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肺 (五臓) - Wikipedia

はい(はい)は、東洋とうよう医学いがくにおける五臓ごぞうのひとつである。

和漢わかんさんさい図会ずえ』より「はい

はいのカタチ

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はいは、東洋とうよう医学いがくにおいても「呼吸こきゅう」をつかさど臓器ぞうきで、食物しょくもつ消化しょうかしてつくった営気とはい呼吸こきゅうによってれたそうまもる)をわせ、として全身ぜんしん配分はいぶんするとされており、現代げんだい医学いがくはいとほぼおなじものである。しかし、古典こてん記述きじゅつや、和漢わかんさんさい図会ずえ挿絵さしえなどをると、のどからはいつうじるかん気管きかん)は9つのふしがあり、はいはコスモスをせたカタチ、またはさつまいもやダリアのいもしたような格好かっこうで8ようかれ、おもさは3きん3りょう=510もんめやく1.9キログラム)あるとされている。現代げんだい医学いがくにおけるはいは5ようからなっているが、東洋とうよう医学いがくにおけるはいぎょうかねぞくし、かねかずは9、なますうは4なので、気管きかんふしを9、肺葉はいようを4が左右さゆう2ついで8ようとしたものである。

合理ごうりせい科学かがくせいおもんずる現代げんだい社会しゃかいからると、いかにもいい加減かげんなこじつけのようにえるが、東洋とうよう醫學いがく自然しぜん科学かがくとはまったくちがった価値かちかんによってっており、古典こてん遵守じゅんしゅして施術しじゅつ投薬とうやくするとうまくゆくが、うたがってやっているとなかなか技術ぎじゅつ進歩しんぽしないものである。

はいかわつかさどるとされ、はい充実じゅうじつしていると色白いろじろでもちはだ美人びじんになるが、はい問題もんだいがあると顔色かおいろ青白あおじろく、はだがかさかさしてけやすくなるという。また、はい充実じゅうじつしていないと、かなしみやすく心配しんぱいせいになる。はいは「たま」を宿しゅくすが、いかにも「落魄らくはくした」状態じょうたいになる。