河川かせん港みなと(かせんこう、英語えいご: river port)または河港かこう(かこう)とは、河岸かわぎしに設置せっちされた港みなとのこと。湊みなと(みなと)とも表記ひょうきされる。海うみに面めんした港みなとである「海港かいこう」と対比たいひされる概念がいねんである。
大だい河川かせんを有ゆうする大陸たいりく部ぶにおいて河川かせん港みなとは比較的ひかくてきよく見みられ、場合ばあいによっては河口かこうや運河うんがを経へて外そと航こう船舶せんぱくも入港にゅうこうしている。ライン川がわにおけるロッテルダム港こうや、エルベ川がわにおけるハンブルク港こう、アマゾン川あまぞんがわにおけるマナウス港みなと、グアダルキビール川がわにおけるセビリア港みなとなどが特とくに知しられている。
日本にっぽんにおいても内陸ないりく水運すいうんが活発かっぱつであった20世紀せいき前半ぜんはんまでは多おおく利用りようされ、伏見ふしみ港こうのように都市とし計画けいかくの一環いっかんとして船着場ふなつきばが整備せいびされた事例じれいもあった。しかし、急流きゅうりゅう、小しょう河川かせんが多おおいこともあり、物流ぶつりゅうの変化へんかに伴ともない20世紀せいき後半こうはん以降いこうは内陸ないりく水運すいうんが衰退すいたいした。日本にっぽんの港町みなとちょう#河畔かはん・湖沼こしょう畔ほとりなども参照さんしょう。