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割合 - Wikipedia

割合わりあい(わりあい)とは、基準きじゅんたいするあるりょうあらわである。分数ぶんすう小数しょうすう百分率ひゃくぶんりつわりふくむ)などをもちいてあらわす。小数しょうすうあらわしたものをとく歩合ぶあい(ぶあい)とぶ。数学すうがくてきには比率ひりつ(ひりつ)と同義どうぎ割合わりあいというものの、いつからかわりだけではなく比率ひりつふくめるようになっている。

もとかた

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比較ひかく基準きじゅんりょうa割合わりあいもとめる対象たいしょうりょうb とする(ただし a ≠0)。このとき、基準きじゅんたいする対象たいしょう割合わりあいb / a である。対象たいしょうがあるもの全体ぜんたいなか一部いちぶである場合ばあい、その割合わりあいは 0 よりおおきく 1 以下いかとなる。また、対象たいしょう基準きじゅんりょうよりもおおきい場合ばあい、その割合わりあいは 1 よりもおおきくなる。それが 1 よりもかなりおおきい場合ばあいは「~ばい」と表現ひょうげんすることもおおい。

わり(わり)は割合わりあいしめ数値すうちのちにつける次元じげん単位たんいで、0.1 = 1/10(10ぶんの1)にひとしい。かん数字すうじ小数しょうすうでは「ぶん(ぶ)」に、SI接頭せっとうでは d(デシ)に相当そうとうし、パーセント表示ひょうじでは 10% に相当そうとうする。なお、ぶんは、わりとも使つかわれるために 1/100 と誤解ごかいされることがあるが、そうではなく、1/10 をあらわ単位たんいである(詳細しょうさいは、ぶん (かず)#ひゃくぶんいち意味いみするとの誤解ごかい参照さんしょうのこと)。

百分率ひゃくぶんりつせんふんりつ

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百分率ひゃくぶんりつあらわ場合ばあいは、もとめられた数値すうちを 1/100 でる、つまり 100 ばいすることでられた数値すうちのち記号きごうとして % (パーセント)をつける。せんふんりつあらわ場合ばあい数値すうちを 1/1000 でる、つまり 1000 ばいすることでられた数値すうちのち‰ (パーミル)をつける。

全体ぜんたいたいする割合わりあいしき

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全体ぜんたい Xたいする個体こたい xk のそれぞれの割合わりあい pk は、以下いかしきあらわされる:

 

pk以下いか性質せいしつたす:

 
 

ある全体ぜんたいなかにいくつかの要素ようそがあり、それぞれの要素ようそ比率ひりつ視覚しかくてき表示ひょうじする場合ばあいえんグラフおびグラフもちいる。

りつぶん

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歴史れきし用語ようごとしては、りつぶん(りつぶん)という表現ひょうげん使つかわれることがあるが、意味いみとしては割合わりあいとほぼおな意味いみである。平安へいあん時代じだい地方ちほうから平安京へいあんきょう大蔵省おおくらしょうおくられたせいぜいの10ぶんの2をりつぶんしょ(りつぶんしょ)におさめたことを「正蔵しょうぞうりつぶん(しょうぞうりつぶん)」とび、952ねんてんれき6ねん)に導入どうにゅうされた。室町むろまち幕府ばくふには通行つうこうする商人しょうにんなどから輸送ゆそうしている商品しょうひん所定しょていりつぶん通行つうこうりょうとして徴収ちょうしゅうした関所せきしょを「りつぶんせき(りつぶんぜき)」などとんだ。

関連かんれん項目こうもく

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