油煙ゆえん

油煙ゆえん(oil mist)とは、気体きたい中ちゅうに1～10μみゅーm程度ていどの油あぶら滴しずくが浮遊ふゆうしているものを指さす。

発生はっせい要因よういん

油煙ゆえんは、高温こうおんの燃料ねんりょう油ゆ、潤滑油じゅんかつゆ、作動さどう油ゆなどの油あぶらが狭せまい隙間すきまから噴射ふんしゃされる場合ばあいや、漏もれた油あぶらが高温こうおんの面めんに触ふれて気化きかし、低温ていおんの空気くうきに接触せっしょくすることで生しょうじることがある。工場こうじょうなどでは機械きかいを高速こうそく稼働かどうさせる場合ばあいに潤滑じゅんかつや冷却れいきゃくのために使用しようされる油あぶらが微粒子びりゅうし化かして発生はっせいする。また、飲食いんしょく店てんでの厨房ちゅうぼうでも発生はっせいする。

リスク

• 有毒ゆうどくな機械きかい油ゆが皮膚ひふに触ふれたり呼吸こきゅう器きに入はいることによる作業さぎょう員いんの健康けんこう被害ひがいや、油あぶらそのものに発火はっかした場合ばあいの火災かさい、飛散ひさんした油あぶらによる転倒てんとう事故じこがリスクとして指摘してきされる。

脚注きゃくちゅう

関連かんれん項目こうもく

• 粒子りゅうし状じょう物質ぶっしつ
• エアロゾル
• 集塵機しゅうじんき
• 油あぶら塵ちり
• 2010年ねんプエブラの石油せきゆパイプライン爆発ばくはつ