売うれ渡わたり担保たんぽ

売うれ渡わたり担保たんぽ（うりわたしたんぽ）とは、日本にっぽんの民法みんぽう典てんに規定きていのない担保たんぽの一ひとつ。

担保たんぽの目的もくてき物ぶつを債権さいけん者しゃ（目的もくてき物ぶつの買主かいぬし）へ売うり渡わたし、一定いってい期間きかん内ないに代金だいきんを返済へんさいすれば、債務さいむ者しゃ（目的もくてき物ぶつの売主うりぬし）はこれの返還へんかんを受うけられる。売うれ渡わたりの時点じてんで、一度いちど、両者りょうしゃの債権さいけん関係かんけいが消滅しょうめつする点てんが売うれ渡わたり担保たんぽの特徴とくちょうである。法的ほうてきには、元もとの契約けいやくの解除かいじょ（買かい戻もど）または再さい売買ばいばいの一方いっぽうの予約よやくとして構成こうせいされる。経済けいざい的てき効果こうかは譲渡じょうと担保たんぽと同様どうようであり、そちらの方ほうが合理ごうり的てきで、多おおく用もちいられている。