粉こな(こな、英語えいご: powder〈パウダー〉)とは、固体こたい物質ぶっしつが非常ひじょうに細こまかく砕くだけたものである。特とくに穀物こくもつ等ひとしを砕くだき微細びさいな粒状りゅうじょうに加工かこうした食品しょくひんの意味いみでよく用もちいられる。
他ほかにも、砂糖さとう、鰹節かつおぶし、粉末ふんまつスープなどの調味ちょうみ料りょうの粉こな、骨ほね粉こな、さなぎ粉こなど肥料ひりょう、飼料しりょうの粉こな、カーボンブラック、二酸化にさんかチタンなどの顔料がんりょうの粉こな、染料せんりょうの粉こな、医薬品いやくひんの粉こな、金属きんぞくの粉こな、新雪しんせつなど、多おおくの物質ぶっしつが粉こなとなりうる。これらについては粉末ふんまつ(ふんまつ)と呼よばれることが多おおい。
粉こなと、粒つぶ径みちが比較的ひかくてき大おおきい粒つぶとの境さかいは曖昧あいまいであるが、一般いっぱん的てき感覚かんかくで粉こなと感かんじられるのは、およそ直径ちょっけい0.1mm未満みまんのものが多おおい。
穀物こくもつを粉こなにした穀粉こくふんは、食用しょくようの粉こなとして代表だいひょう的てきなものである。通常つうじょう、調理ちょうりして、粉食ふんしょくとして食たべる。
そのほか、調味ちょうみ料りょうの粉こななどがある。