岡本おかもと愛あい祐ゆう

岡本おかもと 愛あい祐ゆう（おかもと あいすけ、1894年ねん（明治めいじ27年ねん）9月8日にち - 1988年ねん（昭和しょうわ63年ねん）8月がつ23日にち）は、日本にっぽんの宮内みやうち官僚かんりょう、政治せいじ家か。帝室ていしつ林野りんや局きょく長官ちょうかん、参議院さんぎいん議員ぎいん（1期き）。

経歴けいれき

京都きょうと府ふで岡本おかもと武たけ左衛門さえもんの七なな男おとことして誕生たんじょうする。京都きょうと府立ふりつ第だい四よん中学校ちゅうがっこう、第だい三さん高等こうとう学校がっこうを経へて、1919年ねん（大正たいしょう8年ねん）6月がつ、高等こうとう試験しけん行政ぎょうせい科か試験しけんに合格ごうかく。1920年ねん（大正たいしょう9年ねん）7月がつ、東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく法学部ほうがくぶ法律ほうりつ学科がっか（英えい法ほう）を卒業そつぎょう。

1920年ねん（大正たいしょう9年ねん）7月がつ、内務省ないむしょうに入省にゅうしょうし埼玉さいたま県けん属ぞくに任官にんかんし内務ないむ部ぶ農務のうむ課かに配属はいぞく。同どう県けん警視けいし・警察けいさつ部ぶ保安ほあん課長かちょうを経へて、1923年ねん（大正たいしょう12年ねん）3月がつ、宮みや内省ないせいに転てんじ東宮とうぐう侍従じじゅう兼けん侍従じじゅう就任しゅうにん、皇太子こうたいし裕仁ひろひと親王しんのう、昭和しょうわ天皇てんのうに奉仕ほうしする。

以後いご、皇后こうごう宮みや事務じむ官かん兼けん侍従じじゅう、宮みや内省ないせい参事官さんじかん、帝室ていしつ林野りんや局きょく監理かんり部長ぶちょう、内匠たくみ頭あたま、兼けん宮みや内省ないせい警衛けいえい局きょく長ちょう、帝室ていしつ林野りんや局きょく長官ちょうかんなどを歴任れきにんし、1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）3月がつ、廃はい官かんにより退官たいかんした。

1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）4月がつ、第だい1回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょに全国ぜんこく区くから出馬しゅつばして当選とうせん。緑風りょくふう会かいに所属しょぞくして、同院どういん地方ちほう行政ぎょうせい委員いいん長ちょう、林野りんや会かい会長かいちょうを歴任れきにんし、参議院さんぎいん議員ぎいんを1期き務つとめた。

1965年ねん（昭和しょうわ40年ねん）春はるの叙勲じょくんで勲くん二に等とう瑞宝章ずいほうしょう受章じゅしょう（勲くん三さん等とうからの昇叙しょうじょ）。

1988年ねん（昭和しょうわ63年ねん）8月がつ23日にち死去しきょ、93歳さい。墓所はかしょは護国寺ごこくじ共有きょうゆう墓地ぼち。

人物じんぶつ

第だい三さん高等こうとう学校がっこう在学ざいがく中ちゅうに軟式なんしきテニス選手せんしゅとなり、同どう種目しゅもくの普及ふきゅうに尽つくした。

親族しんぞく

• 兄あに 岡本おかもと武三たけぞう（外交がいこう官かん）・岡本おかもと季き正ただし（外交がいこう官かん）

栄典えいてん

• 1940年ねん（昭和しょうわ15年ねん）8月がつ15日にち - 紀元きげん二に千せん六ろく百ひゃく年ねん祝典しゅくてん記念きねん章あきら

参考さんこう文献ぶんけん

• 『新しん訂てい 政治せいじ家人かじん名めい事典じてん 明治めいじ～昭和しょうわ』日外にちがいアソシエーツ、2003年ねん。ISBN 9784816918056
• 秦はた郁いく彦編へん『日本にっぽん近きん現代げんだい人物じんぶつ履歴りれき事典じてん』東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱん会かい、2002年ねん。
• 秦はた郁いく彦編『日本にっぽん官僚かんりょう制せい総合そうごう事典じてん：1868 - 2000』東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱん会かい、2001年ねん。
• 衆議院しゅうぎいん・参議院さんぎいん編へん『議会ぎかい制度せいど百ひゃく年ねん史し - 貴族きぞく院いん・参議院さんぎいん議員ぎいん名鑑めいかん』大蔵省おおくらしょう印刷いんさつ局きょく、1990年ねん。

議会ぎかい
先代せんだい 新設しんせつ	参議院さんぎいん地方ちほう行政ぎょうせい委員いいん長ちょう	次代じだい 西郷さいごう吉之助よしのすけ