいモンスーン気候きこうやサバナ気候きこうなどに見みられる。アフリカなどではこの時期じきに主おもに草食そうしょくの動物どうぶつがえさと水みずを求もとめて大だい移動いどうをする。

発生はっせい原因げんいん

中ちゅう緯度いど高だか圧あつ帯たいの南北なんぼく移動いどう

北半球きたはんきゅうにおいては、冬季とうきに中ちゅう緯度いど高だか圧あつ帯たいが南下なんかし熱帯ねったい地域ちいきの北きた縁えんを覆おおい乾季かんきになる（サバナ気候きこう）、逆ぎゃくに夏季かきには中ちゅう緯度いど高だか圧あつ帯たいは北上ほくじょうし、温帯おんたいで夏季かき小雨こさめの地中海ちちゅうかい性せい気候きこうを形成けいせいするが、こちらは、気温きおんの変動へんどうも大おおきいため、乾季かんきとは認識にんしきしない。南半球みなみはんきゅうでは、南北なんぼくを逆転ぎゃくてんして認識にんしきする。

季節風きせつふう（モンスーン）の風向ふうこう移動いどう

熱帯ねったいモンスーン気候きこうにおいては、冬季とうき、高緯度こういどの陸りく部ぶが冷ひやされ、季節風きせつふうが陸風りくかぜになると、乾燥かんそうした空気くうきが運はこばれ乾季かんきとなる。

地域ちいきごとの乾季かんき

インドネシア

およそ 4月がつ - 10月

東ひがしアフリカ

およそ 12月 - 3月（大だい乾季かんき、最もっとも暑あつい）

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• 気候きこう