劇団 木馬 座
概要
1946
沿革
- 1946
年 藤城 清治 が中心 となり「人形 劇場 ジュヌ・パントル」が結成 される。 - 1952
年 子供 たちが親 しめる名前 として、劇団 名 が「木馬 座 」と改称 される。 - 1961
年 「木馬 座 ファミリー劇場 」を展開 。ぬいぐるみ(着 ぐるみ)人形 劇 が創案 ・開発 される。 - 1966
年 株式会社 として法人 化 (法人 化 以前 を含 めて第 1次 木馬 座 、代表 者 は北 牧子 )される。日本テレビ放送網 系列 で「木馬 座 アワー」(1966年 ~1970年 )を自主 提供 によって放映 。藤城 清治 の創作 によるケロヨンが番組 キャラクターとして誕生 し、一世 を風靡 する。 - 1967
年 「木馬 座 と遊 ぼう」(1969年 9月 まで)が日本テレビ放送網 系列 で放映 される。映画 「ケロヨンのぼうけん」を自主 製作 。「ケロヨンの大 自動車 レース」や「海 に落 ちたピアノ」等 の映画 作品 も後 に製作 される。 - 1971
年 武道館 公演 での大量 の二 重 発券 が大 きな問題 となる。信用 失墜 による経営 不振 から、新 たな営業 会社 「株式会社 劇団 木馬 座 」(第 2次 木馬 座 )を長嶋 武彦 と新設 。藤城 清治 が設立 時 の代表 者 となり、それまでの社員 たちも新 社 へと移 る。 - 1971
年 12月約 1億 7,000万 円 (※当時 )の負債 を抱 え倒産 。[1] - 1972
年 経営 方針 の衝突 により藤城 清治 が木馬 座 を離 れる。代表 に長嶋 武彦 (元 .現代 芸術 社 代表 )と安田 光雄 (元 .現代 芸術 社 経理 担当 )が就任 し、営業 会社 の経営 にあたる。社員 ・出演 者 ・スタッフの大半 は木馬 座 に残留 したため、藤城 清治 は「ジュヌ・パントル(創立 時 の名称 )」として新 たに活動 を開始 する。[1] - 1983
年 東宝 ビデオ(株式会社 東宝 ビデオ事業 部 )から「木馬 座 ぬいぐるみ人形 劇 シリーズ」の映像 ソフトを販売 。作品 はピノキオ、シンデレラ、にんぎょ姫 等 、全 14作品 12タイトル。※このビデオソフト化 が日本 初 の「ぬいぐるみ人形 劇 」のソフト化 である。 - 1986
年 経営 不振 から新 たな営業 会社 「株式会社 木馬 座 」(第 3次 木馬 座 )を新設 。商標 権 や制作 著作 を含 む営業 権 が移転 され、レストラン事業 等 へも進出 。経営 の多角 化 が図 られる。 - 1987
年 経営 陣 が刷新 され、長嶋 武彦 は木馬 座 を離 れる。世代 交代 が進 み、木馬 座 の観客 であった第 二 世代 へと経営 が継承 される。 - 1988
年 劇団 への専業 化 が改 めて図 られ、公演 に特 化 した新 たな営業 会社 (第 4次 木馬 座 )が新設 される。 - 1992
年 商標 法 改正 に伴 って新設 されたサービスマークを出願 (審査 を経 て取得 )する。それ以前 よりの既得 商標 (分類 は印刷物 /文言 と馬 の図形 )も含 め、営業 権 や著作 権 (肖像 権 ・版権 )等 の無形 財産 に関 する知 財 管理 が促進 される。 - 1995
年 阪神 大震災 での被災 者 を支援 するため、被害 の大 きかった神戸 市 の長田 区 と須磨 区 において野外 でのボランティア公演 を実施 。 - 2003
年 法 の制定 に伴 い「非 営利 活動 (NPO)法人 木馬 座 」が創設 される。創立 50周年 を契機 として、人材 教育 事業 や制作 請負 事業 以外 の劇団 部門 (公演 事業 )が非 営利 活動 へと移行 される。 - 2013
年 知的 財産 権 (営業 権 、商標 権 、著作 権 等 )が「木馬 座 株式会社 」(第 4次 木馬 座 )に改 めて集約 (それ以前 の法人 は経営 継承 の過程 で全 て消滅 )される。なお、劇団 活動 は2003年 より非 営利 活動 化 され、NPO法人 木馬 座 が継承 。
過去 のテレビ放送 番組
- 「
木馬 座 アワー」1966年 11月21日 ~1970年 3月 28日 、日本テレビ放送網 系列 、月 ~土 11:00~11:20 (再 放送 :同日 17:30~17:50)
- 「
木馬 座 と遊 ぼう」1967年 10月 5日 ~1969年 9月 日本テレビ放送網 系列 、木曜 19:30~20:00(1967年 10月 ~1968年 3月 )→土曜 18:00~18:30(1968年 4月 ~1969年 9月 )
