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事実 - Wikipedia

事実じじつ(じじつ、ラテン語らてんご: factumフランス語ふらんすご: faitえい: fact)とは、

概説がいせつ

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もともとは、かみがしたこと、という意味いみである。まずラテン語らてんごのfacere(あるいはfacio)「する」「おこなう」という意味いみ動詞どうし があり[2]、その過去かこ分詞ぶんしかたちfactumが「(かみによって)おこなわれた」と形容詞けいようしてきもちいられ、それが名詞めいしし「(かみによって)おこなわれたこと」を意味いみするようになったものである。フランス語ふらんすごのfaitも同様どうようで、faire(する、おこなう)という動詞どうしがあり、その過去かこ分詞ぶんしがたのfaitが名詞めいししたものである。英語えいごのfactも15世紀せいきラテン語らてんごのfactumを語源ごげんとして使つかわれるようになったものである[2]。「実在じつざいてきなもの」とされるのであるため、幻想げんそう虚構きょこう可能かのうせいなどと対立たいりつする[1][注釈ちゅうしゃく 1]

既成きせい事実じじつ
すでにこってしまってだれもがみとめないといけない事実じじつ英語えいごではフランス語ふらんすご借用しゃくようとして Fait accompli という。

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ ちなみに古代こだいギリシアのアリストテレスもちいた概念がいねんでは「デュナミス可能かのうたい)」たいエンテレケイアげん実態じったい)」という対比たいひがある

出典しゅってん

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  1. ^ a b c 広辞苑こうじえん だいろくはん事実じじつ
  2. ^ a b Oxford English Dictionary

関連かんれんしょ

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  • 本多ほんだ勝一かついち事実じじつとはなにか』来社らいしゃ1971。
  • みのでん速夫はやお裁判さいばん事実じじつ認定にんてい事実じじつとはなにか』近代きんだい文芸ぶんげいしゃ 1996

関連かんれん項目こうもく

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