始はじめ建国けんこく

始はじめ建国けんこく（しけんこく）は、新しんの王おう莽の治世ちせいに建たてられた最初さいしょの元号げんごう。9年ねん - 13年ねん。

前年ぜんねんの漢かんの初はつ始はじめ元年がんねん12月がつを正月しょうがつとして始はじめられた。漢字かんじ3文字もじの元号げんごうの初出しょしゅつ。

出来事できごと

• 元年がんねん：漢かんの孺子じゅし嬰を定じょう安やす公おおやけに封ふうじる。周しゅうの井田いだ制せいに倣ならい全国ぜんこくの土地とちを「王おう田た」とし、民間みんかん奴隷どれいを「私わたし属ぞく」と称しょうして共ともに売買ばいばいを禁止きんし。貨幣かへいについて、契ちぎり刀がたな・錯刀・五ご銖銭は漢かんの劉りゅう氏しと関かかわる（劉りゅう＝卯う金きん刀がたな）として廃止はいし、大泉おおいずみ五ご十じゅうと小泉こいずみ直一なおかずのみ発行はっこう。
• 2年ねん：銅貨どうか(6)，金貨きんか(1)，銀貨ぎんか(2)，亀かめ貨(4)，貝かい貨(5)，布ぬの貨(10)の6系統けいとう28種類しゅるいの貨幣かへい制度せいどを施行しこう。
• 3年ねん：匈奴きょうどが北方ほっぽうに侵入しんにゅう。

西暦せいれきとの対照たいしょう表ひょう

始はじめ建国けんこく	元年がんねん	2年ねん	3年ねん	4年ねん	5年ねん
西暦せいれき	9年ねん	10年ねん	11年ねん	12年ねん	13年ねん
干支えと	己おのれ巳み	庚午こうご	辛からし未ひつじ	壬みずのえ申さる	癸みずのと酉とり

前まえの元号げんごう 初はつ始はじめ（前漢ぜんかん）

中国ちゅうごくの元号げんごう 新しん

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