- 「カエルの
冒険 」1967年 10月 ~1968年 4月 日本テレビ放送網 系列 、木曜 11:00~11:20、17:30~17:45
- 「
木馬 座 タイム ベーパック」1970年 7月 13日 ~1972年 3月 31日 、東京 12チャンネル(現 ・テレビ東京 )、月 ~金 17:15~17:30など。 - 「ケロヨンと
遊 ぼう」1971年 4月 ~9月 、TBS系列 、月 ~金 17:35~17:45 - 「ケロヨンと
三 人組 」1971年 10月 ~12月 31日 、日本テレビ放送網 系列 、月 ~土 8:05~8:20
- ※いずれの
番組 もカラー16 ミリフィルム製作 。
主 な作品 (演目 )
[
- ヘンゼルとグレーテル(
人形 音楽 劇 /ギニョール) 雪 の女王 ( 〃 )
[
- せむしの
子 馬 (影絵 音楽 劇 ) 泣 いた赤 鬼 ( 〃 )牛 若 丸 ( 〃 )- ふたごの
星 ( 〃 ) 人魚 姫 ( 〃 )銀河 鉄道 の夜 ( 〃 )赤 ずきん- ピノキオ
- ヘンゼルとグレーテル
眠 りの森 のお姫 さま五月 三 十 五 日 白雪姫 - ゆかいな
泥棒 たち - オズの
魔法 つかい 木馬 の冒険 - せむしの
子 馬 - ふしぎの
国 のアリス - ピーターパン
- シンドバットの
冒険 - シンデレラ
- アラジンとまほうのランプ
- くるみ
割 り人形 青 い鳥 長靴 をはいた猫 孫 悟空 水 の子 トム- おやゆび
姫 宝島 - ケロヨンのぼうけん
長靴 をはいた猫 ブーヨン- ケロヨンの
大 自動車 レース - ケロヨン
万国博 へ行 く 真夏 の夜 の夢 - リンカーン
[
白鳥 の王子 - ライオンのめがね
- ねむり
姫 - シンデレラ
- ピノキオ
- ヘンゼルとグレーテル
- にんぎょひめ
- ピーターパン
- アルプスの
少女 ハイジ 白雪姫 と七 人 の小人 - スサノオのぼうけん
白鳥 の湖 - おやゆび
姫 - こぶとりじいさん
- ぶんぶくちゃがま
- マッチ
売 りの少女 - さるかにがっせん
一休 さん- はくちょうとコアラ
[
- ヘンゼルとグレーテル(
野外 劇 ) - はくちょうの
湖 - シンデレラ
[
白雪姫 と七 人 のこびと- ヘンゼルとグレーテル
- マッチ
売 りの少女 - はくちょうの
湖 - シンデレラ
愉快 な音楽 隊 ブレーメンズ- こぶとりじいさん
三 匹 のこぶた- ブレーメンのおんがくたい
ビデオソフト
「
白雪姫 と7人 のこびと TA-0090-V、β - シンデレラ TA-0091-V、
β - ピーターパン TA-0092-V、
β - ピノキオ TA-0093-V、
β - アルプスの
少女 ハイジ TA-0094-V、β - こぶとりじいさん TA-0095-V、
β - ねむりひめ TA-0096-V、
β - おやゆび
姫 、さるかにかっせんTA-0097-V、β (30分 ×2本立 て) - にんぎょひめ TA-1201-V
- マッチ
売 りの少女 、一休 さん TA-1202-V (30分 ×2本立 て) 白鳥 の湖 TA-1203-V- ぶんぶくちゃがま TA-1204-V
※TA-0090からTA-0097まではVHS
「ケロヨンビデオシリーズ」(
- ※
日本 ビデオ映像 (JVD)による初 ビデオ化 がされ、続 いてLDもリリースされ、後年 DVD化 された作品 。
- ケロヨンのぼうけん
- ※
発売 /日本 ビデオ映像 :VHS(14,800円 )、アルファレコード:全長 版 LD(9,800円 )→後 にカット版 がDVD化 された(発売 :コロムビアエンタテイメント)
- ケロヨンの
大 自動車 レース
- ※
発売 /日本 ビデオ映像 :VHS(14,800円 )、アルファレコード:全長 版 LD(9,800円 )→後 にカット版 がDVD化 された(発売 :コロムビアエンタテイメント) - ※
全長 版 はVHSとLDでしか見 る事 が出来 ない。DVDは作品 内 で使用 されている楽曲 の権利 処理 が出来 なかった為 、当該 曲目 の部分 がカットされ短縮 版 になっている。
※
付随 情報
- サッカー
解説 者 の松木 安太郎 は、1962年 ~1965年 の間 (およそ幼稚園 時代 から小学校 2年生 ・3年生 の頃 )藤城 清治 主宰 の人形 劇団 「木馬 座 」で、ケロヨンの相棒 「もぐらのモグちゃん」の着 ぐるみに入 って舞台 に出演 をしていた。これらのエピソードは、松木 が自身 の過去 を振 り返 るテレビ番組 で当時 のOBを訪 ねた際 に語 られ、テレビ放送 された。