(Translated by https://www.hiragana.jp/)
向拝 - Wikipedia

こうはい

仏堂ぶつどう社殿しゃでん屋根やね中央ちゅうおう前方ぜんぽうした部分ぶぶん

こうはい(こうはい、ごはい)とは、日本にっぽん寺院じいん建築けんちく神社じんじゃ建築けんちくにおいて、仏堂ぶつどう社殿しゃでん屋根やね中央ちゅうおう前方ぜんぽうした部分ぶぶんのこと。仏堂ぶつどう社殿しゃでん入口いりくち階段かいだんじょうもうけられる場合ばあいおおいことから「かいかくれ」(はしかくし)とも。

園城寺おんじょうじしんよしかみどう流造ながれづくりひさしにさらにこうはいしたもので、この形式けいしき近江おうみ地方ちほうおおい。
法隆寺ほうりゅうじ聖霊せいれいいん(しょうりょういん)のこうはい

概要がいよう

編集へんしゅう

こうはいは、仏堂ぶつどう神社じんじゃ本殿ほんでん拝殿はいでんなどの正面しょうめんもうけられることがおおいが、仏堂ぶつどうでは背面はいめんもうける場合ばあいもある。こうはい屋根やねささえるはしらこうはいばしらという。こうはいばしら本屋ほんやはしらあいだは、海老えびにじはり(えびこうりょう)というがりのある水平すいへいざいつなぐことがおおい。

神社じんじゃ建築けんちくのもっともふる様式ようしきとされる神明しんめいづくりなどにはこうはいもうけないのが原則げんそくである。流造ながれづくり社殿しゃでんでは、切妻きりづま屋根やね前方ぜんぽうびてひさしとなるため、こうはいもうけない場合ばあいおおいが、ひさし前方ぜんぽうにさらにこうはいもうける場合ばあいもあり、とく近江おうみ地方ちほうにそのれいおお[1]

脚注きゃくちゅう

編集へんしゅう
  1. ^ 宮沢みやざわさとし中世ちゅうせい神社じんじゃ本殿ほんでん形式けいしき分類ぶんるいとその地域ちいきてき分布ぶんぷ-した-」『日本にっぽん建築けんちく学会がっかい論文ろんぶん報告ほうこくしゅう』152、 日本にっぽん建築けんちく学会がっかい、1968、pp.53-58参照さんしょう[1]